ニュースリリース
2025.08.07
◆富士フイルムグラフィックソリューションズ Revoria Press PC1120導入事例――株式会社新藤慶昌堂 特殊トナーを用いたビビッドな色再現が、品質重視の同人誌市場で高評価 大容量スタッカー・自動検査システムで大ロットジョブでも品
1931年創立の老舗総合印刷会社、株式会社新藤慶昌堂(本社:東京都江戸川区松江7-6-18、代表取締役:藤江弘明氏)は、2024年7月、富士フイルムのプロダクションカラープリンター『Revoria Press PC1120』(以下 PC1120)を導入し、商業印刷の小ロットジョブに加えて、高い印刷品質・表現力が求められる同人誌や、1万~2万部の大ロットの書籍・パンフレットなどの仕事にも活用している。また、デジタル印刷ならではのメリットを活かして作業の効率化を進め、生産性向上も実現している。導入の背景や効果、今後の展開などについて、生産管理本部デジタルプレスグループのグループリーダー・永井悟士氏に伺った。
■同人誌の受注拡大が見込める中、生産力の増強が課題に
新藤慶昌堂は、1931年に『新藤画版所』として設立された、90年以上の歴史を持つ老舗総合印刷会社である。創業当時はノート、ポスター、カレンダーといった紙工品の卸売業などを手がけていたが、数度の社名変更を経て2018年に『株式会社新藤慶昌堂』となり、現在は国内6拠点、従業員数160名の規模で、デザインから配送まで、幅広い商材やサービスを提供している。
同社が初めてデジタル印刷機を導入したのは20年以上前。短納期のチラシや名刺といったオンデマンド市場を開拓しながら、デジタル印刷ビジネスの知見を蓄積してきた。2016年には、デジタル印刷サービスを担当するデジタルプレスグループが両国から千葉工場へと移転。製版部門・刷版部門・デザイン・Web制作とさまざまな部署を経験してきた永井氏が、グループリーダーに就任した。
同グループでは現在、3台のデジタル印刷機と後加工機を保有し、小ロットジョブから1~2万部という大ロットの書籍やパンフレット、永井氏が立ち上げた同人誌印刷サービスのジョブを、出力から梱包・発送まで4名のチームで一貫生産することで、幅広いニーズに応えている。
そんな同社がPC1120の導入検討を始めたのは、2024年1月頃。当時運用していたデジタル印刷機のうち1台の保守サポートが切れ、そのうえ機械トラブルが増加し生産性が下がっていた。
「当時、デジタルプレスグループでは“1台で1時間あたり1,000枚”を出力の目安にしていましたが、その実現が厳しくなっていました。また、同人誌印刷サービス『PriPera(プリペラ)』が軌道に乗ってきたタイミングでもあり、これから拡大していくマーケットが目の前にあるのに生産力が落ちていくことに、危機感を持ち始めていたのです。そんな状況を打開するためには、新機種への入れ替えが必須でした。せっかくなら、品質と生産性を高いレベルで兼ね備えたものを入れようと考え、検討を進めました」(永井氏)
■“ワクワク・ドキドキできるハイエンド機”としてPC1120を選択
機種選定において永井氏は、2つの点を重視したという。
「まず、営業やお客さまに満足していただける高画質と、大ロットにも対応可能な生産性を持つハイエンド機であること。そしてもう一つ、当グループのメンバー全員が『これから自分がどんなふうに仕事をしていくのかが想像でき、ドキドキ感・ワクワク感を持てる機材』であること。これがとても重要だと考えました」
2024年5月に、グループメンバー全員と前工程を担当するスタッフで、FFGSのショールームを訪問。実機やサンプルを見ながら、PC1120の画質や表裏見当精度、生産性などを確認するとともに、特殊トナーを使うことで広がる表現の可能性についてFFGSから説明を受け、イメージを膨らませていった。
「デジタルプレスの分野を長らく牽引してきた富士フイルムさんですから、製品のスペックとか品質についてはまったく心配していませんでしたし、長いお付き合いの中で、メーカーとしての信頼感もありました。あとは実際にこの機械を見てチームのみんなが『使ってみたい!』と思えるかどうか。そこがポイントでした」(永井氏)
こうしてメンバー全員が期待を持って選んだのがPC1120だった。同年7月には千葉工場に設置、夏に開催される同人誌即売会に向け、早速フル稼働を開始した。
今回同社が導入したPC1120は、後加工の作業をスムーズにするため、連続出力を可能にする大容量スタッカーや、合紙を差し込むインターポーザーといったオプションを採用。さらに自動検査システムも搭載し、万全の態勢を整えた。
「大きいロットの仕事でもしっかりと品質と生産性を維持するには、大容量スタッカーと検査システムは必要不可欠な組み合わせだと考えました」(永井氏)
■期待を超える印刷品質、現場のマルチタスク化によりサービス向上
PC1120を導入して最初に実感したメリットは、つねに安定した仕上がりが得られる「品質・安定性の高さ」だったと永井氏は語る。
「企業様からの仕事では、データ通りの忠実な再現が求められます。その点、PC1120の品質と安定性は非常に心強いものがあります。一方、同人誌の仕事では、イベント会場でパッと見たときのインパクト、“表紙のきれいさ”が何より重要になります。それも普通のきれいさではなく、“期待の上を行くきれいさ”が求められる。納品後、イベント会場に視察に行くこともあるのですが、そのときにお客さまから 『すごくきれい!』と喜びの声を直接お聞きすると、“期待以上の品質”の大切さをあらためて感じますね」(永井氏)
もう一つ、PC1120を導入したことで格段に向上したのが、デジタルプレスグループ全体の作業効率と生産性だという。
「導入・設置したのが同人誌の大きなイベントの直前だったのですが、メンバーの協力もあり、うまく立ち上がってくれて、稼働開始直後からトラブルもなくフル回転で生産に入ることができ、納期に間に合わせることができました」(永井氏)
このようなスムーズな立ち上がり、効率的な生産が実現した背景には、永井氏を含めた4名のグループメンバー全員が製本工程経験者であることも挙げられる。
「後工程をわかった上で出力するのと、データを出力することだけを仕事にするのとでは大きな違いがあります。当グループは、全員が出力から出荷まですべての工程を理解し、サポートし合える体制になっています。そんな環境にあって、PC1120の導入によって出力オペレーションの負荷が大幅に軽減されたので、全体の生産性向上につながっているのだと思います」(永井氏)
加えて、PC1120の大容量スタッカーや検査システムなどにより、出力している間にさまざまな作業を並行して進める「マルチタスク」的な動きができるようになったことも、生産性向上に大きく寄与している。とくに、製本加工や梱包、発送まで次々と効率よくこなさなければならない小ロット・短納期の仕事では、マルチタスクを可能にするPC1120は重要な役割を果たしている。
■PC1120のメリットをさらに引き出し、新たなサービス・商材の提供へ
新藤慶昌堂では現在、PC1120の大きな特徴である特殊トナーを前面に打ち出した新しいサービスや商材の準備を進めている。その中には、ピンクトナーを使った同人誌向けサービスや、ゴールドトナーを活用したカレンダーなどがある。
社内の経験値を蓄積するため、複数の同人誌の顧客に了解を得てピンクトナーを試験的に使用したところ、「イベント会場で飛ぶように売れた」との反応があったという。
「イベントでは、たくさんの同人誌がテーブルに並べられるわけですが、その中で、ピンクトナーを使った鮮やかな表紙は来場者の目を引き、予想以上に売れ行きが良かったそうです。特色の効果をあらためて実感しましたね」(永井氏)
また、同社では、PC1120の品質の高さを活かし、「営業がオフセット印刷・デジタル印刷を意識せずに仕事を流せる環境の構築」を目指している。現在は大部分の仕事で、顧客の予算感や納期などをもとに、オフセット印刷/デジタル印刷への振り分けを営業が判断しているが、後工程まで含めた効率・コスト面を考えると、デジタル印刷の方がメリットが大きくなるケースは多いという。
一方、社内にはデジタル印刷の品質に対する不安がまだ残っているといい、永井氏は「オフセット機とデジタル機のシームレスな活用を実現するためには、いままでのデジタル印刷に対するマイナスのイメージを払拭する必要がある」と語る。
「PC1120の品質の高さ、オフセットと遜色のない仕上がりを営業にしっかりと見てもらい、理解を促しつつ、活用の幅をさらに広げていきたいと思っています」(永井氏)
今後、新しいサービス・商材の開発や生産環境づくりを進めていくにあたり、FFGSの役割に対する期待も大きいという。永井氏は最後にこのように語ってくれた。
「私はこれまで、製本、製版、デザイン、Web制作、刷版などさまざまな部署を経験し、その過程で社内にたくさんの“相談できる仲間”ができましたが、FFGSさんも、サービスや商材のイメージを一緒に膨らませてくれたり、それを具現化する方法を一緒に考えてくれたりする仲間だと思っています。こうした仲間は、PC1120を有効に活かしていく上で欠かせない存在です。今後、デジタルプレスグループのメンバーの力も借りながら、PC1120のメリットをもっと引き出し、新藤慶昌堂としての商品開発力・提案力の底上げを図っていきたいと考えています」
■お客様プロフィール
株式会社 新藤慶昌堂
本 社:東京都江戸川区松江7丁目6-18
千葉工場:千葉県千葉市稲毛区六方町218-1
■関連リンク
「Revoria Press PC1120」に関する詳細はこちら
2025.08.06
◆モリサワ 大阪・関西万博記念、好きな言葉&デザイン&フォントでデジタルスタンプが作れる特設サイト「フォント de スタンプ」公開! ミャクミャクデザインのハンコが当たるキャンペーンも同時開催
株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25、Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)において「大阪・関西万博PRブロンズパートナー」として協賛していることを記念し、このほど、大阪・関西万博特設サイトを開設、フォントを選んで作れる!「フォント de スタンプ」を公開した。
フォントを選んで作れる!「フォント de スタンプ」は、大阪・関西万博モチーフのデザインを含むフレーム(台紙)とモリサワのフォントを使って、自身の好きな言葉や名前を入力したオリジナルデジタルスタンプ(スタンプ形式のデジタル画像)を作成、ダウンロードでき、フォントを変えることで言葉の印象が変わる楽しさが体験できる。ダウンロードしたデジタルスタンプは、電子印鑑として使うのはもちろん、SNSのアイコンや写真、メッセージカードに加工するなど自由に利用できる。
また、作成したデジタルスタンプが、本物のハンコになって届く「万博記念!フォントが選べるオリジナルハンコプレゼント」キャンペーンも実施している。ハンコのハンドル部分は、大阪・関西万博の公式キャラクターミャクミャクのデザインとなっており、世界に一つだけのオリジナル万博グッズになるかもしれない。
■フォントを選んで作れる!「フォント de スタンプ」
https://fontstamp.morisawa.co.jp/stamp/
フォントを選んで作れる!「フォント de スタンプ」のフレーム(台紙)デザインは全部で9種類、期間限定で大阪・関西万博モチーフのデザインを選ぶこともできる。選べる12種類のフォントは、モリサワの代表的なユニバーサルデザイン(UD)フォントで、大阪・関西万博の会場サインなどに協賛で提供している「UD新ゴ」や、推し活うちわの文字などで人気の高い「勘亭流」、ビジネスシーンでも使用頻度の高い「正楷書CB1」、教育現場でも注目されている「UDデジタル教科書体」や「UD学参丸ゴシック」、近年人気の手書き風フォント「ぺんぱる」などで、自分にぴったりのオリジナルデジタルスタンプを作成することができる。
■「万博記念!フォントが選べるオリジナルハンコプレゼント」キャンペーンについて
フォントを選んで作れる!「フォント de スタンプ」でデジタルスタンプを作成し、応募した中から抽選で100名に、「万博記念!フォントが選べるオリジナルハンコ」をプレゼントするキャンペーン。
https://fontstamp.morisawa.co.jp/campaign/
プレゼント内容:
応募作品をもとに制作した「万博記念!フォントが選べるオリジナルハンコ」ハンコのハンドル部分は、大阪・関西万博の公式キャラクターミャクミャクをあしらったデザイン
◆応募条件:
・「フォントde スタンプ」サイト(https://fontstamp.morisawa.co.jp/stamp/)でデジタルスタンプを作成した人
・送付先に、日本国内の住所を持っている人
◆応募期間:
2025年8月6日(水)〜9月29日(月)
当選発表:
プレゼントの発送をもって当選発表とさせていただきます。
◆応募規約:
以下より確認。
https://fontstamp.morisawa.co.jp/campaign/terms/
注意事項など:
特設サイト(https://fontstamp.morisawa.co.jp/campaign/)で確認を。
■モリサワ大阪・関西万博特設サイトについて
「フォントの世界へようこそ クイズで学び、スタンプで遊ぼう」と題して、文字の力で大阪・関西万博を盛り上げる特設サイト。フォントを選んで作れる!「フォント de スタンプ」のほか今後は、クイズ王伊沢拓司氏が率いる知的エンタメ集団「QuizKnock」とコラボレーションしたフォントのクイズも公開予定である。
モリサワ大阪・関西万博特設サイト
https://fontstamp.morisawa.co.jp/
モリサワと大阪・関西万博について
モリサワは「大阪・関西万博PRブロンズパートナー」として協賛し、大阪・関西万博の会場サインやアプリなどで使用するための各種フォントも提供している。また、「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」のサポーターとして、展示ディスプレイや平面サインなどで使用されるフォントを提供しているほか、その他のパビリオンでも各種フォントが採用されている。
モリサワについて
株式会社モリサワは、「文字を通じて社会に貢献する」を社是に研究・開発を続けているフォントメーカーである。Windows10以降に搭載されているBIZ UDフォントやUDデジタル教科書体など、より多くの人にとって読みやすく設計されたUDフォントも開発している。2,000書体以上が使えるフォントサブスクリプションサービスMorisawa FontsやUDフォント60書体が使えるMORISAWA BIZ+のほか、機器やアプリケーションへの組込みフォントやWebフォントなど、利用環境に合わせたさまざまなフォントサービスを提供している。
モリサワのUDフォントについて
モリサワのUDフォントは、「文字のかたちがわかりやすいこと」「文章が読みやすいこと」「読み間違えにくいこと」をコンセプトに開発されている。具体的には、濁点や半濁点を大きくして、区別をつけやすくしているほか、シルエットの似た文字を判別しやすくするために、はなれを明確にするなどの工夫をしている。第三者機関と共同で可視性・可読性に関する比較研究報告も実施している。
https://www.morisawa.co.jp/fonts/udfont/
●同件に関する問い合わせ
株式会社モリサワ EXPO2025推進室
E-mail:EXPO2025@morisawa.co.jp
X(旧Twitter):@Morisawa_JP
Facebook:@MorisawaJapan
※記載されている内容は、予告なく変更する場合がある。
※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標である。
2025.08.05
◆モリサワ 新書体を2025年10月と2026年初頭にリリース 第1弾はタイプバンクフォント、写研フォントを含む85ファミリーを予定 〜新書体ティザーサイトを8月5日公開〜
株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25、Tel:06-6649-2151
代表、以下モリサワ)は、2025–2026年新書体として、このほど、第1弾ラインナップを2025年10月、第2弾を2026年初頭にリリース予定であることを発表した。
2025年10月に予定している新書体第1弾では、長年愛されてきた書体を中心に拡充していく。これまで「TypeBank PASSPORT」から提供してきた個性豊かなタイプバンクフォントがフォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」で使用できるようになるほか、昨年に続き、写研書体のOpenTypeフォント開発プロジェクトによる「写研クラシックス」も合わせ、合計85ファミリーを提供する。
新書体第1弾の提供開始日、および2026年初頭に提供予定の新書体第2弾ラインナップなどの詳細は順次案内していく。
■新書体ティザーサイトを本日公開
本日より、新書体第1弾ラインナップが一覧できる一行見本PDFなどを公開しているほか、9月17日からは、デザインのヒントとして、新書体を使ったグラフィック作例を毎週更新予定である。
新書体ティザーサイト
https://new.morisawafonts.com/2025-2026/
■新書体第1弾 概要
新たにMorisawa Fontsへ搭載するタイプバンクフォントは、70ファミリー。 明るくおおらかなイメージでデザインされたかなとスッキリと整理されたエレメントを持つ漢字で構成された「TB明朝」、これまでMorisawa Fontsでは取り扱いのなかった「TBカリグラゴシック」のE、Uのウエイトをはじめ、「TBデジタル丸ゴシック」の漢字にレトロなあたたかみを演出するシネマ仮名を組み合わせた「TBシネマ丸ゴシック」、毛筆の自由な動きを原点として趣のある表情の「フローレン」、軽やかなペン字風の「日立つれづれぐさ」などが加わり、デザインの幅を広げている。
また、「写研クラシックス」として、新たな写研フォント15ファミリーを提供している。写研クラシックスは、写研から提供を受けたアウトラインデータをもとに、不足文字の追加や文字セットなどの仕様を整理したフォント。極太の縦画と細い横画が対照的な力強い印象の「大蘭明朝(おおらんみんちょう)」、シンプルで直線的なゴシック体に白いシャドウをあしらった「イダシェ」、横画が縦画よりも太いファンテール体をもとに、モダンスタイルの要素を取り入れた「ファン蘭」、肉付きのよいしっかりとした書風が特徴の「田行書(でんぎょうしょ)」などを含む多彩なラインナップとなっている。また、写植書体としてはリリースされていない完全新規公開の書体として、おおらかで柔らかな手書き風のデザイン書体「アキフリー」も登場させる。
「写研クラシックス」の詳細についてはこちら(https://www.morisawa.co.jp/about/news/10088)を閲覧。
対象サービス
Morisawa Fontsの以下プラン(※1)
スタンダードプラン(学生・教職員向け特別価格を含む)
Select8/24(※2)
業界別プラン(教育機関/公共団体/エンタープライズ)
Webフォント(※3)
(※1)MORISAWA PASSPORTへの新書体提供は終了している。新書体の利用に当たってはMorisawa Fontsへの移行を促している。MORISAWA PASSPORTを利用中のユーザーに向けて、下記より詳細を案内している。
・MORISAWA PASSPORTはこちら
https://www.morisawa.co.jp/products/fonts/passport/migration/
MORISAWA PASSPORTのサービス終了予定の案内以前に複数年で契約され、現在も利用中のユーザーを対象に、新書体サポートプログラムを実施している。対象条件などの詳細はこちら(https://www.morisawa.co.jp/about/news/9507)を閲覧。
・MORISAWA PASSPORT アカデミック版はこちら
https://morisawafonts.com/plans/standard/nt-support-program-academic/
・教育機関向け/公共団体向けMORISAWA PASSPORTはこちら
https://mf-migration.morisawa.co.jp/hc/ja/articles/360020539372#h_01J5Z9YNHNAYJ1WAHRW1F4DYP9
教育機関向け/公共団体向けMORISAWA PASSPORTにおける新書体サポートプログラムの詳細は追って通知する。今後の案内に注目を。
(※2)「Select8」プランでは、第1弾ラインナップにおける全ての写研フォント、および一部のタイプバンクフォントは提供対象外である。
(※3)Webフォントサービス「TypeSquare」には、2025–2026年新書体は提供されない。Webフォントの利用に当たっては、Morisawa Fontsのプランを検討すること。
詳細はこちら(https://www.morisawa.co.jp/about/news/16213)
(※)フォント提供アプリ「MORISAWA PASSPORT for iPad」には、2025–2026年新書体は提供されない。詳細はこちら(https://www.morisawa.co.jp/about/news/16148)
提供時期
2025年10月より順次
■「TypeBank PASSPORT」提供終了のお知らせ
この度のタイプバンクフォントの「Morisawa Fonts」搭載に伴い、2027年12月末日をもって「TypeBank PASSPORT」の提供を終了する。また、Morisawa Fontsへの搭載対象には、一部含まれないタイプバンクフォントがある。詳細はこちら(https://www.morisawa.co.jp/about/news/16223)を確認のほど。
Morisawa Fontsの詳細はこちら
https://morisawafonts.com/
●Morisawa Fontsへの契約移行に関するお問い合わせ
https://mf-migration.morisawa.co.jp/hc/ja
●本件に関するお問い合わせ
株式会社モリサワ コーポレート・ブランディング部 広報宣伝課
E-mail: pr@morisawa.co.jp
X(旧Twitter):@Morisawa_JP
Facebook:@MorisawaJapan
※記載されている内容は、予告なく変更する場合がある。
※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標である。
2025.08.05
◆モリサワ TypeBank PASSPORT サービス提供終了のお知らせ
株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25、Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、TypeBank PASSPORTの提供を2027年12月末日に終了する。
TypeBank PASSPORTは、株式会社タイプバンク(※2019年にモリサワに吸収合併)により2012年に提供が開始され、以降同社にて販売を継続してきた。モリサワでは長年にわたって同製品を使用してきたユーザーに謝意を表明。今後は、より利便性と機能性を高めた後継製品であるフォントサブスクリプションサービスMorisawa Fontsにて従来の書体を活用できるようにした。
◆サービス終了時期 2027年12月末日
今後の購入および更新について
新規契約受付:2025年10月14日(火)購入申請書発行終了
契約更新受付:2026年12月末契約満了のユーザーまで
台数追加受付:契約期間中は手続きを受け付ける
Morisawa Fontsでの同製品書体のお取り扱い
一部書体を除き、Morisawa Fontsの2025-2026年新書体として搭載される(2025年10月予定)。
・TypeBank PASSPORTに搭載されている以下7書体はMorisawa Fontsには搭載されない。なお、「TBUD学参丸ゴシック」は2024年10月に改定常用漢字表に対応した「TBUD学参常改丸ゴシック」をリリースしているので、こちらを利用すること。
TBFZ 鉄筋隷書 L
TBFZ 流飄行書 B
TBFZ 行書ビターPlusK B
TBFZ 行書マイルド PlusK B
TBUD学参丸ゴシック
TBUD学参太丸ゴシック
TBUD学参極太丸ゴシック
・組体裁に影響がある書体がある。改訂内容の詳細は、Morisawa Fontsサービスサイトにて案内予定である。
・プランによって一部提供内容が異なる。詳しいラインナップは、新書体提供開始後、対象プランを選択して確認すること。
Morisawa Fonts 2025-2026年新書体ニュースは以下より
https://www.morisawa.co.jp/about/news/16216
TypeBank PASSPORT製品ページは以下より
https://www.morisawa.co.jp/products/fonts/typebank/passport/
Morisawa Fontsサービスサイトは以下より
https://morisawafonts.com/
●同件に関する問い合わせ
https://support.morisawafonts.com/hc/ja/requests/new
X(旧Twitter):@Morisawa_JP
Facebook:@MorisawaJapan
※記載されている内容は、予告なく変更する場合がある。
※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標である。
2025.07.24
◆FFGS Jet Press 750S導入事例――株式会社リンクス 店頭ディスプレイのシビアなニーズに応える高画質・安定性が新たな強みに オフセットからの切り替えで現場の大幅な作業効率化・スキルレス化が実現
岐阜県を拠点に、店頭ディスプレイや商品パッケージなどの製作を手掛ける株式会社リンクス(本社 : 岐阜県関市倉知2639-1、代表取締役社長 : 吉田哲也氏)は、2024年11月に富士フイルムのインクジェットデジタルプレス『Jet Press 750S』を導入。小ロット・小サイズのディスプレイを中心に、オフセットからJet Pressへ切り替えを進めるとともに、パッケージなどの新規受注にも活用している。新たな主力生産機として、なぜJet Pressを選んだのか。そして、どんなメリットが得られているのか。代表取締役会長 吉田房生氏、本社 統括マネージャー 市原裕徳氏、製造部 マネージャー 猿渡真也氏に伺った。
左から、吉田会長、市原マネージャー、猿渡マネージャー
■簡単・コンパクトを追求した独自設計のディスプレイ
リンクスは、1950年3月に、「吉田印刷社」として創業。今年で75周年を迎える老舗だ。同社が本社を置く岐阜県関市は、ドイツのゾーリンゲン、イギリスのシェフィールドと並ぶ「世界三大刃物産地」の1つとして知られ。市内には刃物産業に関わる企業が約400社集まっている。そんな環境にあって、リンクスは長年、包丁やハサミといった刃物のパッケージ製作をメインに手掛けた。
1977年には東京にも拠点を設け、首都圏での新規開拓に着手するとともに、パッケージに特化していた事業内容をディスプレイ(販促什器)の分野にも拡大。高いアイデア力や設計・開発力が市場から評価され、順調に受注を伸ばし、現在は約8割をディスプレイが占めるまでになっている。
設備面では、映画関係の看板など大サイズのアイテムにも対応するべく、A倍判の印刷機・加工機を導入し、効率的な生産環境を構築。さらに、デザイン・設計から印刷、加工、アッセンブリ、配送までの一貫体制を整え、短納期のニーズにも応えてきた。
同社が手掛けるディスプレイは、フロアに自立させて使用するフロアディスプレイ、卓上に設置するカウンターディスプレイ、棚にかけて使用するハンガーディスプレイなど、サイズも形状もさまざまだが、いずれにも「組み立て簡単、コンパクト、環境に配慮」のコンセプトを貫いている。
「いま、どのお店も人手が不足しており、ディスプレイの組み立てが煩雑だと使わずに廃棄されています。そこで私どもは『1秒、3秒、5秒で組み立てられる』というコンセプトに畳める構造にすることで運搬コストを抑えているほか、可能な限り紙を多用することで、脱プラ・減プラのニーズにもお応えしています」(吉田会長)。
こうしたクライアントの厳しい要件を満たし、かつ独創的で目を引く同社のディスプレイは、多くのメーカーや小売店から高く評価されており、また、『クリエイティブ・ソリューション・アワード』(日本プロモーショナル・マーケティング協会)、『日本パッケージングコンテスト』(日本包装技術協会)などで多数の賞を受賞している。
簡単・コンパクトを追求したアイデア什器「秒シリーズ」
(同社Webサイトから)
■印刷品質の高さ・安定性、加工適性などが決め手に
そんな同社では、20年以上前に、当時珍しかったA倍判オフセット印刷機を導入し、長らく主力機として運用してきたが、老朽化が進み、品質トラブルも増えてきたことから、新たな印刷機の導入を検討することに。当初は最新のオフセット機への入れ替えも選択肢にあったというが、近年のさまざまな環境変化を鑑み、デジタル印刷機へのシフトを決断した。その背景として挙げられるのが、オペレーター人材の確保が困難になってきたことだ。吉田会長は現状をこう説明する。
「オペレーターの高齢化が進む一方で、募集をかけてもなかなか人が集まらない。この状況は、当社だけでなく近隣の会社でも同様で、『仕事はあるが機械が回せない』という声をよく聞きます。また、オフセット機のオペレーターは育成にも時間がかかります。最近のオフセット機は自動化・スキルレス化が進んでいるとは言え、やはり機長として回せるようになるには数年単位の経験が必要になりますからね。しかし、デジタル印刷機であればそのハードルはぐっと下がります」。
さらに、受注内容にも変化が起きているという。それは、小ロット・小型アイテムの増加だ。
「フロアディスプレイよりも、比較的小サイズのカウンターディスプレイやハンガーディスプレイの割合が増えてきましたからね。また、共通のアイテムを全国展開するケースは減り、エリアマーケティングに基づいて特定の地域で使用する、あるいは、一部の店舗でテストマーケティングを実施したいといった小ロットのニーズが高まっており、特にコロナ禍以降はその傾向が顕著になっています。こうした点でもデジタル印刷機の必要性を感じていたのです」(吉田会長)
オペレーターの確保、そしてディスプレイの小ロット化・小型化、オフセットからデジタルへのシフトは、こうした課題を踏まえた決断だった。では、数あるデジタル印刷機の中でJet Press 750Sを選んだ理由は何だったのか。
「まず、ディスプレイやパッケージの厚紙にオフセットと同等の品質で安定した印刷ができること。そして、水性インクであること。これが大きな決め手になりました。当社では化粧品や食品、医薬品などのディスプレイを多く手掛けているのですが、これらの分野では、印刷品質はもちろん、臭いに対しても非常にシビアです。その点、UVインクでは臭気が残ってしまう不安がありました。また、UVインクの場合、折り曲げた際に割れやすくなること、貼り合わせた際に接着性を確保しにくく、剥がれてしまうリスクがあることなどから、水性インクの方が適していると判断しました」(吉田会長)
臭気の少なさや優れた加工適性、そして、オフセット機と遜色のない印刷品質。これらJet Press 750Sの特長に加え、補助金活用のサポートも導入を後押ししたという。
「タイミングよく省エネ補助金を活用することができました。これまで機資材メーカーさんに補助金の申請をお手伝いいただくことはあまりなかったのですが、今回、富士フイルムさんが非常に手厚くサポートしてくださり、とてもスムーズに手続きを進めることができました」(吉田会長)
オフセットに代わる主力機として導入されたLet Press 750S。
現場のスキルレス化・効率化に寄与している。
■現場・クライアント双方の安心感が高まった
リンクスに導入されたJet Press 750Sは、最大0.6mm厚まで通紙仕様。印刷スピードは標準機と変わらず、毎時3,600枚の生産性を発揮する。品質面では、世界的に評価されている『SAMBAプリントヘッド』と水性顔料インク『VIVIDIA』、インクの滲みを防止する『Rapic技術』の相乗効果により、さまざまな用紙で鮮明かつ自然な仕上がりが得られる。そのメリットは、さまざまな面で表れているようだ。品質面の評価について、吉田会長はこう語る。
「オフセットに全く引けをとらない色再現性はもちろんですが、最もメリットを感じているのは安定性の高さです。刷り出しから刷了まで色の変動がなく、日が替わってもブレることはありません。これは特にリピートの仕事で活きてきます。オフセットで前回の色に合わせるのは大変ですが、Jet Press 750Sなら手間をかけずに正確に再現できます。作業効率が格段に上がりますし、予備紙の削減にもつながります」
さらに、見当精度の高さも品質・生産性向上に寄与しているという。
「Jet Pressはフィーダーなどにオフセット印刷機と同様の構造を採用しているので、それが効いていめのだと思います。ディスプレイの製作では、印刷後に複数の加工プロセスを経るため、見当が甘いと不良品の発生に直結します。ですから、見当精度は我々にとって非常に重要な要素です」(吉田会長)
一方、前準備や乾燥などが不要になることにより、効率面でもメリットが。猿渡マネージャーは「特にジョブ切り替えの作業負荷や時間の削減効果は大きい」と実感を語る。
「オフセット印刷では、4色分の版の装着、見当合わせ、色出しといった作業でね30分から1時間ほどかかっていましたが、Jet Pressなら、紙サイズが変わらなければジョブ切り替え時間はほぼゼロになります。そして、印刷後はすぐに後加工に回すことができる。小ロットジョブを多くこなしていく上で、この効率の良さは大きな魅力ですね」
さらに、スキルレス化という点でも効果が出ている。従来使用していたA倍判オフセット機にはベテランオペレーター3名がついていたが、Jet Press 750Sは、もともとDTPを担当していたという若手オペレーターが1人で使いこなしている。
「2台、3台のデジタル機を1人でオペレーションできる体制が理想ですが、Jet Pressはそれを可能にする機会だと思います」(吉田会長)
品質安定性や生産性の高さは、色校正においても活かされているという。
「高精度な本機・本紙校正が手軽に行えるのは、社内だけでなくお客様にとっても大きなメリットになります。オフセットの場合、お客様が1日がかりで立ち会われることも多かったのですが、色変動のないJet Pressによる本機校正なら、それが不要になります。校了の色が本刷りでも約束されることで安心感も高まります。また、現場にとっては、色ムラなどによる刷り直しの不安がなくなり、作業面だけでなく精神的な負荷もかなり低減できると思います」(市原マネージャー)
Jet Press 750Sで印刷されたディスプレイ、パッケージの数々。
高い品質と組み立て精度を要求されるものが多い
■パッケージなどの分野にも注力し、さらなる活用拡大を目指す
導入からわずか半年あまりの運用で、多面的なメリットを実感しているというリンクス。今後は、Jet Press 750Sの強みを活かして紙器パッケージの分野にも再び力を注ぐとともに、展示会ビジネスにも取り組んでいく考えだ。
「ネットビジネスの普及に伴って、モノを売るスタイルは今後も大きく様変わりしていくでしょう。その中で当社としては、ディスプレイ製作だけにこだわらず、そこで培った技術を違う形で活かし、事業領域を広げていく必要があると感じています。その1つとしてアプローチを始めているパッケージ分野では、Jet Pressの色安定性がリピートの際のメリットになると思いますし、小ロット対応によって在庫を持つ必要がなくなることも売りになると考えています。展示会関係では、什器だけでなくグッズの製作なども含めた総合的な提案に取り組んでいく計画です」(吉田会長)
こうしてJet Press 750Sの活用の可能性に期待を寄せる一方で、「課題もある」と吉田会長は語る。それは「インクジェットに対する先入観の払拭」だ。
「お客様の中には、まだ『インクジェットの品質はオフセットに劣る』というイメージを持ち、オフセットからJet Pressへの切り替えに抵抗を示す方も少なからずいらっしゃいます。その認識をいかに変え、Jet Pressのメリットを理解してもらうかが課題ですね。その一環として、昨年末から今春にかけて3回にわたってオープンファクトリーを実施し、200名ほどのお客様に来ていただきました。そこでJet Pressとオフセットの印刷物と見比べていただいたところ、『ほとんど区別がつかない』という声が多く、品質の高さを実感していただけたのではないかと、手ごたえを感じています。実際に一度Jet Pressを試されてお客様の多くは、その後も継続して使っていただいていますので、こうした地道な取り組みを通じて、Jet Pressの活用をもと広げていけると思っています」(吉田会長)
現在、同社では『リンクス デジタルファクトリー』の名称を掲げ、本社工場のデジタル化・自動化を推し進めており、Jet Press 750Sはその中核を担う存在だ。その実力がより広く認知されれば、新たな市場へのアプローチ、事業領域拡大に、さらに弾みがつくことだろう。
2025.07.23
◆モリサワ Webフォントサービス「TypeSquare」のサービス提供を順次終了
株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25、Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、このほど、Webフォントサービス「TypeSquare」の新規会員登録やプランの新規購入を2025年11月25日(火)に終了するとともに、2027年11月30日(火)にプランの更新受付を終了することを発表した。
TypeSquareは、Webサイトでモリサワのフォントを使用しているサービスとして2012年より提供してきたが、このほど、後継サービス「Morisawa Fonts」に役割を引き継ぎ、 TypeSquareのサービスを終了することとなった。2025年11月25日をもって新規会員の登録、プランの新規購入を終了するとともに、2027年11月30日をもって全てのプランの更新受付を終了する。
後継サービスMorisawa Fontsは、デスクトップフォントに加えWebフォントも提供するフォントサブスクリプションサービス。Webフォントにおいては特定のフォントのスタイルを事前登録し、必要なフォントファイルのみを配信する新たな方式により、TypeSquareよりも高速な配信とサイトパフォーマンスの向上が期待できる。TypeSquareを利用しているユーザーは、Morisawa FontsのWebフォント各プランへの契約移行を勧めている。2025年11月下旬からは、年間4800万PV以上に対応した新プラン「Webフォント Pro」も登場し、クラウドサービスや大規模なWebサイトなどでも利用できるようになる予定だ。
今後もモリサワでは、ユーザーのより快適なフォント環境の実現に向けて、サービスの改善や進化を続けていくとしている。
今後の予定
・新規会員登録 2025年11月25日(火)まで可能
・プランの新規購入 2025年11月25日(火)まで可能
※スタンダードプランⅠ・Ⅱのオプション(利用ドメイン数や書体数の追加、月契約のPV数超過)購入はサービス終了まで可能。
・更新受付 2027年11月30日(火)まで可能
※全てのプランが対象となる。
・書体の追加・更新 今後の新書体も含めて、書体の追加や更新は予定していない。利用希望のユーザーは、後継サービスMorisawa Fontsの利用を検討するよう勧めている
Morisawa Fontsについて
Morisawa Fontsはクラウド型のフォントサブスクリプションサービス。グラフィックデザイン、WebサイトやプロダクトのUI/UX、映像や動画といったモーショングラフィックスなど、さまざまなクリエイティブスタイルに必要なフォント環境を柔軟に提供している。また、事業規模に応じたエンタープライズ要件に対応する機能も随時アップデートし、効率的なワークフローをサポートしている。年間4800万PV以下のサイトで利用できるプラン「Webフォント」と、より手軽に導入できるプラン「Webフォント Lite」を提供している。2025年11月下旬からは、年間4800万PV以上に対応した新プラン「Webフォント Pro」も登場し、クラウドサービスや大規模なWebサイトなどでも利用できるようになる予定だ。
Morisawa Fonts Webフォントについて詳細はこちら
https://morisawafonts.com/plans/webfont/
Morisawa Fonts Webフォント Proの詳細はこちら
https://www.morisawa.co.jp/about/news/16214
Webフォントとは
インターネットを介してフォントを配信し、Webブラウザで表示させる仕組みのこと。Webフォントを使ったWebサイトは、指定されたフォントが閲覧する側に搭載されていなくても、制作側で指定された書体が表示され、スマートフォンやタブレットなどでも同様に表示可能である。デザインに一貫性を持たせ、Webにおけるブランドイメージをより豊かに表現することや、Webフォントのテキスト情報によって、検索性アップやSEO対策が期待できる。
●同件に関する問い合わせ先
https://typesquare.com/ja/question/
X(旧Twitter):@Morisawa_JP
Facebook:@MorisawaJapan
※記載されている内容は、予告なく変更する場合がある。
※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標である。
2025.07.09
◆富士フイルムグラフィックソリューションズ Revoria Press PC1120導入事例――門那シーリング印刷株式会社 除電機能により作業効率が大幅に向上し、こなせるジョブの量が約3倍に 優れた品質・用紙対応力を活かし、シールのみならずパッケー
大阪を拠点に多種多様なシール・ラベルの製造を手がける門那シーリング印刷株式会社(本社:大阪市西淀川区大野3-7-18/代表取締役社長:門那宏徳氏)は、2023年9月に富士フイルムのプロダクションプリンター『Revoria Press PC1120』(以下、PC1120)を導入し、除電機能を活用して生産効率アップを図るとともに、優れた用紙対応力・色再現性を活かしてパッケージなどの新規ジョブの獲得にも取り組んでいる。導入の経緯や具体的なメリットなどについて、代表取締役社長・門那宏徳氏、常務取締役兼製造部工場長・山﨑渉氏、製造部・髙山潤也氏に伺った。
■社内一貫生産によるスピード対応で厚い信頼を獲得
門那シーリング印刷は、1976年、門那宏徳社長の父、門那進氏が奈良県で「門那シーリング印刷所」として創業したのが始まり。79年に大阪市へと拠点を移し、82年に法人化。以来、設備を拡充しながら堅調に成長を続けてきた。現在手がける製品としては、食品パッケージなどに貼付する商品表示シールから、販促用POPシール、キャラクターシール、案内表示ステッカー、フロアマットまで多岐にわたり、使用するメディアも上質紙からフィルム系までさまざま。生産設備も、間欠凸版輪転印刷機、枚葉オフセット印刷機、デジタル印刷機(トナー機)、各種加工機を揃え、デザインから印刷、加工、梱包、発送までを社内で完結する一気通貫体制を確立している。今年3月には、本社を現住所に移転するとともに、それまで3カ所に分かれていた工場を1拠点に集約し、生産環境のさらなる効率化を図った。
左から門那社長、山崎常務、高山氏
「私どもの強みは、製造から梱包・発送までの全工程を短納期で完結できるよう、人や設備の体制を整えているところだと考えています。アイテムによっては、人手による封入作業などを行なうこともありますが、これらもすべて社内でこなすことができ、スピード対応が可能です。こうした点をご評価いただいて多くのお客さまからお仕事をいただけていると思っています」(門那社長)
デジタル印刷への取り組みも、業界に先駆けて積極的に進めてきた。近年は他の印刷物と同様、シール・ラベル分野でも小ロット・短納期のニーズが確実に高まってきているが、同社では、そんな市場の流れに先んじて、かなり早い時期からデジタル印刷機を活用している。
「2008年にモノクロ機を入れ、大手家電メーカーさんの仕事などで活用し始めたのが最初です。その後カラー機に入れ替え、徐々に活用の幅を広げていきました」(門那社長)
一方で、ここ数年は、品質に対する要求も厳しくなる傾向にあるという。
「最近、アニメキャラクターなどを使った小ロットのステッカーの受注が急激に増えてきました。コレクションアイテムとしてシリーズで販売するものや、イベント会場で来場者に配布するものなど、用途はさまざまですが、キャラクターものは色再現などにかなりシビアですから、生産効率も追求しながら、いかに高い品質を提供できるかが重要になっています」(門那社長)
静電気除去装置を装備したPC1120。出力後の作業負荷が激減し、生産効率が
大幅に高まった
■圧倒的な除電効果の高さが導入の決め手に
こうした背景から、「小ロット・短納期・高品質」の要望に応えられる新たな生産機を検討していた同社。当初は、ロールタイプのデジタル印刷機を検討していたという。そこからどのような流れでPC1120の導入に至ったのだろうか。
「シール印刷はロールメディアを使う仕事が多いので、実はPC1120を導入する直前まで、ロールタイプの機種を考えていました。ところが、ある大手のお客さまから、枚葉で月間10万ショット単位の受注をいただき、既存のPOD機ではこなしきれない状況になったため、急遽、枚葉タイプの導入が必要になったのです。そこで、タック紙などが安定して出力でき、スピードと品質に優れ、さまざまな付加価値がつけられるマシンはないだろうかと検討している中で、最有力候補に挙がったのが、以前FFGSさんのショールームで見せていただいたPC1120でした」(山﨑常務)
他メーカーの同クラスのデジタル機も比較検討したそうだが、最終的にPC1120を選んだ理由について、山﨑常務はこう説明する。
「決め手になったのは、静電気除去装置です。当社ではタック紙だけでなくアルミ蒸着のフィルムなども通すことが多いのですが、いままでは帯電の影響で紙詰まりが起きたり、出力されたフィルム同士が貼りついたりして、かなりの手間がかかっていたのです。それだけに、PC1120の除電機能は大きな魅力でした。実際にデモを見せていただきましたが、同様の機能を持った他メーカーの機種と比べても、効果の高さは圧倒的でしたね」
現場の課題となっていた静電気トラブルを解消できそうであること、そして、品質や生産性、用紙対応力などにおいても同社の要件を充分に満たせるとの判断から、PC1120の導入を決定した。
さらに、導入にあたっては、生産効率を最大限に高めるため、FFGSからの提案でジョブ分析を実施。受注している仕事の内容や現場での作業時間などをあらためて把握し、改善点を見える化した。
「オフセット機とPC1120へのジョブの振り分けを最適化するために、まず現在の状況を詳しく調べてみませんか? というご提案をFFGSさんからいただきまして。それは私もしっかり知っておきたいところだったので、お願いすることにしました。オペレーターがどんな作業をどれぐらいの時間でこなしているか、といった記録を約2カ月分提出して、分析していただいたんです。その報告書を見ると、オフセット印刷のどんなところで生産性が落ちているのか、どの作業でオペレーターによる時間のバラツキが大きくなっているのか、どのジョブをオフセットからデジタルに切り替えると効率が上がるのか、といったことがわかりやすくまとめられていて、非常に勉強になりました」(山﨑常務)
■静電気で貼りついたシートを剥がす労力が激減
生産現場のさらなる効率アップを期して、2023年9月にPC1120を導入。その活用効果について尋ねると、山﨑常務は「除電機能で作業が効率化できたことが大きい」と評価し、具体的な作業の変化についてこう語った。
「たとえば、毎年やらせていただいているゴミ処理券のシール。以前はまず凸版輪転機で台紙を印刷してからデジタル印刷機でナンバリングするという工程でした。ロットが1万~2万枚になるのですが、断裁前に静電気で貼りついたシートを1枚ずつ手で剥がして100枚の束にするのに、1束30分~1時間、さらに断裁後の丁合作業でもまた剥がす作業が必要になり、本当に大変でした。しかも納期が短く、社員総出で取り掛かっても残業しないと間に合わないこともあったのですが、PC1120導入後は、その労力が一気に3分の1ぐらいまで減りました。出力した後は、オペレーターがトントンと軽く揃えるだけですぐに断裁に回すことができます。10年以上ずっと苦労していた作業が、こんなに簡単にできるのかと感動しましたね」
PC1120のオペレーションに携わる髙山氏も、除電効果の大きさを実感している。
「いままで、帯電しやすいメディアでは加工にも制約があったのですが、PC1120の除電機能のおかげでそれがかなり解消されました。とくにフィルム系の素材を使う仕事の効率が大幅に上がり、毎分120枚というPC1120の出力スピードとも相まって、体感的には生産効率が3倍ぐらいは上がっていますね。実際、一日にこなせるジョブ数も劇的に増えており、いままで10件ほどしかできなかったのが20~30件こなせるようになっています」
一方、用紙対応力についても「期待以上に優れている」と山﨑常務。多用途に使えるだけでなく、トラブルの削減にもつながっているという。
「これまでにいろいろな用紙を試していますが、ほとんど問題なく通すことができますね。最も頻繁に使用するのはタック紙です。タック紙は、原紙・糊・剥離紙という3層構造になっており、熱がかかりすぎるといろいろな影響が出てきます。他の出力機では、カールしたり糊が横からはみ出て紙詰まりの原因になったり、逆に温度を落とすと定着不良が出てきたりと、その調整が難しく、機械が途中で止まってしまうことも多かったのですが、PC1120は用紙に対するダメージが少なく、紙詰まりもほとんど起きないので安心して出力できます」(山﨑常務)
出力品質についても、同社の評価は高い。髙山氏は「色味がきれいで、しかも非常に安定している」と太鼓判を押す。
「以前使用していた機種では、100枚通すだけでも色が変動してしまうことがありましたが、PC1120はそうしたブレがありません。また、CMYKの4色はもちろん、シルバーやゴールドなどの特殊トナーの再現性も素晴らしく、お客さまからも非常に好評です。特色を使った仕事も徐々に増えてきています」(髙山氏)
また、オフセットからPC1120へ移行するジョブも増えているという。
「アニメやキャラクター関係のアイテムはとくに品質にシビアで、オフセットを指定されるお客さまが多かったのですが、PC1120の出力をお見せすると、問題なくOKをいただけることが多いですね。ですから、小ロットのものを中心にPC1120への切り替えが進んでいます」(山﨑常務)
PC1120で作成したサンプルの数々。仕上がりに対するクライアントの評価も高い
■設備拡充をさらに進め、新たな市場にもアプローチ
品質、生産性、汎用性など、さまざまな面でPC1120のメリットを実感しているという門那シーリング印刷。今後は、設備の拡充をさらに推し進めながら、新たな領域にもチャレンジしていく考えだ。
「枚葉のデジタル印刷機を本格的に活用しているシール印刷会社はおそらく他にないので、PC1120は当社の大きな差別化要素になっており、新規の受注が確実に増えています。PC1120がもう1台あってもいいぐらいですね。製造部門のビジョンとしては、将来的にデジタル印刷機だけで約40台、加工機なども含めた生産設備全体では100台規模の体制まで持っていきたいと考えています。質・量ともに生産能力を高めながら、仕事の幅をさらに広げていきたいですね」(山﨑常務)
仕事の領域拡大への取り組みは、PC1120を活用してすでにスタートしている。
「いま力を入れ始めているのが、小ロットのパッケージ印刷です。先日、PC1120を使って製作したサンプルを展示会に出展したところ、予想以上に評価の声を多くいただき、手ごたえを感じたのと同時に、小ロットのオリジナルパッケージのニーズの高さもあらためて実感しました。展示会でのPRだけでなく、オリジナル商品をSNSで紹介したり、ECサイトで販売したりと、さまざまな形でプロモーションに取り組んでいます。設備面でも、パッケージの印刷から後加工まで社内で一貫生産できるよう体制を整え、より幅広いニーズに応えていきたいと考えています」(門那社長)
50年近くにわたりシール・ラベル製造で培ってきた同社の技術力と、PC1120が持つ表現力との相乗で、パッケージ分野にどんな価値が生み出されるのか、今後の展開が注目される。
2025.06.30
◆モリサワ 大規模組織におけるクリエイティブの価値を最大化する「Morisawa Fonts エンタープライズプラン」を2025年6月30日より提供開始
株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25、Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、2025年6月30日(月)より、フォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」において、大規模組織でのデザイン業務の最適化を支援し、組織全体のブランド統一や他社との差別化を後押しする「エンタープライズプラン」の提供を開始した。
近年、企業におけるデザイン活用は、専門部門に限らず全社的な取り組みとして求められている。この度の「エンタープライズプラン」は、2,000書体以上の豊富なフォントライブラリーを導入できることに加えて、デザイン経営の実現を目指す経営層、デザインの現場を統括するマネージャーなど、組織内のさまざまな立場の方に向けて付加価値を提供するプランとなっている。
次の組織課題に対する包括的なソリューションを通じて、業務の利便性を向上させ、全社的なデザイン活用を支援していく。
・SSO対応でのセキュリティ対策強化により、コンプライアンスリスクを低減
・関連会社や部門/組織を跨いだ効率的なライセンス管理
・突発的な人員増や案件にも対応できる柔軟なスケーリングライセンス
・非デザイナーも対象としたデザイン活用サポート
■「エンタープライズプラン」概要
・利用可能書体
スタンダードプランに準ずる
・ライセンス形態
ユーザーライセンス
・契約期間
年契約
■プラン機能の一例
・SSO(シングルサインオン)
セキュリティ管理向上およびログイン操作の簡略化
SSO対応により、安全な認証環境を構築し、社内のアクセス管理の統一を実現した。フォント資産の適正管理が推進され、不正利用のリスクも低減する。また、ユーザーは一つのIDと認証情報(パスワード等)によって複数のWebサービスへアクセスできるようになり、利便性も向上している。
・テナント権限管理
関連会社や部門・組織ごとのライセンスを一元管理
グループ会社等で利用する際に、専用管理コンソールを通じて各企業/組織内での細やかなライセンス管理および招待設定が行える。組織の成長や変化に対応しながら、管理の負担を軽減し、適正な運用を実現している。
・契約特典
活用支援や運用サポート
フォントの正しい活用を支援する研修やコンテンツを提供する。また、導入後のフォローや継続的なサポートを通じて、フォント管理の課題を解決する。
今後も、大規模導入のお客様に向けて利便性向上を実現するべく、さらなる機能開発を行っていくとのこと。同プランの料金は個別に案内し、以下のプラン詳細ページまたは問い合わせフォームより相談を受けていく。
「エンタープライズプラン」詳細ページ
https://morisawafonts.com/plans/enterprise/
Morisawa Fontsについて
Morisawa Fontsはクラウド型のフォントサブスクリプションサービス。グラフィックデザイン、WebサイトやプロダクトのUI/UX、映像や動画といったモーショングラフィックスなど、さまざまなクリエイティブスタイルに必要なフォント環境を柔軟に提供する。また、事業規模に応じたエンタープライズ要件に対応する機能も随時アップデートし、効率的なワークフローをサポートする。さらに、日本国内だけでなく2024年からはシンガポールでも販売するなど、国境をまたぐグローバルなクリエイティブワークへの対応も進めていく。
Morisawa Fontsサービスサイトはこちら
https://morisawafonts.com/
●同件に関する問い合わせ
https://support.morisawafonts.com/hc/ja/requests/new
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Facebook:@MorisawaJapan
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2025.06.18
◆モリサワ 有限会社字游工房の吸収合併を発表
株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25、Tel : 06-6649-2151代表、以下モリサワ)は、100%子会社である有限会社字游工房(代表取締役:石本 馨 本社:東京都新宿区下宮比町2-27、以下字游工房)を2025年11月1日付で吸収合併することを発表した。
■目的
字游工房は1989年に設立、2019年3月にモリサワの子会社となり、モリサワグループの一員として「写研改刻フォント」などの共同開発を行ってきた。そしてこの度の合併は、フォント市場を取り巻く急速な環境の変化、ならびにグローバル化に対応するため、より迅速にかつ多様なフォント製品を市場に提供することを目的として実施している。
「游明朝体」「游ゴシック体」をはじめとする数々の優れた書体開発を手がけ、多くのユーザーに支持されている字游工房のブランドを継承し、両社がこれまで培ってきた開発力を融合させることで、今後も高品質で幅広いサービスを提供していく。
■合併期日
2025年11月1日
字游工房の事業とサポートについて
合併後、字游工房の事業はモリサワが引き継ぐ。ユーザーに利用されている字游工房のフォント製品の契約は、継続して利用できる。フォント製品のサポート対応は後日改めて通知する。
●同件に関する問い合わせ
株式会社モリサワ コーポレート・ブランディング部 広報宣伝課
E-mail: pr@morisawa.co.jp
有限会社字游工房
問い合わせフォームはこちら http://www.jiyu-kobo.co.jp/contact-form/
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※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標である。
2025.06.05
◆富士フイルムビジネスイノベーション 「EDP Awards 2025」の3部門において、同社の製品・技術が最高評価を受賞
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:浜 直樹)は、このほど、欧州の印刷専門誌で構成される団体European Digital Press(EDP)Associationが主催する「EDP Awards 2025」の3部門において、同社の製品・技術が最高評価を受賞した。今回受賞したのは、プロダクションプリンター「Revoria Press™ SC285S」、プリントバー「FUJIFILM DE1024 Printbar」の2製品、およびUV硬化性水性インク技術「AQUAFUZE™」である。
「EDP Awards」は、欧州の主要な印刷専門誌の専門家によって構成される審査委員会が、デジタル印刷業界における革新的な製品や技術を選定・表彰する賞です。グローバル市場で販売されているデジタル印刷関連の機器や技術を対象に、全25部門で審査が行われ、当社はそのうち3部門で受賞した。
「EDF Awards 2025 ロゴ」
【「EDP Awards 2025」において受賞した製品・技術】
■Revoria Press™ SC285S
受賞部門:「ベスト 枚葉プリンター」
(用紙サイズB3以下、月間プリント量A4換算250,000ページ未満の部)
プロダクションプリンター「Revoria Press™」シリーズのミドルレンジモデル。コンパクトなマシンサイズでありながら同シリーズのフラッグシップモデル「Revoria Press™ PC1120」にも採用されている高画質な印刷を可能にする技術を搭載し、1パス5色印刷が可能。企業内での設置やオフィスユースにも活用でき、特殊トナーによる多彩で訴求力のある色表現で印刷物の付加価値向上に貢献する。
■FUJIFILM DE1024 Printbar
受賞部門:「ベスト デジタル加飾包装」
既存のラベル印刷機やその他の狭幅サイズの印刷機に組み込むことができ、スポットニス装飾が可能なプリントバー。高い吐出性能と堅牢性を備えたプリントヘッド「StarFire™ SG1024」を搭載し、さまざまな印刷幅に対応。単一またはデュアルのプリントバー構成を選択可能。ニスの厚さに応じて、光沢や触感のある浮き出し効果を実現している。
■AQUAFUZE™
受賞部門:「ベスト 水性インク」
UV硬化性水性インク技術「AQUAFUZE™」は、2025年5月にドイツで開催された欧州有数の印刷およびサイネージの展示会「FESPA Global Print Expo 2025」で販売を開始した1.6m幅のプリンター「Acuity Triton」に搭載されるインクに使用している技術。これまで水性インク・溶剤インク・UV硬化性インクといった単一インクでは難しかった、印刷時に生じるインクの臭気などを抑える安全性に加え、高い耐擦性や延伸性を実現する膜質を有するため、多彩な印刷基材に対応している。
富士フイルムビジネスイノベーションについて
働く人々がより創造力を発揮し組織の力を最大化するために、DXを通じた知識と情報の効果的な利
活用を支援している。1962年の創業以来培った技術や知見をもとに、ワークフローソリューション、ITサービス、デジタル複合機などの印刷機器に関する研究・開発・生産・販売を行っている。基幹システムの販売や導入支援、業務プロセスのアウトソーシングサービスも提供し、世界中のお客様のビジネスを革新するグローバルリーダーであり続けている。
・プレスリリースに掲載されているサービス、商品名等は各社の登録商標または商標である。
同件に関する問い合わせ先は下記まで。
富士フイルムビジネスイノベーション(株)グラフィックコミュニケーション事業本部
デジタルプリンティング事業部 プロモーショングループ
TEL:050-3515-0475
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