セミナー・イベント情報

2024.10.30

◆モリサワ  第29回モリサワ文字文化フォーラム 「WE LOVE TYPE 4」を開催

株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、モリサワ タイプデザインコンペティション 2024の開催を記念して、審査員を務める鳥海修氏、チェン・ロン氏、ホン・ワン・チュン氏、チェ・スルギ氏、サイラス・ハイスミス氏らを招聘し、第29回モリサワ文字文化フォーラム「WE LOVE TYPE 4」を1129日に開催する。

2019年以来の開催となる同フォーラムでは、「デザインにおける文字の力」をテーマに、今回コンペティションで新たに応募部門が開設された簡体字・繁体字・ハングルの分野も加え、現在注目しているフォントデザインのトレンドや、最新プロジェクトで使用したフォントについて、それぞれ講演を開く。また、鳥海修氏とサイラス・ハイスミス氏によるクロストークを行うほか、ハングル部門の審査員であるチェ・スルギ氏は、共に韓国で活動するグラフィックデザイナー、チェ・ソンミン氏と登壇する。

■講演者

鳥海修(日本) 書体設計士

チェン・ロン(中国) アートディレクター

ホン・ワン・チュン(台湾) アートディレクター

Sulki and Min

 チェ・スルギ(韓国) グラフィックデザイナー

 チェ・ソンミン(韓国) グラフィックデザイナー

サイラス・ハイスミス(米国) タイプデザイナー / グラフィックアーティスト

■開催概要

タイトル:第29回モリサワ文字文化フォーラム「WE LOVE TYPE 4

日 時:20241129日(金)13:30~16:0013:00開場)

場 所:モリサワ 本社4階大ホール(大阪市浪速区敷津東2-6-25

参加費:無料

定 員:150

主 催:株式会社モリサワ

後 援:公益社団法人日本グラフィックデザイン協会

申し込み先 https://morisawa-bunkaforum29.peatix.com

※申込締切:1128日(木)12:00まで(定員に達し次第受付を終了)

 

■講演概要

注目しているフォントデザインのトレンドや、最新プロジェクトで使用したフォントについて、文化背景によって生まれるアプローチとインスピレーションの源、ツールや技法の違いおよび共通点を探りながら、デザインにおける文字の力を語らう。

 

■講演者プロフィール



鳥海修 Osamu Torinoumi

1955年山形県生まれ。(有)字游工房の書体設計士。同社の游明朝体、游ゴシック体、(株)SCREENホールディングスのヒラギノフォント、こぶりなゴシックなどベーシック書体を中心に100書体以上の開発に携わる。字游工房として2002年に第一回佐藤敬之輔賞、ヒラギノシリーズで2005年グッドデザイン賞、2008年東京TDC タイプデザイン賞を受賞。2022dddギャラリーで個展「もじのうみ」を開催。著書に『文字を作る仕事』(晶文社)で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、『本をつくる』(共著)(河出書房新社)、『明朝体の教室』(Book&Design)がある。私塾「松本文字塾」塾長。

 

チェン・ロン(陳嶸) Chen Rong

上海視覚芸術学院 副教授、interdesign共同創設者/AD1974年上海生まれ、1996年上海大学芸術学院卒業。2002年武蔵野美術大学大学院修了し優秀卒業制作賞受賞。長年タイポグラフィを中心に多岐にわたるデザイン研究と教育活動を展開している。作品は東京TDC、日本タイポグラフィ協会年鑑、中国設計大展、深圳GDCなど多数入選、韓国国立書道博物館、深圳関山月美術館永久収蔵。「漢儀新人文宋」をデザイン開発し、中国之星デザイン賞銅賞受賞。著書『発見与解決:社会創新設計』、『欧文書体』『欧文書体2』『欧文組版』中国語版監修、『もじ部』『デザインの本質』中国語版翻訳、漢儀字体之星書体デザインコンテスト審査員。

 

ホン・ワン・チュン(何婉君) Ho Wan Chun

HOUTH共同設立者兼アートディレクター。HOUTHは台北を拠点とするブランド戦略と出逢いに特化したクリエイティブ・スタジオ。戦略、アートディレクション、ビジュアルデザインから制作まで、クライアントのために完成させた作品を通して、世界とコミュニケーションする。

 

Sulki and Min

 チェ・スルギ(崔瑟杞) Choi Sulki

 チェ・ソンミン(崔聖旻) Choi Sung Min

独自の視点と鋭いデザイン感覚で広く知られる、ソウルを拠点に活動するグラフィックデザイナー。出版社Munhakdongne、建築事務所Mass Studies、国立現代美術館(果川)、ソウル市立美術館、アジア文化センター(光州)、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)、M+(香港)、ニューヨーク近代美術館、フィラデルフィア美術館などの仕事を手がけている。また、2006年から2021年まで運営していた「Specter Press」は、韓国におけるインディペンデントアート出版の先駆けとされる。彼らの作品は国立現代美術館、M+(香港)、クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館(ニューヨーク)、パリ装飾芸術美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン)、サンフランシスコ近代美術館などの著名な美術館の永久コレクションに収蔵されている。さらに、2024年には杭州のTranstageでキャリア中期の回顧展も開催。チェ・スルギは韓国桂園芸術大学校の准教授、チェ・ソンミンはソウル市立大学の教授を務め、教育者としても活躍。

 

サイラス・ハイスミス Cyrus Highsmith

タイプデザイナー、教師、著者、グラフィックアーティスト。自身のタイプファウンダリであるOccupant Fontsには自身のオリジナル書体が多数搭載されている。ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(RISD)でタイポグラフィーを教える。著書であり、高い評価を得た入門書『Inside Paragraphs: Typographic Fundamentals』ではイラストも手がけている。2015年、書体デザイン、タイポグラフィー、書体教育の分野における高い貢献が評価され、ゲリット・ノルツィ賞を受賞。2017年よりMorisawa USAの欧文書体開発のクリエイティブディレクター。

 

「モリサワ文字文化フォーラム」とは

「文字とデザイン」から生まれる創造性や独創性、創作や表現活動について、より多くの皆様に触れていただく機会として、2010年より不定期に開催しています。モリサワは同フォーラムを通じて、文字の持つ魅力や価値に焦点をあて、ジャンルにとらわれない新しいクリエイティブの探求と、文字文化の継承発展を目指している。

過去に開催された「モリサワ文字文化フォーラム」は以下より

https://www.morisawa.co.jp/culture/forums/

 

●同件に関する問い合わせ先

 株式会社モリサワ 文字文化フォーラム事務局

 E-mail: bunkaforum@morisawa.co.jp

SNSでも最新情報を公開しております

X(旧Twitter):@Morisawa_JP

Facebook@MorisawaJapan

 

※記載されている内容は、予告なく変更する場合がある。

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