ニュースリリース

2024.03.26

◆富士フイルム   ワイドフォーマットインクジェットプリンター向け新技術 「AQUAFUZE(アクアフューズ)技術」新開発

水性インクとUV硬化性インクの技術融合で、水性インク中に光硬化性樹脂を安定的に分散

 富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、このほど、ワイドフォーマットインクジェットプリンター向けに、水性顔料インクジェットインク中に光硬化性樹脂1を安定的に分散させる独自技術「AQUAFUZE(アクアフューズ)技術」を新たに開発した。「AQUAFUZE技術」は、同社が有する水性インク技術とUV硬化性インク技術の融合により開発したもの。なお、「AQUAFUZE技術」を用いた新インクジェットインクとなるUV硬化性水性インクの提供開始は、2024年秋を予定している。
 産業用インクジェットインクは、一般的に、水性インク・溶剤インク・UV硬化性インクに分類され、各インクはインクの特性や印刷用途に応じて使用されている。サイングラフィックや販促用印刷(POSプリント)などで使用されるワイドフォーマットインクジェット印刷では、熱でインクを固める水性インクや、光の照射によるUV硬化性インクが主流である。現在、ワイドフォーマットインクジェット印刷市場の成長に伴って、印刷アプリケーションや基材が多様化する中、印刷物に付着するインクには、高い耐久性や、折り曲げなどの加工時に必要となるインク膜の延伸性、吐出安定性などが求められている。また、印刷時に生じる溶剤の揮発や臭気などを防ぎ、印刷作業者がより安全で快適に使用できるインクへのニーズも高まっている。
 今回開発した「AQUAFUZE技術」は、同社が持つ、高機能素材の合成技術や粒子の分散技術を応用して、水性顔料インクジェットインク中に光硬化性樹脂を安定的に水分散させる独自の技術。さらに「AQUAFUZE技術」をベースに、水性インクとUV硬化性インク双方の処方技術を組み合わせることで、新たに開発したのがUV硬化性水性インクである。同インクは、これまで水性インク・溶剤インク・UV硬化性インクといった単一インクでは難しかった、印刷時に生じるインクの臭気などを抑える安全性に加え、高い耐擦性や延伸性を実現する膜質を有するため、多彩な印刷基材に対応している。
 昨今、ワイドフォーマットインクジェット印刷で増加している室内サインや壁紙に使用されるインクとして利用可能。「AQUAFUZE技術」を活用したUV硬化性水性インクは、今後、ユーザーのジョブの幅を広げる、ワイドフォーマットインクジェット印刷分野の新スタンダードインクとして期待している。


        
1 : UV硬化性水性インクの成分
 

   
2 : インクの定着プロセス
   

                          
                           
3 : ACUAFUZE ロゴ

   


AQUAFUZE技術」を活用したUV硬化性水性インクの主な特長
光硬化性樹脂を使用しているため、乾燥による増粘の影響を抑制し、インクジェットヘッドの目詰まりを低減。安定的なインクの吐出を実現。
●インクの密着性を補助するプレコートプライマーやオプティマイザーを用いずに、さまざまな印刷基材への接着性を実現。
●インク表面の凹凸が少なくなり光の正反射が強くなるため、光沢感のある印刷が可能。
UV
硬化により印刷基材へのトップコートが不要。耐擦性や延伸性のあるインク膜を発現。
●インクの臭気性を低減し、高い安全性を実現。
 なお、同技術は、528日(火)から67日(金)にドイツ・デュッセルドルフで開催される国際印刷・メディア産業展「drupa 2024」の富士フイルムブースにて出展予定である。

同社は、産業用インクジェット市場における多様な用途やお客さまのニーズに応じて、今後も画期的な製品を開発・提供し、さまざまな産業の発展に貢献していくとしている。

1 UV光の照射によって硬化反応が起こる樹脂。

同件に関する問い合わせ先
◆報道関係 富士フイルムホールディングス株式会社

コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
TEL 03-6271-2000
◆ユーザー
富士フイルム株式会社 インクジェット事業部
TEL 03-6271-3971


 

2024.03.19

◆モリサワ   「タイプデザインコンペティション 2024」審査員と応募課題を公開

株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、今年開催する「モリサワ タイプデザインコンペティション 2024Morisawa Type Design Competition 2024、以下タイプデザインコンペティション2024)」の審査員と応募課題について公開した。

タイプデザインコンペティション 2024は、書体に特化した国際コンペティションとして、高い専門性を有した審査員による公平な審査を目指している。今回のモリサワ賞審査員は各部門3名で、多角的な視点を持つ書体の作り手と使い手が応募作品の審査に臨むことになる。 

応募課題は全ての部門で「課題文字」「組見本」「自由課題」で構成され、個々の応募作品の特徴を尊重しながら、同じ条件で審査される工夫がされている。また、審査中は応募者の氏名や作品に関する情報は伏せられ、厳正に作品の選出が行われる。応募課題は公式サイトで公開されている。

 

審査員 

 ●和文部門

鳥海修 書体設計士

西塚涼子 アドビ プリンシパルデザイナー

北川一成 GRAPH 代表取締役/デザイナー/アーティスト

●欧文部門

ラウラ・ミセゲル(Laura Meseguer) タイプ・ブランドデザイナー

イリヤ・ルーデラマン(Ilya Ruderman) タイプ・グラフィックデザイナー

インドラ・クッファーシュミット(Indra Kupferschmid) タイポグラファー/教授

●簡体字部門

朱志偉(Zhu Zhiwei) タイプディレクター

陳嶸(Chen Rong) 准教授/アートディレクター

劉暁翔(Liu Xiaoxiang) XXL Studio アートディレクター

●繁体字部門

廣村正彰 グラフィックデザイナー

許瀚文(Julius Hui) タイプフェイスデザイナー

何婉君(Ho Wan Chun) グラフィックデザイナー

●ハングル部門

沈愚珍(Sim Wujin) タイポグラファー/タイプディレクター/作家

崔瑟杞(Choi Sulki) グラフィックデザイナー

閔ボン(Min Bon) タイプデザイナー/教授

●特別審査員

サイラス・ハイスミス(Cyrus Highsmith) タイプデザイナー/グラフィックアーティスト

マシュー・カーター(Matthew Carter) タイプデザイナー

■応募課題

作品シート・応募要項は公式サイトからzip形式の圧縮ファイルでダウンロード。

作品受付:2024514日〜2024829日(日本時間)

結果発表:20252月(予定)

 

タイプデザインコンペティション 2024公式サイトはこちら 

https://competition.morisawa.co.jp/

 

今後の追加情報は公式サイトのほか、以下のSNSにて発信していく。 

「モリサワ タイプデザインコンペティション」公式アカウント

・公式X(Twitter)  https://twitter.com/mrswcompetition

・公式Instagram https://www.instagram.com/motc_morisawa/

・公式Facebook https://www.facebook.com/mrswcompetition/

 

●同件に関するお問い合わせ

 https://www.morisawa.co.jp/support/contact/forms/competition 

SNSでも最新情報を公開している

X(旧Twitter):@Morisawa_JP

Facebook@MorisawaJapan

※記載されている内容は、予告なく変更する場合がある。

※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標である。

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2024.03.13

◆モリサワ  阪神甲子園球場と100周年記念共同プロジェクト  伝統の「甲子園文字」を受け継ぐ『甲子園フォント』制作が決定!

株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、2024724日に、創業者森澤信夫らが「邦文写真植字機」を発明して100周年を迎える。同じく、阪神電気鉄道株式会社(代表取締役社長:久須勇介 本社:大阪市福島区)が運営する阪神甲子園球場も、同年81日に開場100周年を迎える。

 

 

 

これを記念して、阪神甲子園球場とモリサワは、100周年記念共同プロジェクトとして、同球場のスコアボードで使用してきた伝統の「甲子園文字」を受け継ぎ、『甲子園フォント』として制作、デジタルフォント化することを決定した。

  阪神甲子園球場のスコアボードでは、1983年まで、職人が黒い板に毛筆で手書きをした文字を使用しており、その独特な字形が「甲子園文字」として親しまれ、スコアボードを電光掲示に改修した1984年以降も、その伝統を受け継ぐべく、同球場の職員がオリジナルの文字データを制作し表示してきた。同プロジェクトは、文字のプロフェッショナルとして歴史を紡いできたモリサワが、阪神甲子園球場が大切に受け継いできた「甲子園文字」を、現代の実用に即した『甲子園フォント』として制作するものである。「甲子園文字」の伝統を次の時代に繋ぐコンセプトで、より多くの方の読みやすさに配慮したUD(ユニバーサルデザイン)フォントをベースとしている。『甲子園フォント』の完成は202412月頃を予定しており、2025年シーズンから、阪神甲子園球場のスコアボードで使用される予定である。

また、同プロジェクトを記念して、2024417日(水)に阪神甲子園球場で開催される阪神タイガース公式戦において、モリサワによる初めての冠協賛試合を実施予定している。

 

試合の詳細はこちら
https://hanshintigers.jp/


 
 
()手書き時代のスコアボード ()手書き時代の選手名板     提供 : 阪神電気鉄道株式会社

『甲子園フォント』制作プロジェクトの概要

企画:阪神電気鉄道株式会社、モリサワ

内容:阪神甲子園球場のスコアボードに表示されてきた「甲子園文字」を、モリサワによりデジタルフォント化するプロジェクト

完成時期:202412月(予定)

使用開始:20253月(予定)

■阪神甲子園球場のスコアボード・表示される文字の歴史

甲子園球場が開場した翌年1925年に初代スコアボードが誕生した。木製で表記できる最大のイニングスコアは延長16回までだった。

1934年には2代目スコアボードに代わり、木製からコンクリート製となり、戦火を乗り越え、約半世紀にわたって使用された。さらに1984年以降は3代目スコアボードに代わり、文字表示が手書きの黒板から電光掲示方式へと変更されました。黒地のボードに白色ブラウン管を採用することで、先代のスコアボードの姿を継承し、選手名・チーム名表記には、手書き時代を踏襲した字体が使用された。
 1984年に選手名や得点スコアの表記が電光化されるまで、スコアボードの中には文字書きを行う職人たちが従事していた。長年、スコアボードから映し出されてきた人間味のある文字は、甲子園球場特有の味わいを演出し、手書きから電光式に姿を変えた今も継承されている。

 

■モリサワについて

1924年、創業者である森澤信夫は、石井茂吉氏(株式会社写研の創業者)と共に、世界で初めて「邦文写真植字機」を発明し特許を申請、従来の活版印刷に代わる新たな印刷技術として印刷・出版社へ普及した。「文字を通じて社会に貢献する」を社是に研究・開発を続け、2024年現在、より多くの人が読みやすいUD(ユニバーサルデザイン)フォントや、2,000書体以上を搭載したフォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」などを展開している。

 

邦文写真植字機発明100周年 特設サイトはこちら

https://www.shashokuki100.jp/

●同件に関する問い合わせ

 阪神電気鉄道株式会社 阪神甲子園球場 広告・歴史館担当  西村

 Tel:0798-49-4509 ※営業時間外 080-3127-4588(西村) 

 株式会社モリサワ コーポレート・ブランディング部 広報宣伝課  

 E-mailpr@morisawa.co.jp 

SNSでも最新情報を公開している

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Facebook@MorisawaJapan

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2024.03.11

◆富士フイルムビジネスイノベーション   Revoria PressTM PC1120が世界的に権威のある「iF デザイン賞」を受賞 美しい外観・高い性能・快適な操作性を実現するデザインが高評価

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:浜 直樹)のRevoria PressTM PC1120」が、このほど、iF インターナショナルフォーラムデザイン(ドイツ・ハノーバー)主催の「iF デザイン賞(iF Design Award)」において、iF デザイン賞2024」を受賞

iF デザイン賞」は、1953 年に設立された国際的なデザイン賞で、ドイツの「レッドドット・デザイン賞(red dot design award)」、アメリカの「IDEA 賞(International Design Excellence Award)」と並び、世界三大デザイン賞のひとつに数えられる権威ある賞である。

Revoria PressTM PC1120」は、CMYKトナーに加え最大2色の特殊トナーを搭載することができる1パス6色のプロダクションカラープリンター。2400×2400dpiの高い出力解像度による高精細な表現と120頁/分の高速プリントによる高い生産性、その生産性を最大限に引き出す高性能なプリントサーバーが特長である。このたびの受賞は、外観デザインの美しさのみならず、その優れた性能や快適な操作性を実現するデザインなどが高い評価を受けたものである。




2024.03.01

◆モリサワ 「UDデジタル教科書体」開発担当者の高田裕美氏が第23回「佐藤敬之輔賞」個人部門を受賞

株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)が提供する「UDデジタル教科書体」などの開発を担当した書体デザイナー高田裕美氏が、NPO法人日本タイポグラフィ協会による第23回佐藤敬之輔賞(個人部門)を受賞した。

佐藤敬之輔賞は、タイポグラフィに関する革新的な提言、研究発表、デザイン教育などで活躍された佐藤敬之輔氏を賞名とし設置された賞で、タイポグラフィの分野で活動する個人・団体に贈られるもので、今回受賞した高田裕美氏は、今年で書体メーカーでの業界歴が40年目となる。長年の書体デザイナーとしての経験を活かし、子どもたちの学びを支援するUD(ユニバーサルデザイン)フォントの開発と普及に貢献したことなどが評価された。


   


   高田氏は株式会社タイプバンク(以下タイプバンク)において、師事したタイプディレクター 林隆男氏の書体制作の精神を受け継ぎながら、当時のビットマップフォントデザインをはじめ、その時代に求められる数々の新しい書体開発に取り組んだ。「タイポス」のデジタル化や「TBUD書体シリーズ」などのリリースに尽力したほか、ロービジョン研究の第一人者である慶應義塾大学 中野泰志教授との出会いから、現場のヒアリングをもとに、約8年の歳月をかけて「UDデジタル教科書体」を開発した。

UDデジタル教科書体」は、学習指導要領に準拠し、書き方の方向や点・ハライの形状を保ちながらも太さの強弱を抑え、ロービジョン(弱視)、ディスレクシア(読み書き障害)に配慮したデザインで、読みやすさについてのエビデンスも取得している書体である。「UDデジタル教科書体」と、「TBUD書体シリーズ」をもとにした「BIZ UD明朝/ゴシック」は、2017年の「Windows 10 Fall Creators Update」以降のWindows OSに標準搭載されたことから、教育現場やビジネスシーンなどで幅広く活用されている。

2017年の吸収合併により、タイプバンクからモリサワへ移籍した後も、高田氏は未来を担う子どもたちの学びに即した書体の普及活動を行っている。ロービジョン、ディスレクシアや視覚過敏、視覚認知の困難といった、人によって異なるさまざまな特性と、それに伴う多様な読みやすさという社会的課題に焦点を当て、フォントや組版に配慮することの大切さを、執筆や講演活動などを通じて紹介してきた。これからも、UDを実現する一歩として、読み書きに困難を抱える子どもたちの学びを支援していくとのことだ。

 

高田裕美の受賞コメント

今回は「佐藤敬之輔賞」に選んでいただき、ありがとうございました。大変光栄であるとともに、私が業界に入るきっかけになった林隆男氏や歴代のタイプバンクメンバーと一緒にいただいたようで、感慨深く感じています。タイプバンクでの仕事と、林氏の妥協を許さないデザインへの姿勢が、今の私の礎となっています。

これを励みに、これからも情報格差のない社会を目指し、フォントや組版の研究に取り組み、デザインの力で社会から障害を減らせるよう邁進していきたいと思います。

 

プロフィール

高田裕美氏(たかたゆみ)

女子美術大学短期大学グラフィックデザイン科卒業後、ビットマップフォントの草分けである林隆男氏が設立したタイプバンクに入社。書体デザイナーとしてさまざまな分野のフォントの企画・制作を手掛ける。2017年 モリサワに吸収合併後、書体の重要性や役割を普及すべく、教育現場と共にUDフォントを活用した教材配信、講演やワークショップ、教育系の雑誌や学会誌への執筆、取材対応など広く活動中。23年に初の著書「奇跡のフォント」を時事通信社より出版。

 

UDデジタル教科書体の詳細は以下より

https://www.morisawa.co.jp/topic/upg201802/

 

20244月発行の「日本タイポグラフィ年鑑2024」に特集として、受賞者の業績内容が掲載されます。

(発行:PIE International 編集:NPO法人日本タイポグラフィ協会)

 

●同件に関する問い合わせ

 株式会社モリサワ コーポレート・ブランディング部 広報宣伝課 

 E-mailpr@morisawa.co.jp

SNSでも最新情報を公開している

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2024.02.29

◆モリサワ  英語インターフェースに対応したシンガポール向けMorisawa Fontsサービスサイトを公開、新規購入10%OFFキャンペーンを実施

    株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25Tel:06-6649-2151代表、以下モリサワ)は、2024229日より、英語対応のインターフェースを実装したサービスサイトを公開し、シンガポールに向けてフォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」の提供を開始した。531日までの期間中、新規で購入するユーザーを対象とした10%OFFキャンペーンを実施する。
 Morisawa Fontsは、日本語はもちろん世界各国の言語に対応する書体など、バラエティ豊かな2,000書体以上が使い放題のフォントサブスクリプションサービスである。この度のシンガポールでのサービス提供開始により、シンガポールに拠点を持つ企業の方や、現地在住のデザイナーとの統一されたフォント環境が実現し、より効率的なクリエイティブワークとグローバル化が進むコミュニケーションを支えている。

Morisawa Fontsサービスサイト(英語)はこちら

https://en.morisawafonts.com/


■新規ご購入10%OFFキャンペーン

サービス開始を記念し、シンガポールにて利用しているユーザーに向けて、対象期間中10%OFF

購入できるキャンペーンを実施する。

◆キャンペーン期間

2024229日(木)〜531日(金)23:59(日本時間)

◆利用方法

購入のショッピングカート画面にて、クーポンコード[SGP10]を入力することでキャンペーンの金額が適用される。

※シンガポールから英語のサービスサイトを通じて購入したユーザーを対象としたキャンペーン。

 日本国内向けのMorisawa Fontsは割引キャンペーンの対象外である。

※購入後の適用はできないので注意を。

購入方法の詳細はこちら

https://en.morisawafonts.com/guide/


Morisawa Fotns
について

2,000書体以上が使えるモリサワのフォントサブスクリプションサービスである。「文字とつながる。世界がひろがる。」をタグラインに、定番書体からデザイン書体までプランに収録されたすべてのフォントを、デバイスに依存しないユーザー単位のライセンスで利用することができる。フォント管理はもちろん、契約手続きもオンラインで完結でき、場所を選ばない新時代のワークスタイルをサポートしている。

Morisawa Fontsサービスサイト(日本国内向け)はこちら

https://morisawafonts.com/

 

●本件に関する問い合わせ先

 株式会社モリサワ Morisawa Fonts 海外製品担当  

 E-mailgsales-mf@morisawa.co.jp 

SNSでも最新情報を公開している

X(旧Twitter):@Morisawa_JP

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2024.02.20

◆モリサワ  「タイプデザインコンペティション 2024」公式サイトをリニューアル、実施スケジュールと概要を発表

 株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦、本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25 Tel:06-6649-2151代表、以下モリサワ)は、このほど、今年開催する「モリサワ タイプデザインコンペティション 2024Morisawa Type Design Competition 2024、以下タイプデザインコンペティション)」の公式サイトをリニューアルし、コンペティション概要について発表した。
 タイプデザインコンペティションは、書体デザインのアワードです。前身となる「モリサワ賞 国際タイプフェイスコンテスト」(1984年)以来、40年にわたって書体デザイナーの発掘とデザインを発信する機会の創造に取り組んでいる。前回(2019年)は世界53の国や地域から、応募総数813点(和文部門258点、欧文部門555点)の作品が寄せられた。
 2024年の開催では、従来の「和文部門」「欧文部門」に加えて、新たに「簡体字部門」「繁体字部門」「ハングル部門」を開設し、中国や韓国など東アジア圏の
化の創造と発展に取り組む予定。
「モリサワ賞」は、第一線で活躍するタイプデザイナーとグラフィックデザイナーが審査にあたり、独創性や審美性を追究した作品に贈られる。Webサイトに作品を公開して実施する「ファン投票」では、一般の方からの投票で入賞作品が決定する。
 各部門の応募課題と審査員は、今後公式サイトで順次発表していく。タイプデザインコンペティション 2024の応募期間は2024514日から2024829日で、審査会を経た20252月に結果発表を予定している。
「タイプデザインコンペティション 2024」公式サイトはこちら
https://competition.morisawa.co.jp
モリサワ タイプデザインコンペティション 2024
Morisawa Type Design Competition 2024

 

募集部門と賞
●モリサワ賞(和文部門/欧文部門/簡体字部門/繁体字部門/ハングル部門)
入賞者には、表彰状とトロフィー、副賞として次のとおり賞金を授与する。金賞 100万円(各1点)/銀賞 50万円(各1点)/銅賞 30万円(各1点)/佳作 5万円(各5点)
●ファン投票
入賞者には、表彰状とトロフィーを授与する。
得票1位/得票2位(各1点)
応募資格
年齢・国籍・個人・グループを問わず、誰でも何点でも応募できる。
作品受付
2024514日~2024829日(日本時間)

応募要項や各種規定含む応募課題は公式サイトで後日公開する。
エントリーと作品ファイルの提出は公式サイトで受け付ける。
出品料は無料です。
結果発表:20252月(予定)
 
主催:株式会社モリサワ
 
協賛:Occupant Fonts
   字游工房
   Arphic Types
 
今後の追加情報は公式サイトのほか、以下のSNSにて発信します。 「モリサワ タイプデザインコンペティション」公式アカウント
公式X(Twitter) 
https://twitter.com/mrswcompetition
公式Instagram  https://www.instagram.com/motc_morisawa/
公式Facebook   https://www.facebook.com/mrswcompetition/

●同件に関する問い合わせ先
 
https://www.morisawa.co.jp/support/contact/forms/competition
SNS
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※記載されている内容は、予告なく変更する場合がある。
※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標である。
 
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2024.02.19

◆富士フイルムグラフィックソリューションズ  CMS構築サポート事例――双葉工芸印刷株式会社  高度な品質要求にも確実かつ効率的に応える、新たな色管理体制が実現 損紙・損版などの無駄が激減し、生産効率が大幅に向上。現場の意識も変化

 高品質な販促ツール制作で定評のある双葉工芸印刷株式会社(本社:千葉県市川市堀之内5-21-11、代表取締役社長:水野憲一氏)は、2019年から、富士フイルムグラフィックソリューションズ(FFGS)のサポートのもと、Japan Colorを基準とした色管理体制の再構築を図り、品質の安定化、作業の効率化、さらには現場の意識改革など、さまざまな成果を挙げている。品質にシビアな仕事を数多く手がける同社が、どのような背景から色管理の見直しに着手し、どんな変革を遂げているのか。営業推進部・プリプレス課・CTP課課長の藤井健太郎氏に、今回の取り組みの経緯や現時点での効果について伺った。

 

■一貫した共通基準がなく、色調整に苦労していた

 双葉工芸印刷は、1958年創業の「有明印刷所」を前身とし、60年以上の歴史を持つ印刷会社。「工芸」の名が示す通り、仕上がりの美しさを追求したモノ創りに定評があり、長年培ってきた技術力を武器に、グループ内でも独自の地位を築いている。
 カタログやパンフレット、POP、パッケージ、各種ノベルティなど、販促に関わる印刷物を幅広く手がけるが
、中でも、ユポやPETなどの特殊素材、厚紙への印刷を得意とする。また、印刷物のみならず、デジタルメディアの制作や、イベント・キャンペーンなどの企画運営も含め、企業のプロモーションをトータルにディレクションできることも大きな強みとなっている。

 印刷設備としては、厚紙対応の菊全6UV機(0.9mm厚までの実績あり)と菊全4色の油性機が主力。色校正は、本社と東京事務所に1台ずつ設置された『PRIMOJET』をメインに運用するが、クライアントから本紙を要望される仕事も少なからずあり、その場合は本機校正や平台校正で対応する(平台校正は協力会社に外注)。また、社内確認用のカンプ出力や、厚紙を使った見本制作などには、トナー機の『ApeosPro C650』(202310月にDocuColor 1450GAから切り替え)を使用する。

 
    藤井課長


品質重視の仕事を多く受注し、難易度の高い要望にも真摯に応え続ける双葉工芸印刷。そんな同社が、CMSの再構築に着手したのは2019年のこと。色校正用の新たなシステムとしてPRIMOJETを導入したのをきっかけに、色管理体制全体の見直しも進めることに。藤井課長は、それまで抱えていた課題について、次のように語る。

「従来は印刷部門とCTP部門それぞれ個別に色管理を行なっており、両者の連携がとれていなかったため、社内共通の一貫した管理体制になっていませんでした。さらに言えば、現場と営業、お客さまの間でも、色に対する許容範囲や考え方にバラつきがありました。当社はスポット的な仕事が多く、仕様も1件ごとにまちまちなので、拠り所となる共通基準がないと、なかなか正解にたどりつけない。ですから、お客さまの要望に応えるのに非常に苦労していました」

 Japan Colorをターゲットとした色管理は行なっていたものの、その効果が充分に発揮されない状況だったため、色調整には多大な時間と労力を費やしていたという。

「以前は刷版カーブが45本あり、用紙や印刷機などに応じて、いずれかのカーブを当てて、合わなければ部分的に調整するというケースが多かったのです。そうすると最終的にバランスが崩れてしまい、クレームになってしまうこともありました。お客さまの納得のいく色が、印刷機の調整で出せなければ刷版側で対応するしかないので、カーブを動かして無理やり合わせようとしていたんですね。そのため、版の再出力も多々ありました」(藤井課長)

■色合わせの効率・精度が大きく向上し、工程の後戻りが減少

 2019年にPRIMOJETを導入した段階で、色校正の色安定性は大きく向上し、藤井課長は「安定化のメリットは期待通りだった」と評価するが、色の維持管理方法は従来のままだったことから、徐々に印刷機とのズレが生じてきたため、「工程を跨いだ抜本的な対策が必要と感じた」という。

 そこでまず、主力の菊全6UV機について、色再現の状態を診断した上であらためてJapan Colorをターゲットとして安定化を図り、UV印刷用の標準カーブを設定。2台のPRIMOJETDocuColor 1450GA(当時)の色をそれぞれマッチングさせた。

「最近は短納期対応のためにUV機を使用するケースが多くなっているので、UV印刷のCMSを先行して整備することにしました。油性印刷についても現在、同様のプロセスで進めています」(藤井課長)

 これにより、社内で完結するジョブに関しては、色の安定性・精度が大幅に向上した。PRIMOJETの色が印刷現場にとっての「信頼できる基準」となったことで、オペレーターはより効率的かつ高精度に色を合わせ込めるようになり、工程の後戻りも減少。損紙・損版も大幅に削減できたという。

「お客さまからもPRIMOJETの色は非常に好評で、初校でOKをいただけるケースも少なくありません。また、以前のように『校了の色が本刷りで出せない』ということもなくなり、印刷オペレーターも『色を合わせやすい』と効果を実感しています」(藤井課長)

 また、印刷機の色のブレが抑えられたことで、本機校正の精度・効率も高まったという。

「その効果を最初に実感したのは、年賀ハガキの仕事でした。毎年受注しているもので、さまざまな絵柄があり、トータルではかなりの大部数。しかも、お年玉付き年賀ハガキはいわゆる金券なので、失敗は許されません。以前は本機で初校を出すとかなりの赤字が入り、半数ぐらいの絵柄は本機で再校を出さなければならなかったのですが、CMSによってその修正がかなり減りました。プリプレスの作業時間やコストも大幅に削減でき、納期の短縮にもつながっています」(藤井課長)

 
 

 本社工場の「PRIMOJET」(左)と「Apeospro C650」。基準色の高精度なシミュレー
ションが可能になっている


■協力会社の平台校正でも「自社の基準色」の再現が可能に

 こうして、社内の色環境が整ったことで、自社完結のジョブにおいては生産効率が格段に向上した。しかし、色に関してはもう一つ難題があった。それは、協力会社に外注する平台校正のマッチングだ。

「以前から、平台校正の色が合わずに苦労することが多々あったのですが、今回その対策に踏み切るきっかけとなったのは、ある洋菓子メーカーさんの仕事でした。店舗のディスプレイツールを、3週間ほどで100アイテムほど制作するという超短納期の仕事だったのですが、本紙校正の要望があったため、すべて平台で対応することにしたのです。ただ、これだけの数を従来と同じ環境のまま進めたのでは、色調整に時間がかかり納期に間に合わない。そこでFFGSさんに相談したわけです」(藤井課長)

 協議の結果、双葉工芸印刷の刷版カーブを協力会社のCTPに適用することで、「双葉工芸印刷の基準色を再現できる環境」の実現を目指すことになった。

「この協力会社さんは校正専業の会社なので、本来は1社のためにカーブを動かすことはできないのですが、事情をお話しして、FFGSさんの協力のもと、新たにカーブを一本つくっていただきました。たまたまCTPセッターや刷版、RIPなどの使用機資材が当社と共通していたので、インキは当社から支給するなど、他の条件もできる限り整えた上でトライしてみましょうと」(藤井課長)

 両社にとって異例の策ではあったが、その効果はてきめんに表れた。

「平台校正機は印圧が軽いので色が浅くなる傾向にあり、無理に濃度を乗せるとつぶれてしまうことがありましたが、新しいカーブを当ててからは、濃度感が向上して、中間のメリハリもしっかりと出るようになり、PRIMOJETの色にかなり近づきました」(藤井課長)

 実際、先述の洋菓子メーカーの仕事では、ほとんどのアイテムが「一発校了」だったという。

「いままで、平台の初校でOKをいただくことは皆無だったので、正直、驚きました。PRIMOJETだけでなく平台校正でもお客さまから高い評価をいただけるようになったのは大きな成果ですね。社内の印刷オペレーターも『格段に刷りやすくなった』と評価していました」(藤井課長)

 取材時点では、大手食品メーカーから受注したプロモーションツールの仕事が進行中で、これも平台校正をとる予定だという。藤井課長は「ここでも今回のCMSの成果が出るのではないか」と期待を込める。

「このお客さまの仕事は、タレントさんの写真を使うものも多く、品質にはかなりシビアです。以前は、お客さま立ち会いで校了をいただいても、印刷で微妙に色が合わず、納品後にクレームになることがあったのですが、今後はそれがなくなると思います」

 
 
    主力の菊全6色UV機。色のブレが抑えられたことで、作業効率が向上し、損紙の削減も
図られた


■定期診断を通じて数値管理の考え方が徐々に浸透

 社内のみならず協力会社も含めた「共通色基準に基づくCMS」の構築。その効果は、実際の仕事の中で明確に表れているが、「この環境をいかに維持していくか」も重要な課題だ。そのため同社では、FFGSによる「定期診断サービス」を活用し、年に2回、品質チェックを行なっている。これは、印刷機やプルーファーの色再現の状態を測定し、その分析結果を現場にフィードバックするというものだ。問題点が見つかれば、必要に応じてFFGSの技術スタッフが現場に入りフォローを行なう。

 ただ、藤井課長によると、定期診断の意義が現場に理解されるまでには、しばらく時間がかかったという。

「とくにベテランのスタッフは、自分たちが貫いてきたやり方に強い確信を持っており、新しい数値管理の考え方はなかなか受け入れられませんでした。しかし、定期診断のブランクが空くと色の精度が落ち、診断実施後には再び色が合うようになるということが何度かあり、そんな結果を目の当たりにしたことで、定期診断・数値管理の重要性を肌で感じられるようになってきたようです」

 定期診断は同社にとって、各デバイスの「色の状態」を数値で確認する場であるとともに、日常の色管理や改善の取り組みの効果を理論的に把握する機会にもなっており、これが現場の納得感につながっているという。

「刷版カーブ、ドットゲイン、インキ濃度、網点など、一つひとつ課題を潰していき、その結果を客観的なデータで見せていただくと、『なるほど』と腑に落ちる。その積み重ねで、現場の理解が少しずつ深まっていきました」(藤井課長)

 
 

    数値管理を取り入れたことで作業の標準化が進み、若い人材が育ちやすい環境が整いつつある


印刷現場の意識も変化し、「カーブで直す」発想から脱却

 色基準の策定からデバイス間のマッチング、定期診断まで含め、約4年間にわたり色管理の変革に取り組んできた双葉工芸印刷。現在も継続中ではあるが、これまでの効果について、藤井課長はこう総括する。

「まず、刷り直しや版の再出力といった無駄が大幅に減り、生産効率が上がったこと。そして、品質に厳しいお客さまからのクレームも激減し、当社の色をより高く評価していただけるようになったことが大きいですね。また、色が合わない場合でも、その原因が特定しやすく、効率よく確実に修正が行なえるようになりました。これも生産性アップにつながっています」

 また、現場の意識の変化も重要な成果だと語る。

「色を合わせ込む際、『印刷機側で何とかしてみよう』という意識が以前より強くなったと感じます。これまでは、『印刷ではここまでしか色が出ない』と限界を決めてしまって、その範囲を超えると刷版カーブで対応しようとしていましたが、その考え方から脱却し、カーブに頼らずに合わせられるようになってきました。これは、印刷現場でチェックすべきポイントを今回あらためて学べたことも関係していると思います。インキの乳化など、日々のオペレーションの中で把握できる部分だけでなく、つねに網点を細かく見て、スラーやダブりなども判断できるようになってきたので、そうした印刷機コンディションの調整だけで色の問題が解決するケースも増えてきました」(藤井課長)

 こうしたさまざまな効果を踏まえた上で、藤井課長は今後の課題として「営業のさらなる知識向上が必要」と強調する。

「お客さまの高度な要求に応え続けるには、現場だけでなく営業も、もっと知識やノウハウを身につける必要があると感じています。今回のCMSの再構築によって現場環境は整ってきましたが、たとえば、お客さまから色に関する指摘を受けた際に、原因や対策について根拠を示して、営業が明確に説明できるかどうか。そのための教育が次の課題ですね。FFGSさんにはぜひ、定期診断とセットで営業向けサポートもお願いできればと思っています」(藤井課長)

 長年にわたり培ってきたクライアントとの信頼関係を、さらに強固なものに。そして、「期待を超える品質」を提供するために。双葉工芸印刷の社内変革への挑戦はこれからも続く。

 

2024.02.14

◆モリサワ  Morisawa Fontsが英語に対応したインターフェイスでシンガポールに提供開始

株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、2024229日より、シンガポールに向けてフォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」の提供を開始する。

2022年にスタートしたMorisawa Fontsは、日本国内向けのサービスを提供してきたが、海外での利用を希望するニーズも多いことから、このほど、英語版のインターフェイスを実装してシンガポールに向けた提供を開始する。日本とほぼ同様の書体ライブラリーが利用できるため、シンガポールにも拠点を持つ企業の方や、現地在住のデザイナーとのクリエイティブワークにおいて、フォントを含んだデータの受け渡しが容易になるほか、便利なフォントコレクション機能を使うことで、より効率的な共同作業が可能になる。

Morisawa Fontsは、国内外を問わず統一されたフォント環境を提供し、国境を越えたクリエイティブワークの実現に貢献していく。

提供開始日:2024229

 
   

Morisawa Fontsについて

2,000書体以上が使えるモリサワのフォントサブスクリプションサービスです。「文字とつながる。世界がひろがる。」をタグラインに、定番書体からデザイン書体までプランに収録されたすべてのフォントを、デバイスに依存しないユーザー単位のライセンスで利用することができる。フォント管理はもちろん、契約手続きもオンラインで完結でき、場所を選ばない新時代のワークスタイルをサポートしている。

 

Morisawa Fontsサービスサイト(日本国内向け)はこちら

https://morisawafonts.com/

 

●同件に関する問い合わせ

 株式会社モリサワ Morisawa Fonts 海外製品担当 

 E-mail:gsales-mf@morisawa.co.jp 

SNSでも最新情報を公開している

X(旧Twitter):@Morisawa_JP

Facebook@MorisawaJapan

※記載されている内容は、予告なく変更する場合がある。

※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標である。

 


2024.02.13

◆モリサワ   写研書体のOpenTypeフォント開発で今後100フォントをリリースすることを発表 邦文写真植字機発明100周年を皮切りに

株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、20211月に発表(https://www.morisawa.co.jp/about/news/5280)した株式会社写研(代表取締役社長:笠原義隆 本社:東京都豊島区南大塚2-35-2、以下写研)とのOpenTypeフォント開発プロジェクトにおいて、数年内に合計100フォントに及ぶリリースを予定していることを、このほど発表した。

   

まずは、以前に発表(https://www.morisawa.co.jp/about/news/8693)した改刻フォントである「石井明朝・石井明朝オールドスタイルかな」「石井ゴシック」の13フォントと、写研のバリエーション豊かな見出し書体群を「写研クラシックス」としてOpenType化した30フォント、合計43フォントを2024年に提供します。そして2025年以降も、これらに続くラインナップを順次提供予定である。

写研書体にとって新しい歴史の幕が開く2024年は、邦文写真植字機の発明100周年を迎える節目の年。今後も、過去から未来へとつながる多彩な写研書体を提供していくとのことだ。

 
   

■写研クラシックスについて

今回新たに発表する「写研クラシックス」は、多種多様な名作見出し書体群が、写植全盛期の味わい深いデザインそのままに使用できるフォント。写研から提供を受けたアウトラインデータに加え、不足文字の作成、文字セットなどの仕様の整理を行った。見出し利用に特化させ、従来写真植字機でのみ利用可能だった多くの写研書体と、写真植字機時代に発表されていない書体を、現代のOpenTypeフォントとして再現している。

なお、改刻フォントは「写研クラシックス」とは異なる開発アプローチや仕様を採用している。モリサワ公式noteでは、改刻フォントの詳細を紹介している。

 

モリサワ公式note「写研書体の開発プロジェクト “至誠通天” 受け継がれる石井書体」

https://note.morisawa.co.jp/n/ndbff5c4d3cce

 

■写研のコメント

昭和から平成にかけて、書籍・マンガ・広告などのあらゆる誌面や画面を彩ったかつての写研の書体群を、書体の形状イメージはそのままに高品位デジタル化し、一部かなについては写植時代でも表現されなかった詳細なストロークで、書体原図より忠実に復刻し再現しました。このほど、モリサワ社との協業により、OpenTypeフォントとしてリリースされることを大変うれしく思います。生まれ変わった写研書体をぜひご利用ください。

 

2024年に提供開始を予定しているフォント

・改刻フォント

石井明朝 L / R / M / B、石井明朝オールドスタイルかな L / R / M / B、石井ゴシック L / R / M / B / EB

 

・写研クラシックス

有行書、石井楷書、石井中ゴシック、石井中丸ゴシック、石井中明朝、石井中明朝オールドスタイル大がな、イナクズレ、イナピエロ B、イナミン、イノフリー、いまぎょう、今宋、いまりゅう、織田特太楷書、ゴーシャ E、紅蘭中楷書、ゴカール H、ゴナ E、新聞特太ゴシック、新聞特太明朝、創挙蘭 E、曽蘭太隷書、スーシャ H、スーボ B、鈴江戸、ナール EL / E、ナミン、ボカッシイG、ミンカール

 

■仕様

改刻フォント

・文字セット…StdN

・プロポーショナルメトリクスやカーニング情報を搭載しています。

写研クラシックス

・文字セット…Min2(※)

・一部の書体でプロポーショナルメトリクス情報を搭載しています。

Adobe-Japan1に準拠するサブセットを採用し、4,833文字を収録したモリサワ独自の文字セットです。

■対象製品

Morisawa Fonts

■提供時期

2024年 秋

 

関連イベントのご案内

2024222日開催の無料オンラインイベント「Font College Open Campus 12 日本語デザインを変えた技術 発明100年に1から知りたい写植の話」にて、写植に関する講演とあわせ、今回発表したOpenTypeフォントの詳細や開発アプローチについて詳しく紹介する。

申し込みはこちら https://go.morisawa.co.jp/event_fcoc12

 

邦文写真植字機発明100周年について

2024724日に、モリサワの創業者 森澤信夫と写研の創業者 石井茂吉氏による邦文写真植字機の発明から100周年を迎えます。写植の技術は1960年代から90年代に最盛期を迎え、DTPが一般化するまでの間、印刷や広告、デザインの業界に大きく貢献した。モリサワは今後も、写植機が残した功績を次の世代に継承するため、発明100周年を記念したさまざまな活動を行っていく、。 

詳細はこちら https://www.morisawa.co.jp/about/news/9514

 

●同件に関する問い合わせ

 株式会社モリサワ ブランドコミュニケーション部 広報宣伝課 

 E-mail:pr@morisawa.co.jp 

SNSでも最新情報を公開しております

X(旧Twitter):@Morisawa_JP

Facebook@MorisawaJapan

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※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標である。

 

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