新製品ニュース
2023.04.25
◆富士フイルムグラフィックソリューションズ 高機能バリアブル印刷ソフト『FormMagic5.1』を発売 原稿データチェックや郵便番号ごとのバルク仕分けなど、DM制作業務の効率化に貢献する新機能を搭載
富士フイルムグラフィックソリューションズ株式会社(代表取締役社長:山田 周一郎、以下FFGS)は、このほど、高度な自動組版機能を持つバリアブル印刷ソフト『FormMagic5.1』を発売した。
FormMagicは、単なる宛名書き・差し替えソフトの領域を超え、宣伝効果の高いバリアブル(可変)プリントデータを作成できる、プロフェッショナル向けのソフトウェアである。流し込む項目ごとにデータの有無やフラグを判断し、レイアウトを可変させる「自動判断組」や、グラフ作成、イメージバリアプルなどにも対応している。顧客情報に合わせて商品や表現を変えるOne to One明細書や健康診断レポートなど、リッチデザインが求められる印刷物の制作に最適である。
2003年の発売以来、印刷会社の高度な要望に応えながらバージョンアップを重ね、800本の導入実績を有している。今回発売する『FormMagic5.1』は、DM制作の現課題に着目し、これまでの『FormMagic5』の優れた機能を継承しながら、バリアブルDM制作の効率化を実現可能にする機能を新たに追加した。
■クライアントのビジネス拡大に貢献する効果的なDMの提案が可能に
新型コロナウイルスの影響で、新聞や雑誌、折込チラシといった印刷物は、コロナ前の7割から8割という状況が続いているが、DM広告は95%近くまで回復しており、他の媒体と比較しても堅調に需要が増加している。これは、コロナの感染影響により社会全体で非対面型営業が定着しつつあり、非対面の営業ツールとして紙DMが注目されていることが背景にある。
また、営業ツールとして紙DMが注目を集めるもう1つの理由に、デジタルとの親和性が高い点が挙げられる。例えば、データマーケティングで抽出したターゲットに向けたターゲティングDMや、購入履歴や属性に基づいてメッセージを変えたパーソナライズDM、ECサイトで商品をカゴに入れたまま“カゴ落ち”しているユーザーへのアプローチDMなど、デジタルと連携した紙DMによる販促は年々進化している。
FormMagicを活用したバリアブル印刷により、印刷会社はデジタルと連携した効果的な紙DMの提案を行うことが可能になり、クライアントのビジネス拡大に貢献することができる。
【主なバージョンアップ内容】
●入稿された原稿データの効率的なチェックが可能
原稿データに必要な項目が揃っているか、外字が含まれているか、文字量は多すぎないかなど、バリアブル処理の前に、原稿データが適正かどうかを効率的にチェックすることができる。
●ナーバスな外字の取り扱いを簡素化
大量のDM制作において最も注意が必要なのが、外字の取り扱い。FormMagic5.1では、専用ソフトでなければ閲覧できなかった外字の文字デザインやコードを一覧で確認でき、簡単操作でインストールできるようになった。
●郵便番号ごとのバルク仕分けに対応
DM を郵便番号ごとに仕分けて結束することを「バルク仕分け」という。大量のDM を一度に送る場合、このバルク仕分けを行なうことで郵便料金の割引が適用されるため、DM制作では必須の作業となっている。FormMagic5.1では、入稿データをバルク仕分け向けに自動変換する機能を追加。
これにより、データベースソフトでの情報処理が必要だったバルク仕分けが、スキルレスで対応できるようになった。
●バリアブル印刷物の検品に役立つ機能を追加
面付けトンボの外に、顧客情報を文字・バーコードで付加することが可能。原稿データと仕上がり印刷物との照合をより効率的かつ高精度に行なうことができ、検品作業の負荷軽減が図れる。
●Morisawa Fontsへの対応
従来、フォントメーカーではPC1台に対して1ライセンスを付与していたが、近年は、PCではなくユーザーごとにライセンスを付与するメーカーが多くなっている。FormMagic5.1では、こうした時代の変化に合わせ、Morisawa Fonts、Adobe Fontsなど、ユーザーごとにライセンスが付与されるフォントの印字が可能にしている。
『FormMagic5.1』は、「原稿データチェック」「バルク仕分け対応」などの新機能により、印刷会社のDM ビジネスを強力にサポートしている。
FFGS は今後も、長年培ってきたソフトウェア開発力を活かし、独創的・革新的なソリューションを提供し、印刷業界の発展に貢献していくとのことだ。
◆本件に関するお問い合わせは、下記まで。
富士フイルムグラフィックソリューションズ株式会社 広報宣伝部
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