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2019年7月4日
◆大日本印刷   開封することなくICタグを読み取る電波透視型断熱ボックスをva-Q-tec社(ドイツ)と共同開発

 大日本印刷株式会社(社長:北島義斉)va-Q-tec AG(本社 : ドイツ バイエルン州)は、このほど、ボックスを開封することなく、中に入っている製品に貼付されたICタグ情報や温度センサーを外から読み取ることで、ボックスの内容物の確認や温度管理ができる電波透過型の断熱ボックスを共同で開発した。両社は2020年に、この電波透過型断熱ボックスを、適切な温度管理が求められる医薬品などの輸送用に発売する予定である。
 従来の断熱ボックスは、水蒸気や酸素などを通しにくいアルミ等の金属を蒸着したフィルムを含む真空断熱パネルを使用しており、その金属が電波を遮断してしまうため、ICタグや温度センサーの無線通信での読取りができなかった。そのため、内容物の確認のために断熱ボックスを開けなければならず、内部の温度をいかに維持するかという課題があった。

 このような課題を解決するために両社は、DNPがエレクトロニクス分野や産業用途で培った水蒸気や酸素等への高いバリア性を持つ「DNP透明蒸着フィルムIB-Film」や真空断熱パネルで培ったノウハウを活用し、一方、va-Q-tecが真空断熱ボックス技術を活用することで、電波の透過を可能にして、ICタグや温度センサーの無線通信を利用できる断熱ボックスを開発した。

これによって、特に指定温度を確保する必要があった医薬品等では、医薬品に貼り付けたICタグの情報を外から読み取ることで、その都度断熱ボックスを開けることなく内容物やボックス内の温度が確認できるようになり、医薬品の品質安定とすり替えなどの偽薬防止対策に活用できるようになるとのことだ。

 


 

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