新製品ニュース

2022.12.13

◆富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ  ジョブプランニング面付けソフトウェア『PHOENIX V8』 幅広い品目に対し、さまざまな環境での生産最適化を実現可能に

  富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社(社長 : 山田周一郎、以下FFGS)は、このほど、ジョブプランニング・面付けソフトウェア『PHOENIX』の新バージョン、『PHOENIX V8』を発売した。PHOENIXは、人の経験・ノウハウを必要とする「生産におけるコスト・期間の最適化」を、AIを用いて自動化することで大幅な省力化とスキルレス化を実現できるソリューションである。今回発売するV8では、印刷データの絵柄面積を自動解析し、インキやトナーの使用量算出に対応した。その他、どん天印刷や折丁に対する背丁・背標対応などの新機能や操作性改善により、従来以上に幅広い品目・環境での生産最適化を可能とした。

 


PHOENIXの概要】

商業印刷物、パッケージなどの多くの分野で小ロット・多品種化が進む中、個々のジョブに従来と同様の準備間や生産方法を取っていては、利益や生産効率が徐々に悪化することが予想される。小ロット生に強いデジタル印刷機を導入しても、一部の極小ロットジョブしか流せず、生産最適化の効果が低いことに悩んでいる印刷会社も多いのではないだろうか。そもそも、オフセット印刷とデジタル印刷では、技術仕様やコスト構造が大きく異なるため、印刷物作成全体の生産最適化を図るには、既存システムや人手による設計作業では困難になっている。その解決にはIoTAIのような新しい技術の採用が重要である。FFGSはこうした課題のソリューションの1つとして2015年からPHOENIXを販売開始。プリプレス工程の効率化はもちろん、印刷・加工期間や用紙廃棄率の削減まで含めた生産全体の最適化に貢献してきた。 

PHOENIXは、ジョブプランニングという生産最適化に向けたユニークな機能を持ち、MISなどからのジョブ情報やデザインデータなどを読み込むと、利用可能な資材や印刷機・加工機の中から最適な生産となる組み合わせを選択し、条件に応じて印刷と後加工に必要なデータなどを作成することができる。箱の展開図など矩形ではない形状にも対応しているため、紙器パッケージやアクリルグッズなどの自動面付けシステムとして運用されてきたが、頁面付けやタイリングなどの機能を拡張することで、幅広い品目で活用されるよう変化してきた。また、生産時間や製造コストの計算も行うことができることから、営業部門での見積り業務や生産管理・工務部門での生産設計業務での利用も増加している。

 

今回発売する『PHOENIX V8』は、これらの優れた機能を継承しつつ、ページものジョブに有効な背丁・背標や、どん天・打ち返し印刷などに対応。また、印刷データの絵柄面積を自動で解析できるようになり、インクジェットやトナーなどのインクコストの見積もりが困難なデジタル印刷機に対する試算精度向上するなど、より多くのシーンで高精度な最適化を実現。 更に、全く新しいデータ入力用インターフェイスや分版プレビューなどの機能も搭載し、操作性も大幅に向上した。

 
          

                PHOENIXによるジョブプランニング

PH
OENIX V8の新機能】

●インクコト試算機能強化
 印刷データの画像面積率の自動解析に対応。デバイスごとに固有のインクコストを定義し、本機能と組み合わせることで、インクを含めたデバイス間の製造コスト比較を容易にする。プランニング機能(1)との併用も可能である。

●どん天・打ち返し印刷対応
 手動、びプランニング機能(1)の双方で、どんてん・打ち返しの印刷レイアウトが生成可能となった。プランニング実行時に本機能を有効にした場合、これらの形式のレイアウトも考慮した上で最適化計算を行う。

●折丁専用マーク機能追加
 折トン゙や背丁・背標など、ページものジョブの折丁(2)に固有のマークの作成・付加機能を追加した。

●データ投操作の大幅改善
 投入すデータ形式に対して適切なアクションリストを表示する新たなドラッグアンドインターフェイスを搭載した。データ投入に関する操作性が大きく向上した。

●自動化機強化
 記載項をカスタマイズ可能CSVレポート機能の追加、ダイナミックキーワード拡張、カスタムプロパティ拡張、スクリプト機能刷新(3)等、自動化に関する機能が大きく拡張され、より柔軟に自化が実現可能となった。

●最MacOS対応
 macOS Big Sur 11.4 Monterey 12.0 をサポート。

1:プランニング機能の利用には、インポジショAIオプション(有償)が必要です。

2:折丁機能の利用には、オールインワンオプション(有償)が必要です。

3:スクリプト機能の利用には、スクリプティングオプション(有償)が必要です。


FFGS今後も、制作から後加工までのあらゆる工程の課題解決をサポートする革新的なソリューションを提供し、ユーザーの利益向上、ビジネス拡大に貢献していく。

 

 

 

2022.10.11

◆富士フイルム   新世代の完全無処理CTPプレート『SUPERIA ZX』発売 視認性・機上現像性・耐刷性・耐キズ汚れ性を一段と高め、無処理化のメリットを最大化

  富士フイルム株式会社(社長 : 後藤禎一)は、版面の視認性や機上現像性・耐刷性、耐キズ性などを大幅に向上させ、現場での使いやすさを追求した完全無処理CTPプレート『SUPERIA ZX』を、このほど発売した。同製品は、昨年国内先行発売した『SUPERIA ZD-Ⅲ』のさらなる性能アップを図り、製品名をグローバルブランド『SUPERIA ZX』に統一したものである。富士フイルムは、『SUPERIA ZX』の市場導入によって、国内のCTPの無処理化をさらに促進し、オフセット印刷分野の工程改善・環境負荷低減に貢献していく。

 
  

 昨今、徐々に顕在化している「労働人口減少による人手不足」への対応や、働き方改革などの観点から、刷版工程の自動化および管理の省力化を検討する印刷会社が多くなっており、その一環として完全無処理プレートを選択するケースが増えている。有処理CTPでは自動現像機の管理に人手が必要になるため、刷版工程も含めた付帯作業時間をいかに削減し生産効率を高めるかが重要な課題になっており、その観点からもCTPの無処理化は有効な工程改革の1つとして注目されている。

富士フイルムでは、2006年に世界初となる機上現像方式の完全無処理CTPプレートの販売を開始して以来、長年わたり、刷り出しの安定性や印刷適性、耐刷性など、さまざまな改良を重ねながら無処理プレートを進化させ続けてきた。

今回発売した『SUPERIA ZX』は、従来の『SUPERIA Zシリーズ』の優れた基本性能を継承しながら、4つの新技術の投入により、版面の視認性や機上現像性(刷り出しの早さ)、耐刷性、耐キズ汚れ性などが一段と向上しているのが特長である。これにより、プレートのハンドリングや刷り出しにおける作業効率向上、印刷品質の安定化などに貢献している。

SUPERIA ZXの主な特長】
■露光後の画像視認性が向上
 感光層に新
な発色剤を加えること、露光後の画像コントラストを高める『High Color Generation Technology 』を新たに採。これにより画像視認性が一と向上た。版面の確認が容易になること、印刷機へのト取り付けミが削減、印の安心感も高まる。

    

          SUPERIA ZXと従来品の視認性の比較(新聞用) 

■より迅速な刷り出しが可能に

  新開発の『Print Control Layer Technology』を導入。プレート表面に湿し水・インキによる機上現像の速度を制御するまったく新しい機能保護層を与えることにより、圧倒的な刷り出しの早さと現像安定性を実現するとともに、現像カスの排出性もさらに向上。これにより、有処理プレートと同様の運用が可能になった。
   
刷り出し濃度推移

■耐刷性が向上し多様な印刷条件に対応
  富士イルム独自のグレイン砂』(多段構造)無処理の性特に合わて発展させた最新の砂目をベースに露光時の硬膜を高める新たなフォトポリマー技術Extreme Adhesive Bonding Technology 』を導入。これより露光部の膜と支持体の密着性が向上さまざま印刷条件下、有処理と同等以上の文字・画像品質が安的定に得れる。
   
              10%網点の耐刷性比較

■定評ある耐キズ汚れ性がさらに向上
 従来の保護層の機能に加、新開発の『Processless Gumming Technology』と、砂表の目面強度り、印刷機にットるまのハンドリングキズなどを抑制。万が一、印刷前にキズ場合、アルミ表面の親水化によりインキ付着を抑、印刷品質への影響を低減する

    

印刷前にキズがついた場合でも、機上現像の過程で下塗り層がキズ箇所の砂目をすぐに親水化

 富士イルムは今後も長年培てきた高度な材料技術を駆使、より使いや信頼性の高い無処理トの開発に取り組み、刷会社の課題解決、生産環境の最適化に貢献ていく。


同件に関
問い合わせは、下記まで。
●富士
イルムバルグラックシスムズ株式会社 広報宣伝部
 在所地〒
106-0031 東京都港区西麻2-26-30 富士イルム西麻布ビル

TEL : 03-6419-0380   FAX 03-6419-9896
ネッジアドレス:https://www.fujifilm.com/ffgs/ja

 

 

2022.08.23

◆モリサワ   Galaxy Storeに日本語フォント150書体を提供

    株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25Tel : 06-6649-2151代表、以下モリサワ)は、サムスン電子(Samsung Electronics Co., Ltd.)が運営するアプリ販売プラットフォーム「Galaxy Store(ギャラクシーストア)」に日本語フォント150書体を提供する。
  これによりGalaxyシリーズのスマートフォンを利用するユーザーは、ストアからフォントを購入・インストールすることで、システムやアプリで表示されるフォントをより幅広いデザインの中から選び、カスタマイズをすることができるようになる。自分の好みや使用環境に合ったフォントを自由に選べるため、スマートフォンやタブレットをパーソナライズする楽しさとともに、より使いやすく読みやすい快適なデバイス環境が実現する。
 モリサワが提供する150書体は、書籍にも使われる可読性の高い明朝体やゴシック体、ゲームやコミック・アニメ、テレビテロップといったさまざまな媒体で使用される人気の高いデザイン書体など、バラエティーに富んだラインナップである。
 そのうち「文字の形がわかりやすい」「文章が読みやすい」「読み間違えにくい」をコンセプトに開発されたユニバーサルデザイン(UD)フォントは、デバイス上の文字に読みづらさを感じているユーザーにもおすすめである。Galaxy Storeでの販売は、今年8月に10書体を先行公開しており、そのほかの書体も同ストアにて順次公開される。
 
2022
8月公開済みの書体(10書体)
A1
明朝
A1
ゴシック L/R/M
TB
丸ゴシック DB/DE
TBUD
明朝 M
TB
新聞明朝 L/M
はるひ学園

2022
8月追加公開予定の書体(10書体)
本明朝-BII/EII (標準がな)
本明朝-BII/EII 新がな
あおとゴシック EL/L/R/M/DB/B
 
2022
9月公開予定の書体(10書体)
UD
デジタル教科書体 R/M/B
解ミン 宙 R/M/B
エコー L/R/B
げんろく志安

 Galaxy Store
はこちら
https://galaxystore.samsung.com/productset/1469927

●同件に関する問い合わせ先
 株式会社モリサワ 東京本社 グローバル統括部 フォントソリューション課
 E-mail:fontsolution@morisawa.co.jp
SNS
でも最新情報を公開している
Twitter
@Morisawa_JP
Facebook
@MorisawaJapan
※各フォントの購入方法やサポートについては、Galaxy Storeに問い合わせを
※記載されている内容は、予告なく変更する場合がある。
※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標である。


2022.07.21

◆モリサワ 2022年度新書体74ファミリーを発表 〜『オーガニック&ディスプレイ』『クラシカル&スタンダード』『Roleスーパーファミリー』 『Clarimo UDシリーズ』の4ジャンルで欧文書体を追加~

  株式会社モリサワ(森澤彰彦社長 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、2022年秋にリリースする新書体のラインナップ74ファミリーを発表する。本年度は、2022623日付のニュースリリースにて案内している和文デザイン書体などの強化に加え、『オーガニック&ディスプレイ』『クラシカル&スタンダード』『Roleスーパーファミリー』『Clarimo UDシリーズ』の4ジャンルの欧文書体49ファミリーからなる合計74ファミリーを追加する。
 目を引く華やかな見出し書体やベーシックな書体、統一感のあるデザインで多くのウエイトが揃う書体までカバーする大幅なアップデートとして、欧文書体の選択肢がぐんと広がり、また上手く活用することでデザインクオリティーにも差をつけられる実力派の書体ラインナップである。近年、日本語だけでなく欧文をはじめとする多言語併記が必要な場面も増えている。モリサワは、今後も欧文書体を充実させることで、欧文を使った豊かなデザインを可能にしている。
 今回追加する欧文ジャンルは、有機的なデザインが目を引くスタイルや強いインパクトを持つ見出し用途の書体が揃う『オーガニック&ディスプレイ』、上品さを感じさせる伝統的なスタイルやシンプルで汎用性の高い書体が揃う『クラシカル&スタンダード』、世界的書体デザイナーのマシュー・カーター氏をメインデザイナーに迎え開発した、200書体を誇る『Roleスーパーファミリー』、UD新ゴとの併記を目的に開発されたサンセリフ体「Clarimo UD PE」のコンデンス(長体)展開『Clarimo UDシリーズ』
4つである。

ジャンル(1) 有機的かつ現代的なスタイルや見出し用途の強いインパクトを持つ『オーガニック&ディスプレイ』『オーガニック&ディスプレイ』のジャンルでは、平筆の書風から着想を得た現代風のセリフ体「Areon Pro(アレオン プロ)」や、書簡の筆跡を参考にデザインされたフォーマルな印象のスクリプト体「Abelha Pro(アベーリャ プロ)」などモリサワ主催の書体デザインアワード「タイプデザインコンペティション」で入賞した実力作品のほか、太いマーカーペンで書いた文字の形から着想を得たサンセリフ体「Tapir Pro
(タピアー プロ)」など、12ファミリーを追加します。欧文組版や和欧併記でのワンポイント利用などで、紙面に華やかなニュアンスをプラスするラインナップである。

     

ジャンル(2) 上品さを感じさせる伝統的なスタイルやシンプルで汎用性の高い『クラシカル&スタンダード』『クラシカル&スタンダード』のジャンルでは、15世紀の活字にインスパイアされて制作されたオールド・ローマン体「Pietro Text Pro(ピエトロ テキスト プロ)」や、オンスクリーンでの利用を想定して制作された、シンプルでややジオメトリックなサンセリフ体「Prelude Pro(プレリュード プロ)」など20ファミリーを追加する。ベーシックな欧文組版をはじめ、和文と組み合わせてご利用いただくことでデザインの幅を広げてくれるようなラインナップである。

     

ジャンル(3 200書体ものファミリー展開が魅力の『Roleスーパーファミリー』アメリカで先行リリースされていた『Role12ファミリーを新書体として追加する。誠実さと安定感をコアイメージとし、SerifSansSlabSoft4つのスタイルとText(本文用)、Display(小見出し用)、Banner(大見出し用)の3つのサイズシーンを持つ書体群。200書体すべてをPro仕様にてご提供します。豊富なスタイルやウエイト展開をもち、統一感のあるコンテンツ制作や、多様な展開を要するコーポレートアイデンティティーの制作などに最適な書体である。

          

ジャンル(4)『Clarimo UDシリーズ』から「Clarimo UD PE」のコンデンス(長体)展開「Clarimo UD PE」に、Narrow/Condensed/Extra Condensed/Compressed/Extra Compressed5段階の長体率のコンデンス書体5ファミリーを追加する。元となる「Clarimo UD PE」は、UD新ゴとの併記を目的に開発されたUDフォントとして、可読性を重視したシンプルで汎用性の高いサンセリフ体です。本シリーズは欧文以外も豊富な言語で展開しているため、書体のデザインを多言語で統一したい場面に活用できるラインナップである。

     

これらの書体は今秋以降、対象製品を通じて利用できる。個別書体の解説はモリサワ公式noteを参照。
欧文書体の魅力がたっぷり! ジャンル別にわかる、モリサワ新書体2022【欧文編】
https://note.morisawa.co.jp/n/nd1a2e5701217
そのほかの新書体ラインナップ(和文書体)についての解説ページはこちら
え?こんなデザインも使えるの?! ジャンル別にわかる、モリサワ新書体2022【和文編】
https://note.morisawa.co.jp/n/n0289d6ef788b
なお、モリサワの欧文書体についての情報をまとめた「欧文フォントへのこだわり」のページを公開した。ページ内では、モリサワの代表的な欧文ラインナップのほか、Roleの制作プロジェクトについての動画など、幅広い内容を紹介している。
モリサワ欧文書体ページはこちら
https://www.morisawa.co.jp/fonts/latin/
対象製品:
MORISAWA PASSPORT
製品
MORISAWA Font Select Pack
製品
Web
フォントサービス TypeSquare
提供時期:2022年 秋

●同件に関する問い合わせ先
 株式会社モリサワ 東京本社 ブランドコミュニケーション部 広報宣伝課
 E-mail:pr@morisawa.co.jp
SNS
でも最新情報を公開している
Twitter
@Morisawa_JP
Facebook
@MorisawaJapan
※記載されている内容は、予告なく変更する場合がある。
※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標である。


2022.06.23

◆モリサワ   デザイン書体などを大幅拡充 『インパクト』『ゆるポップ』『ロマン』『オールド』の4ジャンルで

    株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、2022年秋にリリースする新書体において『インパクト』『ゆるポップ』『ロマン』『オールド』の4つのジャンルでデザイン書体などを強化することを、このほど発表した。
   近年、オンスクリーンでのコミュニケーションが活発化している背景を受け、特定の印象や世界観の演出に効果的な和文デザイン書体を一挙に充実させることで、より表情豊かな文字表現を可能にしている。
 今回追加する和文デザイン書体などのジャンル名は、書体の持つ雰囲気や利用シーンをイメージしている。字面が大きめで迫力を感じさせる書体が揃う『インパクト』、あどけなさや遊び心を感じさせる書体が揃う『ゆるポップ』、個性的な装飾を取り入れたレトロ可愛い書体が揃う『ロマン』、筆や活字の雰囲気を残したクラシカルな印象の書体が揃う『オールド』の4つです。これらの書体25ファミリーは、2022年秋の提供を予定している。

◆ジャンル(1) 大胆な『インパクト』を与える書体
『インパクト』のジャンルは、雷鳴で割れたような端々の装飾がパワフルな迫力を与える書体「イカヅチ」や、直線で構成されたシンプルな設計でありつつ独特の印象を与える書体「ラピスエッジ」「ラピスメルト」など5ファミリー。ゲームやコミックなどをはじめ、コンテンツの世界観を演出するシーンで使いやすいラインナップである。
       

◆ジャンル(2) 遊び心のある『ゆるポップ』な書体
『ゆるポップ』のジャンルは、低い重心とやや下にすぼまるプロポーションを持つ、レトロであどけない雰囲気の書体「ココン」や、筆ペンで書いた文字をイメージしたゆる可愛い書体「ぽってり」のほか、「プフ ピクニック」「プフ ホリデー」といった統一しすぎない自由な字形と小さめの字面が特徴の「プフ」シリーズなど、8ファミリー。親しみやすさや柔らかい印象を与えたい場面におすすめのラインナップである。
      

◆ジャンル(3) レトロ可愛い『ロマン』な書体
『ロマン』のジャンルは、やや低めの重心をもつスクエアな骨格の漢字を共通とした、ハイコントラストな書体「翠流ネオロマン(すいりゅうねおろまん)」「翠流デコロマン(すいりゅうでころまん)」のほか、人気のかな書体に漢字を追加した書体「白のアリス」「オズ」の4ファミリー。エレメントなどに個性的な装飾が取り入れられており、ひと目見ただけでレトロかつ華やかな印象を与えるラインナップである。
      

◆ジャンル(4) 細やかに機微を演出する『オールド』な書体 
『オールド』のジャンルは、楷書体や活字からインスパイアされたオールド系の明朝体「霞青藍(かすみせいらん)」「霞白藤(かすみしらふじ)」に加え、手書き文字の優しい印象をもつペン字風のデザイン書体「白妙(しろたえ)」「白妙 オールド(しろたえ おーるど)」など8ファミリー。おなじみの秀英にじみシリーズからは、「秀英四号太かな」をベースに “にじみ” を再現した書体「秀英にじみ四号太かな」、字游工房からは繊細なニュアンスの違いが楽しめる本文用書体「文游明朝体 古雅かな(ぶんゆうみんちょうたい こがかな)」「文游明朝体S 朝靄かな(ぶんゆうみんちょうたいえす
 
あさもやかな)」「文游明朝体S 水面かな(ぶんゆうみんちょうたいえす みなもかな)」が仲間入りする。
            

 各書体の詳しい解説についてはモリサワ公式noteを閲覧。
え?こんなデザインも使えるの?! ジャンル別にわかる、モリサワ新書体2022【和文編】
https://note.morisawa.co.jp/n/n0289d6ef788b
対象製品:MORISAWA PASSPORT 製品、MORISAWA Font Select Pack 製品、Webフォントサービス TypeSquare
提供時期:2022年 秋

同件に関する問合せ先
◆株式会社モリサワ 東京本社 ブランドコミュニケーション部 広報宣伝課
 E-mail:pr@morisawa.co.jp
 SNSでも最新情報を公開している
 Twitter@Morisawa_JP
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※記載されている内容は、予告なく変更する場合がある。
※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標である。


2022.06.23

◆リコー 印字技術の「ラベルレスサーマル」 がセブン-イレブンの商品に採用

   株式会社リコーは、このほど、サーマル印字技術「ラベルレスサーマル」が、株式会社セブンイレブン・ジャパンの商品パッケージに採用された。

「ラベルレスサーマル」は、リコーが開発したサーマルインクを包装材であるフィルムに部分コーティングし、その部分にサーマルヘッドやレーザー装置で熱を加えることにより直接印字するもの。
 セブン
イレブン店舗で発売したサラダ3種類のパッケージにこの技術が採用され、原材料などの情報が直接印字されている(1,700店、期間限定)。 従来の紙ラベルが不要となり、環境負荷の低減に貢献。また、必要な情報を裏面から天面に移すことで、原材料、アレルゲン等の情報の視認性が向上。さらに製造工程においても、紙ラベルの貼り付け作業や消耗品であるインクリボンの交換の手間が不要になり、小売り・流通業界など幅広い分野で生産性の向上を実現できる。

     


2022.06.23

◆ミマキエンジニアリング    透明感を表現できる3Dプリンタ用 クリアインク「MH-110PCL」を発売

 株式会社ミマキエンジニアリングは、このほど、UV硬化インクジェット方式フルカラー3Dプリンタ「3DUJ-553」で利用できるピュアクリアインク「MH-110PCL」を開発し発売した。
 ピュアクリアインク「MH-110PCL」は、従来のクリアインク「MH-100CL」と同様に、クリアのみの表現だけでなく、カラーインク(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)を組み合わせて、スケルトンカラー(色つきの透明)表現も可能である。

 そのため、「3DUJ-553」の特長である「1,000万色以上のフルカラー造形」に透き通ったピュアクリアインク「MH-110PCL」のクリア表現とスケルトンカラー表現が加わることで、これまで以上に多彩な色合いやビジュアルを重視したデザインで活用できる。

 



2022.06.23

◆ハート 再生パルプ100%使用の 未晒クラフト封筒を発売

 ハート株式会社は、このほど、再生パルプ100%を使用した未晒(みざらし)クラフト封筒を発売した。再生パルプを使用したことで、紙資源のリサイクル、木材資源の使用量を削減でき、また、無漂白の抄紙のため環境負荷の低減に繋がっている。森林認証製品のため環境への配慮をPRできるのもメリットである。再生パルプ由来の自然な風合い、丈夫で透けにくいのが特長である。
  各種ビジネス用、DM用、梱包用封筒として適しており、紙の表面は再生紙特有のざらざらした手触りで、紙を白くするための漂白を行わないため、薬品の使用量も削減でき強度も高い。ナチュラルな風合いで透けにくいのも特長である。製品は、長3(入数1,000/ケース)、角2(入数500/ケース)をラインアップしている。

  

2022.06.23

◆リンテック グラシン紙ベースの剥離紙を開発 プラスチック使用量削減に貢献

   リンテック株式会社は、このほど、プラスチック使用量削減の観点から、同社独自のコーティング加工をすることで、ポリエチレンラミネート加工をせずに高平滑性を実現したグラシン紙ベースの剥離紙を開発し、販売を開始した。
   新開発の剥離紙は、従来のポリエチレンラミネート加工した剥離紙と同程度の平滑性を実現し、ラベルの透明性や意匠性の確保に寄与するもの。また、ラベルを自動貼りするラベリングマシンでの貼付に適した強度と光透過性を有しているのも特長である。
  表面基材には、使用済みのペットボトルを原料にして作られた再生PETフィルムを使用。再生PET樹脂を80%以上使用しながらも、非再生PETフィルムベースと同程度の物性を実現した。


  

 

2022.06.23

◆モリサワ  生産性と信頼性を両立させたモノクロA3高速デジタル印刷機を発売

  株式会社モリサワ(代表取締役社長 : 森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25、以下モリサワ)は、このほど、RISAPRESSシリーズの新製品として、モノクロオンデマンドプリンティングシステム「RISAPRESS 2100」を発売した。
RISAPRESS 2100」は「RISAPRESS 100」の後継機として、プロダクション機で培った印刷技術を継承した高い基本性能を有し、企業内印刷室などでの大量コピー/プリント業務を合理的な操作性で高速・高品質化する。プロダクション機では導入・運用面でハードルが高い、オフィス機では生産性や品質において不安が残るというニーズに、導入しやすいシステム構成とプロ仕様の信頼性でしっかり応えている。
 主な特長は次のとおり。
大量出力を短納期で対応できる、毎分100枚の高速出力

 瞬発力のある印刷を可能にする毎分100ページA4・ヨコ)を実現。小冊子や面付けデータもすばやく出力でき、多彩なフィニッシングと併せて高い生産性を発揮する。

さまざまな成果物へ展開できる幅広い用紙対応力
 A3ドキュメントにトンボ付きで出力可能な324×463mm の用紙に標準対応。用紙坪量は標準で40 300g/m(両面印刷の場合は50 300g/m)の薄紙から厚紙までの通紙に対応。また、紙質も上質紙やタブ紙などさまざまな用紙が扱えます。さらに、オプションの装着によりハガキへの印字も可能である。
両面同時読み取りの高速ディアルカラースキャナー

 A4カラーの原稿を毎分120 枚でスキャン。両面原稿の場合でも表面用と裏面用の2つの独立したスキャンセンサーで同時スキャンでき毎分240ページの高速スキャンを実現。オフィス機と同等のネットワークスキャン機能も搭載し、よりスピーディーにドキュメントのデジタル化を促進する。
用紙を通し、ガイダンスに従うだけのメディア検知機能
 インテリジェントメディアセンサーIM-101を使用したメディア検知機能を搭載。センサーに用紙を挿入することで坪量や種類を検知し、用紙プロファイルの候補を提示する。
印字中でも交換可能な大容量トナーボトル
 トナー交換によるダウンタイムと手間を低減する約82,000枚相当の出力が可能な大容量トナーボトルを搭載。印字中でもトナーボトルを交換できるため、稼働率を維持できる。

   
【主な仕様】
◆形式  コンソール
◆読み取り解像度  600×600dpi
◆書き込み解像度  1200×1200dpi

◆諧調  256諧調

◆メモリー容量  12GB
HDD容量  1TB

◆最大原稿サイズ  A3

 



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