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◆モリサワ   自治体と協働して全国初「フォント」による業務改善について検証 年間3,320万円分の労働時間減につながる試算も

 株式会社モリサワ(森澤彰彦社長 本社:大阪市浪速区敷2-6-25Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、三重県いなべ市、茨城県行方市(なめがたし)、埼玉県三芳町(みよしまち)と協働で、2060歳代男女を対象に、ユニバーサルデザイン(UD)フォントの有益性の検証を行った。その結果、一般的に使われているOS標準フォントを使ったときと比べて、モリサワのUDフォントを使った時の方が、全世代での「誤読の回避」、40歳代以上で「読みの速度向上」に効果があるということが分かった。

■検証に至る背景

「伝わる」情報発信や情報のユニバーサルデザイン化を目指す三重県いなべ市や茨城県行方市、埼玉県三芳町では、UDフォントを全職員端末に導入し、職員(教職員含む)が作成する通知文や庁内発行物に活用している。 また、日本では少子高齢化が進んでおり、労働力人口を年齢別に見ると20年前(2000年)と比較して35歳以上の割合が8%増える(※1)など、企業や自治体の働き手も高齢化が進んでいる。

そうした背景を踏まえ、上記3自治体において職員の業務改善と、今後高齢化による職員の視力低下が見込まれることを鑑み、UDフォントの有益性の検証を行った。 (※1) 総務省統計局 労働力調査 長期時系列データ(基本集計) 「表1 月別結果の季節調整値及び原数値a-2」を加工 https://www.stat.go.jp/data/roudou/longtime/03roudou.html#hyo_1

 

■検証概要

実施日時:202010

対象者:2060歳代の男女294

内容:業務で利用するジャンルの文章サンプルを、UDフォントと一般的なOS標準フォントの両方で用意。それぞれ文章を読み、「誤読の回避」と「読みの速度」について検証した。 

 

■検証結果

(1)UDフォントは全ての世代において、文字の誤りを見つけられる確率が平均で5.34%高く、誤読の回避に効果があることが分かった。

(2)UDフォントは40歳代以上の世代において、特に読みの速度が上がり、OS標準フォントよりも約3.3%速く読めることが分かった。

 

■検証結果についての考察

(1)業務効率化や労働時間短縮、コスト削減に効果

検証結果に基づいて考察を行うと、UDフォントの活用について下記内容が明らかになった。

①誤読を回避できる → 内外への情報伝達ミスの軽減につながり、「業務効率化」を図れる

②読みの速度が向上する →「労働時間の短縮」ひいては「コスト削減」につながる 

(2)年間3,320万円、13,330時間分の労働時間の削減につながる可能性(※当社調べ)

検証の結果に基づき、企業が削減できるコストを以下条件で算出したところ、 年間3,320万円、13,330時間分の労働時間の削減につながる試算となった。

また同試算は、誤読防止による業務効率化は含まれておらず、実際は上記以上の効果も見込まれる。

 

〈試算条件〉

・従業員数が1,500人の会社の場合40歳代以上が990人(※2)

・年間の労働時間 2,040時間(※3)

・平均時給2,493円(※4)

1日の労働時間のうち20%が文章を読んでいる時間と想定

40歳代以上はUDフォント活用で読みの速度が3.3%早くなる (今回の検証結果)

 

〈計算式〉

2,040時間×0.2×0.03313.464時間(年間削減時間)

13.464時間×990人=13,329.36=約13,330時間(年間削減時間 / 40歳代以上)

2,493円×13,329.36時間=33,230,094.48=3,320万円(年間削減人件費)

(※2)総務省統計局 労働力調査 長期時系列データ(基本集計)「表1 月別結果の原数値b-2」、

「表3 (2)」を加工 https://www.stat.go.jp/data/roudou/longtime/03roudou.html#hyo_1

(※3)年間の法定労働時間(2,080時間)から有給休暇5日分(40時間)を引いて計算

(※4)国税庁 統計情報 標本調査結果 民間給与実態統計調査結果 全国計表 第5表を加工

https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2019/minkan.htm

 

今後について

これらの結果は、今回検証を行った3自治体において、検証数値を実際の業務の生産性に落とし込み、職員の業務における生産性向上や、働き方改革につなげていく予定である。また、住民とのコミュニケーションツールである通知書をはじめ、窓口で配布する書類、学校から発行されるプリント類はもちろん、WebサイトでもUDフォントを活用していく動きをさらに強化していく予定である。 

 

モリサワのユニバーサルデザイン(UD)フォントとは

ユニバーサルデザインの考え方に基づき、より多くの人にとって読みやすく設計されたフォント。モリサワでは、「文字のかたちがわかりやすいこと」「文章が読みやすいこと」「読み間違えにくいこと」をコンセプトに開発されている。

今回協働で検証を行った三重県いなべ市、茨城県行方市、埼玉県三芳町では、UDフォントを自治体・教育機関の公務用PCに包括契約で導入できる「公共団体向けUDフォントプラン」を導入している。

https://www.morisawa.co.jp/products/fonts/ud-public/

三重県いなべ市

https://www.city.inabe.mie.jp/shisei/koho/press/1008937/1010234.html

茨城県行方市

https://www.city.namegata.ibaraki.jp/

埼玉県三芳町

https://www.town.saitama-miyoshi.lg.jp/

 

●同件に関する問合せ先

 株式会社モリサワ 東京本社 営業企画部 公共ビジネス課

 E-mail:public-biz@morisawa.co.jp

 Tel:03-3267-1378 Fax:03-3267-1227

SNSでも最新情報を公開している

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