新製品ニュース
2024.04.10
◆富士フイルムビジネスイノベーション 商業印刷用の高速ロール紙カラーインクジェットプリンター向け 高精細な画質と毎分105m以上の高速印刷を両立するプリントヘッドの駆動技術を新開発
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:浜直樹)は、このほど、商業印刷用の高速ロール紙カラーインクジェットプリンター向けに、1200×1200dpiの解像度による高精細な画質と、毎分105m以上の高速印刷を両立する、プリントヘッドの駆動技術を新たに開発した。
印刷業界では、人手不足に伴い業務効率化への対応が迫られる中、生産性の向上が重要な課題となっている。そのため、印刷会社には、オペレーターの作業負担を軽減するため、高品質な印刷物を安定的に生産するための最適な生産設備や印刷技術が求められている。
今回開発した技術は、高精細な画質を保ちながら印刷速度を高速化するために、インクの最適な吐出状態を制御する駆動技術である。富士フイルムグループは、従来より高性能インクジェットヘッド「SAMBAヘッド」をインクジェットデジタルプレス「Jet Press」シリーズに搭載※1してきた。「SAMBAヘッド」は、プリントヘッドのノズル付近のインクを絶えず循環させることでインクの乾燥を抑制しノズル詰まりを防止。常にインクの最適な吐出状態を維持し、長時間の連続印刷でも安定的に高画質な印刷が可能だ。今回の新技術は、「SAMBAヘッド」を活用し、1200×1200dpiの解像度で高精細な画質を維持しながら、毎分105m以上の高速印刷を同時に実現している。
同社は、今回のプリントヘッドの駆動技術を搭載した高速ロール紙カラーインクジェットプリンターの新商品開発に着手しており、新商品の国内販売は、2024年冬以降の予定である。
※1:Jet Press 2150CFG、Jet Press 750S
「SAMBAヘッド」
富士フイルムビジネスイノベーションについて
働く人々がより創造力を発揮し組織の力を最大化するために、DXを通じた知識と情報の効果的な利活用を支援している。1962年の創業以来培った技術や知見をもとに、ワークフローソリューション、ITサービス、デジタル複合機などの印刷機器に関する研究・開発・生産・販売を行っている。基幹システムの販売や導入支援、業務プロセスのアウトソーシングサービスも提供し、世界中のお客様のビジネスを革新するグローバルリーダーであり続ける。
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同件に関する問い合わせ先
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
グラフィックコミュニケーション事業部
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