新製品ニュース
2024年03月
2024.03.27
◆富士フイルムグループ 商業印刷向け連帳インクジェットプリンター「Jet Press 1160CFG」を初出展
富士フイルムグループは、drupa2024 にて世界展開する商業印刷向け連帳インクジェットプリンター「Jet Press 1160CFG」を初出展する。
同社は、1970 年代後半よりインクジェット技術の開発に着手し、2011年に世界初のシングルパス枚葉インクジェットプリンター Jet Press 720 を発売した。同製品は1200dpi の高解像印刷とオフセット印刷を凌駕する高品質を実現し、ワールドワイドの商業印刷市場においてこれまでに累計300 台以上の販売実績を持っている。
同じく2011 年には、連帳インクジェットプリンターを日本・アジアパシフィックのトランザクション市場に、2019 年には日本の商業印刷市場に向けて販売を開始した。トランザクション市場に対しては、同社開発のプリントサーバーによりバリアブルデータの高速大量安定出力を、商業印刷市場に対しては、プレコートレスインクによりユーザーが求める高画質を実現した。日本・アジアパシフィックにて、これまでに累計150 セット以上を販売し、トップクラスの販売シェアを獲得してきた。
同社はこの度、これらのインクジェット事業で長年培った経験と技術力を結集し、ユーザーのニーズに対応するために開発した商業印刷向け連帳インクジェットプリンター「Jet Press 1160CFG」をdrupa2024 にて初出展する。新開発の水性顔料インクの採用により、非コート紙・インクジェット専用紙に加え、オフセットコート紙への高画質な印刷を実現した。
また、「Jet Press 1160CFG」は富士フイルムグループ独自の新技術「ペーパースタビライザー※1」を採用した革新的なインクジェットプリンター。インクジェット前に用紙コンディションを制御する新たなコンセプトを採用することで、「厚紙でのインク定着性」「薄紙での波打ち」「環境や季節による品質変動」といった、これまで連帳インクジェットプリンターのユーザーが抱えていた生産課題を解決する。ダイレクトメールやパンフレットをはじめとする商業印刷の幅広い用途で活用が可能で、drupa2024 ではこの新たな技術をデモンストレーションにて初披露する。
同社は、同製品の提供を通じ、ユーザーのビジネスにおける付加価値向上と省力化を実現するとともに、今後もユーザーの印刷ビジネスの拡大に貢献していくとしている。
※1 : 用紙コンディションを制御する技術
2024.03.27
◆富士フイルムグループ 「Revoria Press GC12500」drupa2024で欧州の展示会において初めて展示 ~世界初、乾式トナー方式によるB2サイズ枚葉デジタルプレス
富士フイルムグループは、5 月28 日からドイツ・デュッセルドルフで開催される、世界最大規模の印刷・メディア産業展drupa 2024 に出展し、世界初となる乾式トナー方式によるB2 サイズ枚葉デジタルプレス「Revoria Press GC12500」を欧州の展示会において初めて展示する。
同社では、印刷市場に向け、業界最高水準の画像品質と印刷速度を誇るB2 枚葉デジタルプレス「JetPress 750S」を水性インクジェット方式のフラッグシップ機として累計300 台以上の販売実績を持っている。
「Revoria Press GC12500」 は、乾式トナー方式での対応サイズをA3 からB2 に拡げた商品で、生産効率、高いスキルを必要としない操作性、メディア汎用性を強みとする。これらの特徴と高い印刷品質とを両立した本商品をB2 機ラインナップに加えることで、デジタル印刷市場の拡大を加速させる。
同商品は、デジタルB2 機市場では最大となるB2XL サイズ※1(750mm x 662mm)用紙に対応している。A4 サイズが最大6 面付け可能であり、A4 250ppm の高い生産性を発揮する。ポスター等の大判アプリケーション以外にも小サイズアプリケーションの効率的な多面付けが可能になり、生産性の向上に貢献。給紙部/排紙部とマシン操作パネルを1か所にまとめたオリジナルの構成は、印刷オペレーターの日々の作業性や生産性を格段に高めることができる。
多くのユーザーに利用されているPOD 機と同様、特別なスキルを必要とせずB2 印刷を可能にすることが、乾式トナー技術でB2 デジタル機を開発した最大の理由。またメンテナンス性の向上、定期作業の最適化を図る事でダウンタイムの最小化も実現している。
これまで乾式トナー技術ではB2 用紙への印刷は困難とされてきたが、その実現のため独自の新技術も搭載している。定着部や現像機の機構を新たに開発したことで、印刷工程で用紙へかかる負荷を軽減し品質や画質を高めている。新たな技術により、最大用紙サイズをB2XL まで拡大した上で、用紙坪量も64g/㎡から450g/㎡まで自動両面で対応した。乾式トナーの強みでもある幅広い用紙対応力※2と併せ、適応するアプリケーションの幅を広げる。
drupa 2024 の出展ブースで同商品を「Jet Press 750S」とともに展示する予定。乾式トナー方式とインクジェット方式のB2 デジタル機を、唯一有する富士フイルムのデジタル印刷技術が導く幅広いソリューションと、新たな印刷ビジネスの拡がりと可能性をブースにて紹介する。
※1 : 一般的なB2サイズ(728mm×515mm)を上回る同社独自の用紙サイズ
※2 : 特殊用紙の使用には、一部制限あり
2024.03.27
◆富士フイルムグループ 進化を続けるRevoria Pressが新たな価値を提供 ~ユーザーのビジネスに貢献する新ラインアップ登場~
富士フイルムグループは、2021 年7 月にプロダクション関連商品のブランドとして新たに「Revoria」を立ち上げ、ハイエンドプロ市場向けのプロダクションカラープリンター「Revoria Press PC1120」とプロフェッショナルからオフィスまで幅広くビジネスを支えるプロダクションモノクロプリンター「Revoria Press E1」シリーズの2 機種を発売し、以降、Revoria ブランド商品を拡充してきた。
「Revoria」は、「プロダクションプリンティング領域のビジネスに変革を起こすことで、未知なる地を切り拓き、顧客と共にこれまでにない価値を創出していく」という想いと決意を示し、ユーザーのデジタル化を強力にサポートしていく。
特にRevoria Press PC1120 は、ビジネスユーザー向け印刷機器の独立評価機関である米国のKeypoint Intelligence 社より、「Buyers Lab(BLI) 2022 PRO Award」をハイボリューム CMYK+機部門で受賞するなど、各方面から高画質、高生産性と特殊色による付加価値創出に対する高い評価を受けて、欧米やアジアパシフィックなどワールドワイドの市場でドライトナーによるプロダクションプリンティングの領域をけん引してきた。
drupa 2024 では、そのRevoria Press PC1120 を核として、さらなる拡充を図った新たなRevoriaPress の商品ラインアップを披露する。世界で初めて最大用紙サイズをB2XL サイズ (750 × 662㎜) まで拡張し、A4×最大6 面付けやポスターなどの大判アプリケーションにも対応したRevoria PressGC12500 を展示。さらに、最大の特徴の一つである特殊色の技術を搭載しながら、幅広いユーザーが利用できるミッドレンジの新商品2 機種を初披露する。
以上の新商品の他にも、ドライトナーのデジタルプリンティングによるアプリケーションの可能性を拡げるための新オプションも、技術展示として紹介予定。昨今の人件費高騰やオペレーター確保の課題解決に寄与するインライン中綴じ製本機や、色域拡大に寄与する新たな特殊色の他、接着機能を持つ、世界初の機能性トナー「圧着トナー」も欧州初展示の自動化ラインと共に紹介する。
2024.03.26
◆富士フイルム 軟包装印刷市場を対象とした水性インクジェットデジタルプレス「Jet Press FP790」新発売 多品種・小ロット印刷に対応し、高い生産性を実現
富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、インクジェットデジタルプレス「Jet Press」シリーズの新ラインアップとして、軟包装印刷市場を対象とした水性インクジェットプレス「Jet Press FP790」を、3月26日発売した。「Jet Press FP790」は、食品や日用品などの軟包装の多品種・小ロット印刷に対応し、高い生産性を実現します。なお、当社が、軟包装印刷を可能とする水性インクジェットプレスを市場投入するのは、今回が初めてである。
Jet Press FP790
食品や日用品などの軟包装印刷市場では、絵柄ごとに版を作成する、フレキソ印刷※1やグラビア印刷※2などの同じ絵柄の大量印刷に向いたアナログ印刷が一般的である。一方、インクジェットをはじめとするデジタル印刷は、版の作成が不要で、絵柄データを印刷機に直接送って印刷できることから、多品種・小ロットでの絵柄印刷を可能とし、顧客からのニーズに柔軟に対応することが可能である。
同社は、2011年にインクジェットデジタルプレス「Jet Press 720」(現在は「Jet Press 750S」を後継機種として販売)を、他社に先駆けて世界の商業印刷市場に導入し、オフセット印刷を凌駕する高画質を実現している。同社は、商業印刷市場で培ったインクジェットの知見や機器の販売ノウハウなどを生かし、今回新たに軟包装印刷向けに「Jet Press FP790」を市場導入した。
「Jet Press FP790」は、軟包装の多品種・小ロット印刷に対応した水性インクジェットプレスで、最大790mm幅のフィルム基材※3に対して毎分50mでの高速印刷を可能とし、高い生産性を発揮する。
また、CMYK※4各色のプリントヘッドに加え、2組の白色プリントヘッドを搭載した。これにより、パッケージの見た目を大きく左右する、カラー印刷の下地色となる白色の濃度を向上させ、カラーインクの発色性を高めることが可能。色鮮やかな印刷を実現する。さらに、印刷前の基材に処理液を塗布する機構を搭載し、撥水性のあるフィルム基材に対しても高いインク密着性を付与します。このほか、1200 dpi × 1200 dpiのプリントヘッドにより、高解像度での印刷が可能である。
同社は、今後も、デジタル化が加速する印刷市場に対して、画期的な製品を開発・提供し、世界の印刷産業の発展に貢献していく。
なお、同製品は、5月28日(火)から6月7日(金)にドイツ・デュッセルドルフで開催される国際印刷・メディア産業展「drupa 2024」の富士フイルムブースにて出展予定である。
同件に関する問い合わせ先
◆報道関係
富士フイルムホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
TEL 03-6271-2000
◆ユーザー
富士フイルム株式会社
グラフィックコミュニケーション事業部
TEL 03-6271-3961
2024.03.05
◆サイバーテック マニュアル作成支援システム「PMX」新バージョンをリリース! ~描画機能の追加とともに、HTMLマニュアル関連の機能を強化~
国産のマニュアル用CMS製品としてサイバーテックが提供する、マニュアル作成支援システム「PMX」は2022年2月にメジャーバージョンアップを行い、Version6.0をリリースした後、2022年7月1日にVersion6.1、2023年6月30日にVersion6.2をリリースしている。
今回のバージョンアップでは、マニュアルで求められる図表やフローチャートなどを描画できる機能が実装された事に加え、HTMLマニュアルに関する様々な機能が強化されている。単に閲覧をしてもらうためにマニュアルを公開するだけではなく、マニュアルに対するアクセス状況を把握することが可能となっている。同機能により、閲覧ユーザーがどの部分に関心があるかを把握することにより、良く見られている箇所とそうではない箇所を把握することで、次回改訂時の参考にすることが可能であるだけではなく、ユーザーがどの箇所に関心があるかを把握することで、新商品開発に必要となる情報を取得することができる。
サイバーテックは「日本企業による、日本企業のための、日本企業のマニュアル作成支援システム」として、クラウドでも手軽に活用頂ける「PMX」をより多くのユーザーに利用できるよう、さらに機能強化を継続的に行い、より皆様のDX推進に活用いただける製品を提供している。
■今回の「PMX」Version6.3 へのバージョンアップに関する概要とポイント
◎描画ツールによる、フローチャートや挿絵の作成機能
PMXには画像描画機能がなかったが、今回のバージョンアップにより、Webブラウザから扱える画像描画機能を実装した。同機能を用いた描画済みの画像はSVG形式によるベクター形式の素材データとして保存されるが、外部から取り込んだ画像の修正などもPMX内の本機能で行うことが可能である。さらに、図表内の引き出し線で記述したテキストデータ部分なども翻訳対象とすることが可能となるため、従来から有している「素材の多言語素材」オプションを活用することで、多言語の図表やフローチャートを言語ごとに自動的に差し変える、といった運用が効果的に実現できる。
◎GA4によるHTMLマニュアルへのアクセス状況把握機能
Webページへのアクセス状況解析で多用されているGA4(Google アナリティクス 4)のタグをHTMLマニュアルに埋め込む機能を実装している。この機能により、PMXで出力したHTMLマニュアルをWebサーバー、あるいはPMXとのシームレス連携が可能なマニュアル公開ポータルシステム「DocuPortal」内に設置するだけで、設定したタグと連動したGA4にて、HTMLマニュアルへのページ単位のアクセス状況を把握することが可能である。
◎PMXの状況をさらに把握できるように、ユーザー側で確認可能となるパラメーターを増加
PMXでは、コンテンツの再利用性を高めながら多品種のマニュアルを作成することが可能であり、同時にマニュアルの多言語化・構造化が実現できるが、それだけに素材やコンテンツ数は飛躍的に増加することになる。今回のバージョンアップにより、PMXで運用・管理されているトピック数や使用ディスク容量がすぐに把握できるようになるため、現在の利用状況がすぐに把握可能となっている。また、言語ごとに変わるトピック内のコンテンツの長さに関しても、視認性を高めている。
◎HTMLマニュアル出力時のメタ タグ情報出力を強化
PMXでは、トピック・マップ・素材などのコンテンツにさまざまな属性情報を設定することができるが、今回のバージョンアップでは、HTMLマニュアルを出力する際に、属性情報をメタ情報として付与する機能を強化した。この機能により、HTMLマニュアルとしてだけではなく、外部公開用のFAQなどに静的HTMLコンテンツとして活用した場合において、オーガニック検索による対象コンテンツの上位表示が期待できる。
◎外部ポータルシステムとの連携機能
PDFやHTMLのマニュアルデータを出力する際に、PMXで管理するさまざまな属性情報をCSV形式で同時に出力することが可能である。この機能により、サイバーテックが別途提供するマニュアル公開ポータルシステム「DocuPortal」以外のドキュメントポータル公開システムや、Web CMS、独自開発されたWebシステム側でCSVデータを活用することにより、さまざまなWebサイトでマニュアルデータの属性検索が可能となっている。
■マニュアル作成支援システム「PMX」とは?
DTPソフトやMS Wordなどのデスクトップツールを使った属人的な制作フローではなく、チーム・ドキュメンテーションを実現する、画期的な国産のマニュアル作成支援システムである。マニュアルを構造化することでコンテンツの標準化と共通化を実現し、クオリティを向上させる。変化に強いXMLデータベースでコンテンツを一元管理することにより、PDF組版とHTML形式によるWebマニュアル出力をワンソースで出力可能。赤入れや手戻りが無くなり、制作業務のカイゼンによる効率化と配信スピード向上・翻訳コストの削減や、改訂時のヌケモレ防止による品質向上を実現している。AI翻訳機能やコンピュータ支援翻訳(CAT)ツールとの連携により、マニュアルの多言語化を効果的に行うことが可能である。
■マニュアル作成支援システム「PMX」が向いているドキュメント
◎製造業様
マニュアル全般(操作マニュアル・取扱説明書・サービスマニュアル)・規格票・技術標準文書・作業指示書
◎ソフトウェア
ユーザーズガイド・リファレンスマニュアル・オンラインヘルプ・FAQ・運用保守マニュアル
◎金融・サービス業様
業務マニュアル・事務規程集・契約書・報告書・オペレーションマニュアル・約款・規約
◎教育・出版業様
デジタル教材・プリント・副教材・問題集・学習参考書・定期刊行物・加除式書籍
■マニュアル作成支援システム「PMX」システム概要図
マニュアル作成支援システム「PMX」は、基本機能に加え、コンピュータ支援翻訳(CAT)ツールや、ドキュメント公開ポータルシステムなどの、様々な外部ツールとの連携が可能となった。国内シェアNo.1のXMLデータベース「NeoCore」を内蔵することで、コンテンツの一元化と高速検索を可能にしている。
■マニュアル作成支援システム「PMX」基本機能一覧
多言語コンテンツ管理(トピック、マップ、素材、属性、バージョン)
コンピュータ翻訳支援(CAT)ツールとのシームレス連携
素材データ管理(画像、動画、Excelファイル)
トピック作成編集エディタ
マップ構成編集(新規作成・改訂)
Microsoft Word / FrameMakerデータの取り込み
Adobe InDesign連携
Webマニュアル(HTMLアーカイブ)/ PDF / MS Word / XML による出力
ワークフロー機能
AI(人工知能)による、校正支援(ゆらぎ検出)・AI翻訳
セキュリティ/ユーザー管理/グループ管理/アクセス管理
■マニュアル作成支援システム「PMX」紹介ページ
マニュアル作成支援システム「PMX」を案内するWebサイトは以下から
URL: https://www.cybertech.co.jp/xml/pmx/
サイバーテックは、DXの推進がますます進む今後の情報化社会において、企業内ドキュメントの革新的な生産性向上・再利用促進を目指しています。様々なユーザーの皆様からの声を反映させた内容を盛り込んだ形で機能強化を行い、今回リリースした次世代マニュアル作成支援システム「PMX」Version6.3において、マニュアルからDX対応を目指す企業をより強力にサポートいたします。
<同件に関する問い合わせ先>
株式会社サイバーテック 管理部 広報担当:薮田
〒150-0044 東京都渋谷区円山町20-1 新大宗道玄坂上ビル7階
TEL:03-5457-1770 FAX:03-5457-1772
URL:https://www.cybertech.co.jp/
メール:info@cybertech.co.jp
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