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◆富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ 完全無処理CTPプレートの新製品「SUPERIA ZD-Ⅲ」を発売 「刷り出しの早さ」「耐刷性」「耐キズ汚れ性」「画像視認性」が進化

 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社(辻重徳社長、以下FFGS)は、510日、新製品の完全無処理CTPプレート「SUPERIA ZD-Ⅲ」のオンライン記者発表会を開催した。挨拶に立った辻社長は「「お客さまにとっての使いやすさ」を追求し、2006 年発売のET-Sら、現在お使いいただいているSUPERIA ZD- Ⅱ』まで、客さまのご要望に応えるため常に進させ続けてきた今回発売するSUPERIA ZD-Ⅲ』は、これまで追求してきた「使いやすさ」を全面的に大きくレベルアップさせた新世代の完全無処理CTPプレートです」と述べた。記者発表では辻社長の挨拶の後、FFGS藤嶋克則常務執行役員が無処理化推進の説明、富士フイルムグラフィックシステム研究所 後藤孝浩所長が開発コンセプト・新技術の説明を行った。また、テスト導入先のユーザーインタビュー動画、オンラインでの質疑応答も行われた。
 
 
    辻社長

 冒頭、辻社長は『SUPERIA ZD-Ⅲ』について「先般の
virtual.drupa発表したSUPERIA ZX』を、世界に先駆けて国内向けに発売るものです。さまざまな新技術を盛込み、現場の方々も納得いただける性能を実現できたと自負しています。こZD-Ⅲを、現在有処理プレートをお使いのお客さまへ積極的に提案し、業界全体の無処理化を加速していくが、これがゴルではありまん。今後も、さらに「使いやすさ」を追求し、現場の方々に感動していただける究極の無理プレートを目指して、開発に取り組んでいきます」と述べた。

 

省人化などコストダウンが図れ、環境対応で

顧客にアピールできるメリットも

 

 続いて、藤嶋常務が「従来のSUPERIA ZD-Ⅱをさらに進化させた次世代の無処理プレートです。刷り出しの早さ、耐刷性、耐キズ性をレベルアップさせたことに加えて、これまでの課題であった露光後の視認性を大幅に向上させることができた。これによって経営者の方々にはもちろん、印刷現場や刷版現場で実際に作業される皆様により使いやすいプレートへ進化しています。最大のメリットは自動現像機など周辺機器が不要となり省スペース化を実現したことです。また、自動現像機や機械のメンテナンスのスキルを持った専任スタッフが不要となるため、省人化と柔軟な人材活用が可能になるのもメリットです。さまざまな費用の削減、省人化がトータルでコストダウンを図ることが可能になりました。さらに、完全無処理CTPプレートは、印刷会社の皆様にとって環境対応の面でクライアントにもアピールできる大きなメリットになります。今回の『SUPERIA ZD-Ⅲ』の発売を機に、無処理化を加速させ、現在約20%の無処理版の出荷比率を2023年度には50%に以上にすることを目標に活動していきます」と『SUPERIA ZD-Ⅲ』の特長について説明した。


    藤嶋常務

 この後、後藤所長から「真の使いやすさとは何かを考え、本質的課題を明確にし、4つの新たな技術を完成させました」と、開発コンセプト・新技術の説明があった。

機上現像性、視認性、耐キズ汚れ性、耐刷性が向上


4
つの新技術とは、以下の通り。
1
、「Print ControlLayer Technology」→機上現像性(刷り出し性)向上

従来の保護機能に加え、現像速度を制御する機能を付与した。インキ着け時は感光層へのインキ着肉を

阻害しない。これによって、機上現像と初期の着肉を両立し、圧倒的な刷出しの早さと安定性を実現した。

2. High ColorGeneration Technology」→視認性の向上

 これまでの無処理プレートでは耐刷性と視認性がトレードオフになっていたが、従来の発色技術に加え、新たな発色技術を導入することで、視認性と耐刷性の両立をより高いレベルで実現した。

3. Processless Gumming Technology」→耐キズ汚れ性向上
 新開発のProcessless Gumming技術により、軽微なキズの入ったアルミ表面を親水化。印刷時のインキの付着を抑制してキズ汚れの発生を防止した。 

4. Extreme Adhesive Bonding Technology」→耐刷性向上
 ZD-Ⅱで実績のあるMGZ砂目を更に進化させ、また、レーザー露光時の硬膜化効率を高める新しい技術も導入。これにより、露光部の感光層と支持体との密着性が向上し、有処理プレート同等の耐刷性を実現した。



   後藤所長

SUPERIA ZD-Ⅲ』の進化のポイント
1.
刷り出しの早さ
 プレート表面に、湿し水・インキによる機上現像の速度を制御するまったく新しい機能層を設けることに  
 より、圧倒的な着肉性と現像安定性を実現。有処理プレートと同様の刷り出しが可能になっている。
2.
網点耐刷性
 枚葉UV機や輪転機による一般商業印刷はもちろん、紙器パッケージ印刷などのさまざまな印刷条件下にお

いて、有処理プレートと同等以上の文字・画質品質が安定的に得られる。

3.耐キズ汚れ性
新開発のProcessless Gumming技術により、印刷前に軽微なキズがついた場合でも、アルミ表面を親水化し、インキ付着を抑え、印刷紙面での汚れを低減する。

4.画像視認性
感光層に新たな発色技術を導入することにより、露光後の画像コントラストが大幅に向上。版面情報が見やすくなることで、仕分け作業が容易になり、印刷オペレーターの安心感も高まる。




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