ニュースリリース
2023.07.24
◆モリサワ 邦文写真植字機発明100周年まであと1年! 「写植機」再現など記念プロジェクトを展開
株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、1年後の2024年7月24日に、創業者 森澤信夫による邦文写真植字機(以下、写植機)の発明から100周年を迎える。その歴史を振り返るプロジェクトとして、当時の写植機を、一部機能をデジタル化し、現代の技術を融合させた形で再現した。また、100年の歴史を同じくする「阪神甲子園球場」と共に、節目となる年を相互に盛り上げるとのことだ。
今後も同社は、写植機が残した功績を次の世代に継承するため、発明100周年を記念したさまざまな活動を行っていくとしている。
写植機は、「光学写真の原理で文字を現して組む」という方法で、従来の活版印刷に代わる新たな印刷技術を体現した機械である。モリサワの創業者である森澤信夫が発明し、株式会社写研の創業者である石井茂吉氏と共に1924年に特許を申請した。それからDTPの登場に至るまで、文字印刷技術のスタンダードとして活躍し、日本の出版・広告・デザインの発展に大きく貢献した。
写植機の再現
歴史的発明から来年で100周年を迎えることを記念し、今では数台のみしか現役で存在しない写植機「MC-6型」を、当時の形状を生かしつつ、一部の機能をデジタル化して再現した。MC-6型は、1967年発売の万能型手動写植機で、当時1万台の販売を記録したというロングセラー機である。このほど再現した「MC-6型(2024)」は、「現像」の工程を踏むことなく、備え付けのモニター上で文字の版下を確認することができるため、写植機の仕組みを理解しながら、植字を模擬体験することができる。
「MC-6型(2024)」は、デジタル以前からの印刷史の変遷を体感できる機会として、モリサワの展示ゾーン(ショールーム・大阪)にて公開している。見学を希望される人は、下記の「ご見学について」を参照。
東京での公開も予定しているが、詳細は決まり次第知らせるとのこと。
MC-6型(2024)
阪神甲子園球場 「100周年アニバーサリー企業」に協賛
兵庫県西宮市の阪神甲子園球場は、写植機の発明と同年の1924年に開場し、日本における野球場の「象徴」としてその役割を果たしながら、これまで数多くの日本人の心に「憧憬」を刻んできた。
同じく関西が発祥のモリサワは、阪神甲子園球場の「100周年アニバーサリー企業」に協賛し、記念特設サイトに紹介された。
「100周年アニバーサリー企業」特設サイトはこちら
https://www.hanshin.co.jp/koshien/100th/anniversary_company/
文字印刷の一時代を象徴する写植機の発明100周年記念事業は、今後も随時発信予定である。
■見学について
モリサワの展示ゾーン(ショールーム・大阪) はモリサワ本社の5Fに設置。見学を希望する人は、以下から申し込みを。
https://www.morisawa.co.jp/support/contact/forms/gallery-tour
モリサワの展示ゾーン(ショールーム・大阪)の詳細はこちら
https://www.morisawa.co.jp/culture/museum/
モリサワについて
株式会社モリサワは、大阪市に本社を置くフォントメーカー。Windows10以降に搭載されているBIZ UDフォントやUDデジタル教科書体など、より多くの人にとって読みやすく設計されたUD(ユニバーサルデザイン)フォントも開発している。2,000書体以上が使えるフォントサブスクリプションサービスMorisawa FontsやWebフォント、組込みフォントなど、利用環境に合わせたフォントサービスを提供している。
●同件に関する問い合わせ先
株式会社モリサワ 東京本社 ブランドコミュニケーション部 広報宣伝課
E-mail:pr@morisawa.co.jp
SNSでも最新情報を公開している
Twitter:@Morisawa_JP
Facebook:@MorisawaJapan
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