ニュースリリース

2026.02.12

◆富士フイルムグラフィックソリューションズ Revoria XMF PressReady導入事例 後編――株式会社ムレコミュニケーションズ面付け・出力設定などの自動化により作業負荷を抑える

ミスを排除データの信頼性が高まり、無駄・ロスのないデジタル印刷フローが実現

■データ起因のトラブルや手戻りを回避

 実際に運用をスタートすると、そのメリットは明確に表れた。PressReadyによって、指示書に基づく設定が自動で面付け・出力条件に反映されるため、オペレーターは最終確認だけを行なえばよく、専門的なスキルや判断が不要になった。結果、新たな作業負荷がほとんど発生することなく、PC1120の効率的な安定稼働が実現したのだ。

「実は、昨年10月に、プリプレス部の担当オペレーターが急に退職してしまい、引き継ぎの時間もあまり取れなかったのですが、PressReadyでほとんどの作業が自動化されていたおかげで、問題なく生産を継続することができました。後任の者も、とくに負担を感じることなく作業できているようです」(西山取締役)

   井上グループ長

 また、井上グループ長は、出力担当の立場から、「PressReadyはデータの最終チェックツールとしての役割も大きい」と実感を語る。

「自動化により指示書の内容が確実に印刷されるため安心感がありますね。まれに、営業からのテスト出力依頼などで、PressReadyを通さずに直接データを受け取るケースもあるのですが、設定ミスにより、再出力が必要になったことが何回かあります。こうした出力トラブルを回避できるのはとてもありがたいです」(井上グループ長)

 また、PressReadyでは、ジョブの進行状況をリアルタイムで把握できるため、急な変更や、データ準備が完了するまでの待機時間が最小限に抑えられているという。こうした“工程の見える化”の効果は大きいと西山取締役は評価する。

「進捗確認だけでなく、『どのジョブが、いつ、誰によって、どのような設定で処理されたか』という履歴も確認できるので、万が一問題が発生した際の原因究明も迅速に行なえます」(西山取締役)

  

   提案の幅を広げるべく、PC1120の特殊トナーや長尺出力機能などを活用し、多彩なサンプルを制作

■プリプレス工程のフルオートメーション化も視野に

 PressReadyによってスキルレスなデジタル印刷フローを構築し、PC1120の安定稼働を実現しているムレコミュニケーションズ。今後は、社内の基幹システムとPressReadyの連携を図ることで、さらなる効率化を進めていく考えだ。

「現状、基幹システムの指示書データから、PressReadyに読み込ませるCSVデータを作成する作業を一部手動で行なっており、転記ミスなどのリスクが残っているので、この部分を自動化することで、負荷軽減、リスク削減を図りたいと考えています」(西山取締役)

 さらに西山取締役は、「将来的に、ジョブの特性に応じて最適なRIP設定や処理順序をAIが提案・実行するなど、プリプレス処理をフルオートメーション化できれば理想的」とし、FFGSのソリューションの進化に期待を寄せる。

 また、PC1120の活用については、「オフセットからの切り替えだけでなく、高付加価値の印刷物の提供にも注力していく」と力を込める。

「いま、特殊トナーも活用してさまざまなサンプルを制作し、お客さまへの提案を始めているところです。とくにピンクトナーを使ったサンプルなどはお客さまの反応もよく、手ごたえを感じています。今後、オフセット印刷とデジタル印刷を柔軟に使い分けながら、印刷事業の総合力を高め、新しい需要の創出にもつなげていきたいと考えています」(西山取締役)

 祖業であるオフセット印刷事業を大切にしながら、「印刷を核とした高付加価値製品の提供」という新しい領域へと踏み出した同社。一段と進化した生産基盤をしなやかに活かし、創業100年の歴史を次の100年へとつなぐべく、挑戦を続けていく。

 

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