ニュースリリース

2023年11月

2023.11.14

◆モリサワ   2023年新書体も探せる、新しい「モリサワ総合書体見本帳2023–2024」が完成! SNSで30名様にプレゼントキャンペーンを実施

 株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、このほど、2023年新書体を含むMorisawa Fonts搭載書体を網羅した「表現・特徴で見つけるフォントBOOK モリサワ総合書体見本帳 2023–2024」を制作・刊行した。前号と同様に、「つくりたい表現」や「特徴」といった親しみやすい独自のカテゴリで書体が見つかる、使い手目線にこだわった見本帳である。
 
    


    この見本帳は、1116日(木)開催の「Adobe MAX Japan 2023
https://www.morisawa.co.jp/about/news/9825)」をはじめとする各イベントでお渡しするほか、
Morisawa Fonts
契約者にも届ける予定である。(※1)。
 また、より多くの方に書体の魅力を知ってもらえるよう、全国の書店でも特製カバーつき別装丁版を購入することができる(※2)。さらに充実した見本帳をぜひ活用を。
(※1)詳細が決まり次第、契約者に順次案内していく。
(※2)発売日:20231124日(金)順次発売
 
   

   株式会社マイナビ出版
 「表現・特徴で見つけるフォントBOOK モリサワ総合書体見本帳 2023–2024
 価格:1,320円(税込)
 ISBN978-4-8399-8514-1
 詳細はこちら 
https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=141552
「モリサワ総合書体見本帳」のコンセプト
実際にユーザーが書体を探すシーンを考慮し、より最適な書体にアクセスしやすく、各書体の個性を活かした使い分けができるように3つの検索方法を採用している。
 検索方法を複合的に使いながら目的の書体を探すことで、より制作物にマッチした書体が直感的に見つかる。
 1.
「つくりたい表現で探す」
「かわいい」「レトロ」「物語性」「パワフル」など、表現したい作風やイメージにマッチする11種類のキーワードから探すことができる。書体の使用シーンを彷彿とさせる組見本によって、ライブラリーの世界観を楽しみながら書体を見つけることができる。
 2.
「特徴で探す」
「ペン字・手書き」「コンデンス」「教育用」など、形や仕様、用途といった具体的な特徴から関連する書体同士を比較できる。細分化された書体ジャンルによって、制作物に合った特徴を持つ書体を探すことができる。
3.
「全書体見本」
2,000
書体を超えるMorisawa Fontsのライブラリーを、書体分類・ブランドに基づいて網羅的に一覧できる。
 
豪華な巻頭特集や役立つTipsを収録
 DODO DESIGNによる特集企画では、コミック表紙、Webサイト、お酒ラベル、イベントグッズなど、2023年新書体を使った全6つのグラフィック作例が登場。個性的な書体によって生まれる多彩なデザインが、創作活動のヒントにつながる。
 また、Morisawa Fontsの便利な使い方やUD(ユニバーサルデザイン)書体の解説、文字セットといった基本情報のほか、OpenType機能を使った字形の切り替え、カーニング設定など、役立つTips記事も掲載している。

「モリサワ総合書体見本帳」プレゼントキャンペーンについて
 この「モリサワ総合書体見本帳 2023–2024」の完成を記念して、応募期間中、モリサワ公式X(旧Twitter)をフォローし、対象のキャンペーン投稿をリポストしたユーザーの中から抽選で30名にプレゼントする。同社では応募を呼び掛けている。
 
■キャンペーン概要
タイトル:モリサワ総合書体見本帳がもらえる!フォロー&リポストキャンペーン
期間:20231114日(火)〜20231126日(日)23:59
賞品および当選者数:
「表現・特徴で見つけるフォントBOOK モリサワ総合書体見本帳 2023–2024」…30
■応募方法
(1)モリサワ公式X(旧Twitter)アカウント「@Morisawa_JP」をフォロー
※すでにフォロー済みの人は、追加の対応は不要である
(2)本キャンペーン対象の投稿をリポスト
■当選者発表
キャンペーン期間終了後、当選した人にXのダイレクトメッセージにて当選通知を連絡する。
■注意事項
・応募する際に預かる個人情報の保護方針に関しては、同社プライバシーポリシーを確認のうえ、応募を。
・預かった個人情報は、当選の連絡および賞品の発送に使用する。
※賞品の画像は、実際に送付するデザインと異なる場合がある。
※応募は、期間中11回限りとなる。
※同キャンペーンについての連絡や発送に関して、連絡する場合がある。
※賞品の発送は202312月下旬を予定しているが、諸事情により遅れる場合がある。
また、送付先は日本国内に限定。
※当選の連絡後、3日以内に正確な送付先などの必要な情報を提供いただけない場合、当選が無効となる。
※賞品発送の日時は指定できない。
※同キャンペーンによって生じたトラブルや損害に、株式会社モリサワは一切の責任を負わない。
※アカウントが非公開設定の方は、抽選の対象外である。また、今回のキャンペーンはリポストキャンペーンのため、引用ポストは抽選の対象外となる。
※賞品に不良がある場合を除き、返品・交換には応じかねる。また賞品に不良がある場合は、到着後7日以内に連絡を。
 Morisawa Fonts
について
 2,000書体以上が使えるモリサワのフォントサブスクリプションサービスである。「文字とつながる。世界がひろがる。」をタグラインに、定番書体からデザイン書体までプランに収録されたすべてのフォントを、デバイスに依存しないユーザー単位のライセンスで利用することができる。フォント管理はもちろん、契約手続きもオンラインで完結でき、場所を選ばない新時代のワークスタイルをサポートしている。
Morisawa Fonts
サービスサイトは以下より
https://morisawafonts.com/
●同件に関する問い合わせ先
 株式会社モリサワ ブランドコミュニケーション部 広報宣伝課
 E-mail:pr@morisawa.co.jp <
mailto:pr@morisawa.co.jp>
 SNSでも最新情報を公開している
 X(旧Twitter):@Morisawa_JP Facebook@MorisawaJapan
 
※記載されている内容は、予告なく変更する場合がある。
※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標である。
   
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2023.11.09

◆モリサワ  ゴールドスポンサーとして 「Adobe MAX Japan 2023」に協賛 11月16日東京で開催

株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25Tel:06-6649-2151代表、以下モリサワ)は、20231116日(木)に開催されるクリエイターのための祭典「Adobe MAX Japan 2023」にゴールドスポンサーとして協賛する。

アドビ株式会社が主催するAdobe MAX Japanは、グラフィックデザイン、写真、Web制作、UI/UXデザイン、映像制作、3D制作などに携わるクリエイターたち、およびそれらを目指す人が楽しめる日本最大級のクリエイティブイベントで、モリサワの企業ブースでは、今秋リリースした2023年新書体と、2,000書体以上のフォントが使える「Morisawa Fonts」を中心に、各種フォントソリューションを紹介する。

また、今回のための特別企画となる、ポップアップストアをイメージした「FONTFUL SHOP inspired by MORISAWA」では、書体のデザインで彩るさまざまな生活アイテムを展示して、書体の魅力をお伝えします。創作意欲を刺激し、文字の可能性を感じる展示や、最新の総合書体見本帳などの来場者プレゼントを用意している。

 

■開催概要

名称:Adobe MAX Japan 2023

会期:20231116日(木)10002000

会場:東京ビッグサイト 南展示棟

公式サイト・チケット購入はこちら https://maxjapan.adobe.com/

※来場者プレゼントの詳細は、モリサワの公式X(旧Twitter)「@Morisawa_JP」で。

■出展内容

〈フォントソリューション〉

Morisawa Fonts https://morisawafonts.com/

2023年モリサワ新書体 https://www.morisawa.co.jp/topic/upg2023/

 

●同件に関する問い合わせ先

 株式会社モリサワ ブランドコミュニケーション部 広報宣伝課

 E-mail:pr@morisawa.co.jp

SNSでも最新情報を公開しております

X(旧Twitter):@Morisawa_JP 

Facebook@MorisawaJapan

 

※記載されている内容は、予告なく変更する場合がある。

※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標である。

 

2023.11.09

◆富士フイルムグラフィックソリューションズ   Jet Press 750S導入事例――株式会社彩匠堂 圧倒的高画質と小ロット対応力を活かし、新たな市場開拓に挑む POD機に代わる主力生産機として活用、オフセットジョブの内製化も実現

   大阪と東京を拠点に、デジタルプレスを駆使して多様な印刷需要に応える株式会社彩匠堂(本社:大阪市中央区道修町2-2-6、代表取締役:伊達則幸氏)は、20223月に富士フイルムのB2判インクジェットデジタルプレス『Jet Press 750S』を導入し、それまでPOD機(トナー機)に特化していた生産体制を一新。新規受注の獲得や、外注していたオフセットジョブの内製化といった成果を挙げている。導入の経緯や具体的なメリットなどについて、代表取締役・伊達則幸氏、取締役・龍田浩平氏に伺った。

■デジタル機に特化し、短納期対応を強みとして成長

 彩匠堂は、もともと複写業に携わっていた伊達社長が2009年に独立し立ち上げた新進気鋭の印刷会社だ。2012年に生産拠点として「深江橋プリントセンター」(大阪市東成区)を開設して以降、POD機を中心に積極的な設備導入を進め、当時のメインクライアントであった学習塾の仕事をはじめとして、バリアブルを含む小ロット・短納期の印刷物を手がけながら着実に成長を遂げてきた。

 現在でも社内の印刷設備はデジタル機に特化。比較的部数の多い仕事はオフセットで対応するが、その場合は近隣の協力会社に依頼する形をとっている。

 
 
   伊達社長

  一方、個人情報を扱う
DMなども受注するためプライバシーマークを取得するなど、万全の情報管理体制を構築。さらに、富士フイルムの高機能バリアブルソフト『FormMagic』の導入により、大部数のバリアブルジョブも効率的かつ高精度に処理できるシステムを確立した。2016年には「富士ゼロックス カラーマネジメントプロフェッショナル認定」(現在のFUJIFILM Business Innovation Color Management認定)を取得。高い品質を担保しながら超短納期要求にも応える体制を整えた。この生産基盤は現在に至るまで同社の大きな強みとなっている。

 また2019年には、大阪市鶴見区に「鶴見フルフィルメントセンター」を開設。POD出力だけでなく、封入、アセンブリ、梱包・発送も含めた一貫対応が可能になった。

PODを中心に据えてビジネスを展開していく中で、流通加工についてのご要望も多くいただいたことから、その工程を内製化することにしました。印刷から発送までの一貫サービスはもちろん、特定の工程のみの個別対応も可能で、たとえば検品のみの依頼などもあります。印刷とセットでなくてもお客さまの課題に応じて柔軟に対応しています」(伊達社長)

このようにクライアントの最新のニーズに応じて自社で持つ設備や工程を吟味し、協力会社とも密な連携を図りながら仕事の幅を広げてきた彩匠堂。「高品質・短納期・適正価格での提供」を徹底し、幅広い業種のクライアントから厚い信頼を得ている。

 

■導入の決め手は品質と信頼性の高さ

 そんな同社が『Jet Press 750S』を導入したのは、20223月のこと。設立以来PODによるビジネスを主軸としてきた同社がJet Pressに着目したのは、どんな理由からなのか。伊達社長はこう説明する。

「これまでは、サイズ的にも品質的にもPOD機で対応できる仕事がメインでしたが、お客さまとの関係性が深まってくる中で、より高品質なものを望まれる声も増えてきたのです。ただ、当社にとって、いまからオフセット印刷機を導入するというのは現実的ではないため、デジタル機で我々の要件を満たすシステムを検討した結果、辿り着いたのがJet Press 750Sでした」


 
   龍田取締役

  龍田取締役も
Jet Pressに可能性を感じていた一人だ。

「私自身、実は720Sの時代からJet Pressに注目していたのですが、750Sへと進化して品質や生産性がさらに上がり、実用性が一段と増したと感じていました。一方で、当社の事業環境もコロナ禍による受注内容の変化、お客さまの品質要求の高まりといった要因から、POD特化型の設備を見直し次のステップへ進む必要性を感じる状況になってきました。具体的には、これまでの品質面の課題を解決しながら、より大きなサイズに対応することで仕事の幅を広げていこうと。そのための新たな戦力として最も適していると確信したのがJet Press 750Sでした」

 導入の決め手になったのは、印刷品質とサポート面を含む信頼性の高さだったという。品質に関しては「POD機のトナー特有のテカリを解消したい」という思いから、オフセット印刷に近い、より自然な仕上がりを重視。また信頼性については、伊達社長はこう語る。

Jet Pressは国内外で10年以上の実績がありますし、富士フイルムさんとのこれまでのお付き合いで、アフターサポートの対応も素晴らしいと感じていました。今後の当社の主力生産機として導入することを考えると、こうしたハード・ソフト両面の安心感は非常に重要な要素でした」

 
 
    深江橋プリントセンターに設置されたJet Press 750s     主に500通し以下のジョブで活用している

小ロット・高品質ニーズへの対応が可能に

 Jet Press 750S導入にあたっては、それまで4台保有していたPOD機のうち3台を搬出し、「Jet Press 750SPOD1台」という思い切った生産体制へとシフトした。

 Jet Press 750Sは、さまざまな方式のデジタルプレスの中ではオフセット機に近い機構を持つことから、龍田取締役は「オペレーションの面でPOD機と勝手の違う部分が多く、当初は戸惑いもあった」と語るが、この点は実運用の中で克服し、現在では問題なく活用できているという。

 同社がまずJet Press 750S活用のターゲットとしたのは、外注していたオフセット印刷のジョブだ。従来、売上の50%以上を占めていたオフセット印刷の仕事(外注)のうち、比較的ロットの小さいものをJet Pressに切り替え、内製化を進めた。

「たとえば高級分譲マンションのパンフレットなどは小ロット化が顕著で、デジタル印刷向きのものが多くなってきていますが、品質はかなり高いレベルが求められるため、従来のPOD機では難しかったのです。しかしJet Pressなら品質面もまったく問題ないので、色校正も含めて内製化することができました」(伊達社長)

 こうした「部数は抑えたいが品質は落としたくない」というニーズへの対応が可能になったことは、大きな営業メリットの一つだ。クライアントによっては、オフセットからJet Pressに切り替えたことで色味への評価がさらに高まり、リピート受注につながるケースもあるという。

 

アーティストの作品集など、新たな市場へアプローチ

 一方で同社は、Jet Pressの高い色再現性などを活かし、新たな領域へのアプローチも進めている。その一つがアート系の印刷物だ。いま売り出し中の若手アーティストの作品集や図録、ポスターなどを手がけている。

 「印刷通販を利用されるアーティストさんもいますが、紙の選択肢が少なかったり、サイズが限られたりといった制約が多いため、なかなかイメージ通りのものがつくれないという声も聞きます。そういう方にJet Pressは非常にフィットしやすいですね。POD機に比べて特殊紙への適応力もありますし、色味についても、アーティストさんの意向をより忠実に反映することができます」(伊達社長)

 Jet Press 750Sで制作した印刷物は、同社のコーポレートサイトやSNSで事例として紹介しており、アーティストのプロモーション、彩匠堂自身のブランディングの両面で効果を挙げている。


   


Jet Press 750Sの品質の高さについては、龍田取締役も「仕事の幅を広げる上で大きなメリットになる」と評価する。

「オフセットに比べて色域が広く、RGBデータの鮮やかな色を再現することもできます。富士フイルムさんの『オフセット印刷を凌駕する圧倒的な高画質』という謳い文句に嘘偽りはないですね。後加工適性も高く、折り加工によるインクの割れなどもありません。Jet Press 750Sによって、いままでオフセットの独壇場だった領域にデジタルで入っていくことが可能になりました」

 ただ同社は基本的に、敢えて「Jet Pressを活かせる仕事」を狙う営業はせず、受注した仕事の内容に応じてJet Press 750Sを活用するというスタンスをとっている。

「あくまでお客さまの課題を最適な方法で解決するというのが私どものミッションであり、そのための新たな手段として、今回Jet Press 750Sが加わった形です。しかしそのおかげで、社内での対応力が格段に高まったことは間違いありません」(伊達社長)

 

市場の変化を見据え、B2デジタルをメインに

 創業以来、小回りのきく「A3サイズのPOD機」を駆使し、抜群の瞬発力を強みとしてビジネスを展開してきた彩匠堂だが、今後は主戦場をB2(菊半裁)以上の領域に移していく計画だという。

A3POD市場は競合が多く、すでに値崩れが始まっている状況。デジタル印刷のノウハウを持っていても価格競争に巻き込まれかねません。一方で、オフセット印刷からデジタル印刷への移行がさらに加速することは世界の動向を見ても明らかで、実際に受注する仕事内容も小ロット・多品種・短納期の方向にシフトしています。そう考えると、B2あるいはB1サイズのデジタル機に軸足を移していくべきだろうと。Jet Press 750Sの導入はその第一歩と捉えています」(伊達社長)

デジタル機で事業を展開していく姿勢に変わりはないが、デバイスの種類については、インクジェットに絞ることはしない。つねにアンテナを張り、技術の進化と市場の変化を見極めながら、最良と判断したものを柔軟に採り入れていく考えだ。伊達社長は最後に富士フイルムへの期待を込めてこう結んだ。

「どんなデバイスでも生産機として使う以上、いかに安心して安定的に運用できるかが重要です。その点、富士フイルムさんのシステム自体の信頼性はもちろん、アフターサポートの丁寧さ、的確さも大きな魅力だと感じています。今後も良きパートナーとして、実践的なシステム提案、情報提供などを通じて、当社のビジネスを支えていただければと思います」

 

2023.11.02

◆モリサワ  UDフォント開発と普及促進の取り組みが「STI for SDGs」アワード優秀賞を受賞

 株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、国立研究開発法人科学技術振興機構(以下JST)が実施する「STI for SDGs」アワードにおいて「UDフォント(ユニバーサルデザインフォント)開発と普及促進」の取り組みが優秀賞を受賞した。

STI for SDGs」アワードは、JST2019年度に創設したアワードです(後援:文部科学省)。科学技術・イノベーション(Science, Technology and Innovation: STI)を用いて社会課題を解決する日本発の優れた取り組みを表彰することで、その取り組みのさらなる発展や同様の社会課題を抱える国内外の他地域への水平展開を促し、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)の達成に貢献することを目的として、毎年実施されている。

モリサワは、2009年に最初のUDフォントをリリース以来、これまでさまざまなUDフォントを開発してきた。今回、モリサワが取り組むUDフォント開発と普及促進の活動が評価され、優秀賞を受賞した。

 
   

■受賞した取り組み

名称:「UDフォント(ユニバーサルデザインフォント)開発と普及促進」

概要:ロービジョン(弱視)やディスレクシア(読み書き障害)、加齢などによる視力や認知機能低下などで、文字からの情報収集に困難を抱える人にとって、文字の見やすさ、読みやすさは、日常生活に大きな影響を与える社会課題である。モリサワのUDフォントは、その課題に向き合い、さまざまな使用場面に応じて開発してきた。

その一つである「UDデジタル教科書体」は、読み書きに困難さを抱えた子どもに配慮したデザインであり、Windows OSに標準搭載されたことから、学校を含む教育現場でも活用されている。開発やデザイン修正の過程では、ロービジョンやディスレクシアなどの小学生を対象とした検証、障害当事者の参画、視覚障害シミュ

レーション用機器の利用などで、改善を重ねた。

英語、中国語、ハングル、アラビア語、タイ語などの多言語対応のUDフォントも開発・提供しており、現在進行形で新たなUDフォントの研究と開発を進めている。

 
   
                   UD教科書体の特徴

受賞理由

フォントの開発過程において、科学的な検証が繰り返し行われていること、読みやすさを重視するUDフォントの開発が多数行われていること、視覚認知に困難を抱える方のニーズに焦点をあて、当事者が間違いやすいポイントを丁寧に抽出し、修正と検証が繰り返すデザインプロセスを構築していることなどが評価された。

主としてSDGs目標4の他、311の達成への貢献が期待でき、UDフォント開発に携わるスタッフの活動やその意義は広く認知されるべきものであること、また他の目標達成を著しく損なうことのない活動であることから、選考委員会において優秀賞にふさわしいと判断された。

 

科学技術振興機構(JST)によるプレスリリースはこちら

https://www.jst.go.jp/pr/info/info1649/index.html

STI for SDGs」アワードについてはこちら

https://www.jst.go.jp/sis/co-creation/sdgs-award/

なお、JSTが主催する「サイエンスアゴラ2023」にて、受賞者による取り組みの紹介やトークセッションを行う。

タイトル:STI for SDGs ~科学のチカラで未来をつくる!~ STI for SDGs: Shaping the Future with the Power of Science!
日時:20231118日(土)14:3016:00
会場:サイエンスアゴラ2023 5FオープンスペースE(テレコムセンタービル)
詳細はこちら 
https://peatix.com/event/3699104

 モリサワについて

モリサワは、大阪市に本社を置くフォントメーカー。Windows10以降に搭載されているBIZ UDフォントやUDデジタル教科書体など、より多くの人にとって読みやすく設計されたUDフォントも開発している。2,000書体以上が使えるフォントサブスクリプションサービスMorisawa FontsWebフォント、機器やアプリケーションへの組込みフォントなど、利用環境に合わせたフォントサービスを提供している。

 

モリサワのサステナビリティ活動について

https://www.morisawa.co.jp/about/sustainability/

 

●同件に関する問い合わせ先

 株式会社モリサワ サステナビリティ推進部 ダイバーシティ推進室
  E-mail:sustainability@morisawa.co.jp
 SNSでも最新情報を公開している
 X(旧Twitter):@Morisawa_JP 
 Facebook@MorisawaJapan

※記載されている内容は、予告なく変更する場合がある。

※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標である。

 

 

 

2023.11.02

◆富士フイルム   2023グリーンプリンティング認定制度で「GP資機材環境大賞」を受賞  GP資機材認定製品の機材部門において環境貢献度の高さを評価

 富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、一般社団法人日本印刷産業連合会(以下、日印産連)の『2023グリーンプリンティング(GP)認定制度表彰』において、「2023GP資機材環境大賞」を機材部門で受賞した。これは、GP資機材環境大賞が創設された2018年の資材部門での受賞に続き2度目となる。1018日、東京・新宿区のDNP左内町ビル・ホールで行なわれた表彰式には、富士フイルムグラフィックソリューションズ株式会社 代表取締役社長・山田周一郎と、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 アドバンストオフセットアンドインダストリアルプリンティング事業部長・柳瀬健が出席し、日印産連副会長の堆誠一郎氏より賞状と盾が授与された。

 「グリーンプリンティング(GP)」認定制度は、SDGsが社会の共通目標になる中、印刷総合環境配慮制度として日印産連が進めている取り組みで、印刷業界で環境配慮自主基準を達成した工場・事業所を認定するとともに、同基準に適合した印刷製品への「GPマーク」表示の認定、印刷工場が使用する資機材の認定などを行なっている。

 

富士フイルムが受賞した「GP資機材環境大賞」は、GP資機材認定製品の登録により、GP資機材認定製品を積極的に提供することで印刷工場の環境負荷低減および作業環境改善に貢献しているメーカーに贈られるものだ。富士フイルムは、インクジェットデジタルプレス『Jet Press 750S』をはじめとするJet Pressシリーズ、CTPセッターなどの多くが最高位であるスリースターの認定を受けていることから、今回の受賞につながった。

   

2023GP資機材環境大賞 機材部門 対象受賞 (左)日本印刷  左からグリーンプリンティングPR大使・小山薫堂氏、ウエノ
産業連合会副会長・堆誠一郎氏 (右)FFGS代表取締役社長・  株式会社代表取締役社長・上野靖史氏、FFGS代表取締役社長・

山田周一郎氏                       山田周一郎氏、日本印刷産業連合会副会長・堆誠一郎氏


賞状授与の後、「GP資機材環境大賞」を受賞した2社を代表して挨拶に登壇した山田社長は、「印刷会社様の環境負荷低減への意識が高まるなか、印刷業界の環境の改善に少しでも貢献できるよう製品開発と普及に取り組んできました。今回の受賞はその結果と考えており大変うれしく思います。2018年にいただいた資材部門に続き今回表彰いただけたことはとても栄誉なことです」と話した。



富士フイルムグループではこれまでも、CSR計画『Sustainable Value Plan 2030SVP2030)』に基づき、生産活動で生じる環境負荷低減に注力しているほか、ご導入いただいたお客さま先での使用や廃棄に至るまでの製品のライフサイクル全体で、CO2排出量の削減や資材の有効利用を進めてきた。とくに近年では、印刷物の小ロット・多品種化が加速する中、オフセットライクな印刷品質で定評のあるインクジェットデジタルプレス『Jet Pressシリーズ』など、資材のロスを抑え、環境負荷低減に貢献しながら発注者のニーズに応えることのできる製品・ソリューションの開発・提案に注力している。富士フイルムグループはこれからも、ユーザーとのコミュニケーションを大切にし、品質・安定性・環境性を高いレベルで実現する製品の開発と普及に努めていくとのことだ。

 
     
         2023GP資機材環境大賞 機材部門 大賞受賞 (左)富士フイルムビジネスイノベー
        ションアドバンストオフセットアンドインダストリアルプリンティング事業部長・
        柳瀬健氏 (右)FFGS代表取締役社長・山田周一郎氏


同件に関する問い合わせは、下記まで。

富士フイルムグラフィックソリューションズ株式会社 広報宣伝部

TEL03-6419-0380   FAX03-6419-9896

106-0031  東京都港区西麻布2-26-30 富士フイルム西麻布ビル

 

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