新製品ニュース
2026.10.06
◆FUJIFILM Dimatix, Inc. ホットメルトインク向けインクジェットプリントヘッド「STARFIRE® PhaseMaster」を新発売 2027年初旬
FUJIFILM Dimatix, Inc.は、このほど、産業用インクジェットプリントヘッド「STARFIRE®」シリーズの新商品として、ホットメルトインク*1向けインクジェットプリントヘッド「STARFIRE® PhaseMaster」(以下「PhaseMaster」)を2027年初旬から発売する。
近年、製品トレーサビリティの高度化や2次元コードを活用した製品情報管理ニーズの拡大に伴い、製品識別用途における高精細かつ高信頼な印字技術への要求が高まっている。また、ホットメルトインクは不織布や3Dプリント、プリンテッドエレクトロニクスなど幅広い産業用途への展開が進んでおり、高解像度と高い生産性を備えた印刷ニーズが高まっている。
「PhaseMaster」は、同社が「Galaxy HotMelt」プリントヘッドで培ってきた、ホットメルトインクの安定吐出技術と、「STARFIRE®」シリーズで実績を重ねてきた耐久設計および保守交換機構を融合した商品。ホットメルトインクを高解像度かつ安定的に吐出するとともに、生産性を向上させることで、これまで対応が難しかった用途への適用を可能にし、高い信頼性とコスト効率を両立した運用を実現している。
また、「PhaseMaster」は、産業用途で求められる堅牢な設計に加え、「STARFIRE®」シリーズで実績のある修理機構を採用しています。部品単位での交換を可能にすることで、プリントヘッド全体の交換頻度を低減し、メンテナンスの効率化と運用コストの削減に貢献している。
そして、スキャン方式*2およびシングルパス方式*3の両方に対応するほか、インク循環機構の有無を問わず使用できるため、多様な印刷システムへの組み込みが可能である。パッケージ印刷やコード印刷*4などの従来用途に加え、ホットメルトインクの特性を生かし、不織布などの衛生用品への印刷、可食インクを用いた食品への印刷、3Dプリント、さらには太陽電池や電子回路形成などのプリンテッドエレクトロニクス分野まで、幅広い産業用途に対応している。

ホットメルトインク向けインクジェットプリントヘッド
「STARFIRE」
*1 常温では固体で、加熱により溶融してインクジェット吐出が可能となり、基材に着弾後は常温に戻ることで固化するインク。速乾性やさまざまな基材への高い密着性を特長とし、幅広い産業用途に用いられる。
*2 プリントヘッドを左右に往復させながら印刷する方式
*3 印刷幅全体にプリントヘッドを配置し、ヘッドを動かさずに基材を搬送して印刷する方式
*4 バーコードやQRコード、製造番号などを製品やパッケージに印字する用途
「PhaseMaster」の主な特長
基本性能
●30~200 pLの液滴サイズに対応し、400 dpiの解像度で印刷が可能
●ヒーターおよび温度センサーを内蔵し、インク温度を最適に制御することで安定した吐出を実現
●8~20 cPsの広いインク粘度に対応(最も高い生産性を実現する推奨粘度範囲は10~14 cPs)
●インクを最高125°Cまで加温可能
●VersaDrop®バイナリー/グレースケール吐出に対応
●フルカラー印刷、モノクロ印刷、CTS(Computer-to-Screen)、ワックス系インク、ホットメルトインクに対応し、シングルパス方式のコーディング・マーキング用途にも利用可能
生産性
●REDIJET®デュアル循環機構を搭載し、吐出性能を維持することでダウンタイムの低減に貢献(循環機能をオフにした運用も可能)
●最大30 kHzのマルチパルス吐出により、60m/分を超える高速印刷を実現
●約57g/m2の高塗布量を実現
関連情報
FUJIFILM Dimatix, Inc.のプリントヘッドソリューションの詳細については、以下のサイトをご覧ください。
プレスリリースに掲載されているその他のサービス、商品名などは各社の登録商標または商標です。
問い合わせ先
富士フイルムビジネスイノベーション
TEL 0120-27-4100
土・日・祝日を除く、9:00~12:00、13:00~17:00




