ニュースリリース

2025.12.31

◆新年のご挨拶  富士フイルムホールディングス株式会社  代表取締役社長・CEO 後藤 禎一

新年のご挨拶

富士フイルムホールディングス株式会社

代表取締役社長 CEO 後藤 禎一


2026
年の新春を迎え、印刷業界の皆さまに謹んでご祝詞を申し上げますとともに、旧年中の多大なるご愛顧・ご支援に対し、心より御礼を申し上げます。

 

 さて、昨年は、「日本の成長を持続させる起爆剤」と位置づけられた大阪・関西万博が開催され、世界中の国々から2,500万人以上が訪れました。私も会場の熱気を肌で感じてきましたが、この半年間にわたる祭典は、さまざまな分野の先端技術と創造力がもたらす未来社会の可能性、そして、国境を越えた人と人とのつながりを体感できる貴重な場となり、私たちに新しい展望と活力をもたらしてくれました。一方で、頻発する自然災害、激動の政局、グローバルな経済政策の変化など、経済・社会の不安定さが際立つ一年でもありました。

 この、目まぐるしく変化する予測困難な時代において、富士フイルムグループは、中期経営計画『VISION2030』の達成に向けて着実に歩みを進めており、事業競争力の強化やビジネスモデル変革、社会価値の創出を通じた企業価値の向上に、グループの総力を結集して取り組んでいます。中でも注力しているのが、AIの活用によるお客さまのDX支援です。医療分野で実績を積み上げてきた当社のAI技術の知見を、グラフィックコミュニケーションの領域にも拡張し、業務効率化や機器最適化など、さまざまな視点から“新しい働き方”をご提供していきます。

 いま我々がやるべきことは、目の前の状況に右往左往することではありません。変化に迅速かつ柔軟に対応しながら、長期的視野を持って成長戦略を確実に実行すること、これに尽きます。私たちは、世界的な通商環境の変化などの外部要因も、成長のチャンスと捉えています。こうした難題へのチャレンジを通じて企業体質の強靭化に取り組むことが、必ず将来にわたる大きな強みになると考えるからです。先が見通しにくい時代だからこそ、チャレンジ精神を忘れず、前向きな姿勢で逆境を力に変えていく。それが、企業の持続的な成長につながるはずです。

 富士フイルムは今後も、「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」というグループパーパスのもと、先進・独自の技術に基づいた商品やサービスの提供を通じてイノベーションを生み出し、社会課題の解決に貢献するとともに、印刷業界に多くの笑顔と感動をお届けできるよう、挑戦を続けてまいります。

 

 最後になりましたが、皆さまのご多幸とさらなるご繁栄を祈念いたしまして、新年のごあいさつとさせていただきます。


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