ニュースリリース
2024.12.18
◆富士フイルムグラフィックソリューションズ Revoria Press PC1120導入事例 株式会社プリプレス・センター 大ロットのバリアブルジョブで圧倒的な生産性・品質安定性を発揮 最新の検査装置により検品作業が大幅に効率化、クライアントか
北海道を拠点に、独自に培ったシステム開発力と充実した生産設備を駆使し多様な印刷・加工サービスを提供する株式会社プリプレス・センター(本社:札幌市中央区南10条西8丁目4-1、代表取締役:藤田靖氏)は、2024年3月、富士フイルムのプロダクションカラープリンター『Revoria Press PC1120』(以下 PC1120)を導入し、主要品目である年賀状や商品券、チケットなど、さまざまな印刷物に活用している。かなりの大ボリュームの仕事もPC1120でこなしているという同社だが、その中でどのようなメリットを感じているのか。導入の経緯や今後の展望なども含め、取締役 営業本部長・福地一美氏、製造部 工場長・柳原茂樹氏に伺った。
■年賀状事業を軸に、設備拡充を進めながら成長
プリプレス・センターは、1988年に代表取締役の藤田靖氏により創業。当初は軽印刷業として版下制作などを手がけていたが、1994年、デザイン制作分野のデジタル化を見越してMacintoshとイメージセッターをいち早く導入。24時間体制でDTPおよび出力サービスを展開した。1998年にはPOD機を導入し、印刷業へと業態を変えていく。年賀状ビジネスをスタートしたのもこの時期で、以降、同社を支える基幹事業へと成長していく。2000年代に入ると、システム開発にも力を入れ、2002年には年賀状の自動編集プログラムを自社で開発。この仕組みをベースに、組版から最終印刷データ生成まで自動で実現するシステムを、仕事内容に応じて次々と構築していった。このシステム開発技術は、現在に至るまで同社の大きな強みの一つになっている。
2015年からはM&Aにも着手。その背景には、スピード感をもって事業拡大を図るという同社の戦略と、後継者問題に悩む印刷会社が増えているという業界の事情があった。現在までに、異業種を含む6社から経営譲渡を受け、『PPCグループ』として北海道から関東・近畿・九州までをカバーするネットワークを形成。事業領域も、マーケティングから一般商業印刷、パッケージおよびノベルティグッズ製作、デジタルメディアまで、幅広い分野に及んでいる。
また、社内外の環境改善活動にも力を入れており、環境マネジメントシステム『エコアクション21』の認証取得をはじめ、植林活動によるカーボン・オフセット、再生可能エネルギーの活用、FSC認証紙の採用など、さまざまな側面から環境負荷低減に取り組んでいる。女性活躍推進企業としての評価も高く、2023年には『えるぼし認定』の最高位である3つ星を取得している。
現在、札幌本社の生産設備としては、オフセット枚葉印刷機が3台とトナー方式のデジタル印刷機が3台、さらに各種製本機のほか、ホット箔押し機 8 台、デジタルコールド箔印刷機、ニス盛り上げ加工機など、道内トップクラスの特殊加工設備を誇る。この設備力を活かし、セキュリティ印刷や化粧箱、本の表紙などさまざまな製品に対応しており、同業者からの依頼も多い。
■検査装置の使いやすさと出力品質の高さが決め手に
そんな同社がPC1120を導入したのは2024年3月。トナー方式のデジタル印刷機は20年以上にわたり活用しており、最近では『Color 1000 Press』をメインに運用していたが、品質・生産性のさらなる向上を図るため、PC1120への更新を決めた。
導入検討にあたって重要視したポイントの一つが、自動検査装置(検査マネジメントシステム)だったという。
福地取締役
「デジタル印刷に関して大きな課題になっていたのが、バリアブルの印刷物の検品です。これまでは多大な時間と労力をかけ、人の目でチェックしていました。この検品の精度を上げ、作業の効率化も図るために、検査装置付きのデジタル機を検討することにしたのです」(福地取締役)
そこで候補に挙がったのが、PC1120ともう1機種、他メーカーのトナー機だった。
「出力品質は明らかにPC1120の方が優れていたのですが、検査装置の性能としては、その当時、他社機の方が一歩上という印象だったため、社内の意見はそちらに傾いていました。そんな中、PC1120の検査装置がバージョンアップされるという情報が入り、展示会で実機を確認したところ、格段に使いやすくなっていたのです。バリアブルデータの作成を担当しているSEにも一緒に見てもらったうえで検討した結果、PC1120の導入を決めました」(福地取締役)
「検査装置でとくに違いを感じたのは、バリアブル出力の際の、検査箇所を指定する操作です。他社のものは可変部分を1つずつ指定しなければならず、若干煩雑に感じたのですが、PC1120はタッチポイントが少なく、より効率的に出力できるところが魅力的でした。加えて、色再現などの品質や安定性に関しては、Color 1000 Pressでの実績もありますし、実際に出力サンプルを見ても満足できるものでした。これも大きな選択理由の一つです」(柳原工場長)
■特色も駆使し、年賀状、チケット、商品券など多用途に活用
PC1120は導入直後から、同社のデジタル印刷機の主力として品質・生産性・安定性を遺憾なく発揮している。用途は多岐にわたるが、自社開発の自動組版システムとの連携で、バリアブルのジョブも多数手がけている。ボリューム的にとくに大きいのが年賀状だ。見本の印刷を含めると、毎年8月から12月にかけての集中生産になる。2024年はトータルで約500万枚を印刷し、そのうち200万枚以上をPC1120が担った。ゴールドやピンクなどの特色も多く使用する。絵柄のバリエーションも、オフセット分を含めて500種類ほどあり、きわめて多品種のジョブである。製作した年賀状は、量販店や文具店などの店頭のほか、自社で運営するECサイトでも販売している。
定期のバリアブルジョブとしては、プロ野球球団のシーズンシートチケットも手がけている。46万枚という大ロットで、多面付出力しても通し数は2万枚以上。しかも、ナンバリングだけでなく絵柄も1枚ずつすべて異なるフルバリアブルだ。
また、最近需要が増えているものとして、商品券が挙げられる。全国から問い合わせが増えているといい、地方都市の商店街などの場合は小ロットの発注も多いという。いずれにしても、ナンバリングの正確性を含め、つねに高い品質を担保することが求められる。
「商品券は一種の金券であり、信頼性が非常に重視されます。また、小ロットでもきめ細かく対応できる印刷会社が意外と少ないので、一度手がけるとリピート発注をいただけることも多く、商品券から派生して、お店の小冊子など、別のアイテムの仕事につながるケースもあります。当社の場合、お客さまに『PC1120の検査装置によって自動で高精度な検査を行なっています』と説明でき、しかも組版のシステム構築も含めて総合的に対応できるところが強みになっています」(福地取締役)
左:シルバー、ゴールド、ピンクなどの特殊トナーを活用した年賀状のサンプル
右:メタリックカラー印刷や検査装置など、PC1120の特長をわかりやすく解説したチラシも作成
■自動検査装置の活用で、より確実な品質保証が実現
PC1120の導入メリットとしては、まず、自動検査装置による検品の精度アップ・負荷軽減が大きいという。
「たとえば商品券のナンバリングなどは、従来はアナログ的に人海戦術で1枚ずつチェックし、梱包前にも重量検品などを行なっていましたが、人手を介すると、やはりミスのリスクをゼロにすることはできませんし、作業者の負担も大きくなります。しかし現在は、検査装置によってデータの絵柄や可変部分などが1枚ずつ高精度にチェックされるので、検品作業にかける時間は大幅に短縮しています。出力されたものが100%正確だと確信が持てるようになったことで、データを扱っている担当者の安心感も増しましたし、お客さまに対しても、より確実に品質保証できるようになりました」(柳原工場長)
柳原工場長
検査装置に加えて、品質・生産性の向上に寄与しているのが、静電気除去装置だ。とくに冬の北海道は室内が乾燥しやすく、静電気トラブルへの対策は必須と言える。
「以前は、排紙部に除電棒を取り付けて対策していましたが、PC1120の静電気除去装置は当然それよりも遥かに除電効果が大きいです。帯電しやすい合成紙などでも安定して出力できるようになりました」(柳原工場長)
仕上がり品質への評価も高い。福地取締役は、「特色を使用したときのクオリティの高さが際立っている」と語る。
「とくにピンクトナーは非常に発色がよく、年賀状などで頻繁に使用しています。人物写真などでも、ピンクを加えることで肌の再現品質がぐっと上がりますね。また、ゴールドの質感もとてもいい。当社にはもう1台、特色を使えるトナー機がありますが、そちらのゴールドと比べても、見栄えが全然違います」(福地取締役)
CMYKの4色出力においても、期待通りの品質が得られているという。
「同じ絵柄でオフセットと比べても、ほとんど見分けがつかないレベルですし、用紙や絵柄などの条件によっては、PC1120の方がきれいに仕上がることも珍しくありません。また、PC1120は色の変動が非常に少ないうえ、オフセット印刷で起こりがちなピンホールやゴースト、クワエ汚れといったトラブルもありませんから、品質の安定性という面でもメリットは大きいですね」(柳原工場長)
RIP処理の速さもPC1120の大きな特長。重いバリアブルデータの出力時にも優れた
瞬発力を発揮する
■さらなる用途開発を進め、他社との差別化を図る
同社では、PC1120が新たな戦力として加わったことによって、デジタル印刷の活用比率がさらに高まっていくと見込んでいる。
「ここ何年かの加工高の実績を見ると、オフセット印刷はほぼ平行線で推移しているのに対し、デジタル印刷は急速に伸びています。この傾向はさらに顕著になるのではないでしょうか。PC1120は従来のColor 1000 Pressと比べても品質やスピード、信頼性が一段と上がっているので、より幅広い用途で生産機として活用できます。加えて、熟練を必要とせず、さまざまな人材が短期間のトレーニングで扱えるようになるという、デジタル印刷機ならではのメリットもありますからね」(福地取締役)
その上で、今後のPC1120の活用について、福地取締役はこう語った。
「紙媒体の総需要が減っている中で、印刷事業を成長させていくには、いかに高い付加価値をつけて、他社との差別化を図っていくかが重要な課題だと感じています。そのためには、ただ新しい機械を入れるだけでなく、独自の使い方や商品を生み出していかなければいけません。一例として、いま、PC1120の高精細な再現性を活かしたセキュリティ印刷(コピーガード)などのサンプルを作成し、お客さまに提案しているところです。“PC1120にしかできない印刷物”はほかにもたくさんあると思うので、これからも当社ならではの用途の開発に取り組んでいきたいと考えています」
2024.12.18
◆モリサワ 「Morisawa Fonts」教育機関/公共団体向けのプランを 2025年早春から提供開始 〜「教育機関/公共団体向け MORISAWA PASSPORT 」は販売終了〜
株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25、Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、フォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」において、教育機関/公共団体向けのプランを2025年早春から提供開始することを発表した。
このほど提供予定の「Morisawa Fonts 教育機関/公共団体プラン」の「設備ライセンス」を使用することで、教育機関および公共団体が管理する共有の設備PCに、Morisawa Fontsに収録されている2,000書体以上の豊富なフォントライブラリーを導入できる。デバイス単位のライセンス形態で、商業利用も可能。契約期間は〈1年・3年・5年〉から選択でき、価格は教育機関プランが1ライセンスあたり27,720円(税込)/年〜、公共団体プランは1ライセンスあたり44,220円(税込)/年〜である。
同プランによって、教育現場における充実したフォント環境が実現するほか、UD(ユニバーサルデザイン)フォントをはじめ高い可読性と視認性を備えたモリサワのフォントが、公共団体の広報紙や案内表示などさまざまな情報伝達を支援可能になっている。
なお、Morisawa Fonts 教育機関/公共団体プランの提供開始に伴い、従来の製品「教育機関/公共団体向け MORISAWA PASSPORT」は段階的に新規契約・契約更新の受付を終了し、サービスの提供を終了する予定である。終了に関する今後のスケジュールは、決まり次第案内する。
■設備ライセンス 概要
1ライセンスあたりの提供価格
◆教育機関向け
ライセンス数 価格(税込)/年
1-9ライセンス ¥27,720
10-39ライセンス ¥25,080
40ライセンス以上 ¥17,160
◆公共団体向け
ライセンス数 価格(税込)/年
1-9ライセンス ¥44,220
10-39ライセンス ¥42,240
40ライセンス以上 ¥39,600
※複数年契約による割引や利用継続年数に応じた割引はない。
契約期間:1年/3年/5年
ライセンス形態:デバイスライセンス
提供開始時期:2025年早春予定
◆購入方法:
Morisawa Fontsサービスサイト内にて購入申請書を発行後、販売代理店もしくはモリサワへ注文を
※詳細情報は提供開始時に案内する。
■教育機関/公共団体向け MORISAWA PASSPORT終了に関する案内
教育機関/公共団体向け MORISAWA PASSPORTは、今後各種手続きを順次終了し、2025年度以降は新書体が追加されない。2025年度以降の新書体は、後継プランの「Morisawa Fonts 教育機関/公共団体プラン」で提供する。
教育機関/公共団体向け MORISAWA PASSPORTを利用中のユーザーへ、2025年度以降の新書体を利用するための方策として、Morisawa Fonts 教育機関/公共団体プランのライセンスに無償で切り替え対応を行う「新書体サポートプログラム」を実施する。
同プログラム対象のユーザーには、メールにて手続きの詳細を案内する。Morisawa Fontsのライセンスに切り替えを希望のユーザーは、ユーザー自身で手続きが必要になるため、今後の案内を待つことになる。
※Morisawa Fonts は、MORISAWA PASSPORTと動作環境等が異なる製品である。切り替えを検討のユーザーは、事前に動作環境(https://mf-migration.morisawa.co.jp/hc/ja/articles/8918246504473)を確認すること。
■「Morisawa Fonts 教育機関プラン」の拡充について
学生や教職員PCのフォントを教育機関が管理できる「学生ライセンス」「教職員ライセンス」のほか、学生や教職員、学内設備PCのフォントを学校単位で導入できる「包括ライセンス」を、2025年早春より提供開始予定である。
モリサワは、今後もクリエイティブ活動をするすべての学生とそれを支援する教職員、教育機関を応援するとともに、より良いサービスの追求を続けていく予定である。
「学生/教職員ライセンス」「包括ライセンス」の詳細は以下より
https://www.morisawa.co.jp/about/news/14663
Morisawa Fontsについて
Morisawa Fontsはクラウド型のフォントサブスクリプションサービス。グラフィックデザイン、WebサイトやプロダクトのUI/UX、映像や動画といったモーショングラフィックスなど、さまざまなクリエイティブスタイルに必要なフォント環境を柔軟に提供している。また、事業規模に応じたエンタープライズ要件に対応する機能も随時アップデートし、効率的なワークフローをサポートしている。さらに、日本国内だけでなく2024年3月にはシンガポールで販売開始するなど、国境をまたぐグローバルなクリエイティブワークにも対応している。
Morisawa Fontsサービスサイトはこちら https://morisawafonts.com/
●同件に関する問い合わせ
https://support.morisawafonts.com/hc/ja/requests/new
SNSでも最新情報を公開しております
X(旧Twitter):@Morisawa_JP
Facebook:@MorisawaJapan
※記載されている内容は、予告なく変更する場合があります。
※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標です。
2024.12.04
◆リコー PCやスマートフォンからデジタルサイネージを視聴できるバーチャルサイネージサービスの提供を開始
株式会社リコー(社長執行役員:大山 晃)は、クラウド型サイネージ配信サービス「RICOH Digital Signage(リコーデジタルサイネージ)」の新サービスとして、PCやスマートフォンからデジタルサイネージを視聴できるバーチャルサイネージサービスの提供を、2024年12月11日より開始する。
近年、ハイブリッドワークが普及するにつれ、企業内の情報共有の在り方が大きく変化している。オフィス内でのデジタルサイネージは、社内情報や最新ニュースの共有手段として多くの企業で活用されているが、在宅勤務中や外出中の社員に対して同等の情報を届けることが困難で、情報の平準化が課題となっている。
今回の新サービスを導入することで、社員がPCやスマートフォンなどの個人の端末から、デジタルサイネージを視聴することができるようになる。バーチャルサイネージ用のURLを、任意のWebサイトに埋め込むことで配信設定が可能で、例えば、社内ポータルサイトにバーチャルサイネージを埋め込むだけで、既存のポータルサイトやデジタルサイネージコンテンツを活用し情報を共有できるようになっている。
また、バーチャルサイネージのコンテンツから特定のページへ遷移し、詳細を確認することも可能だ。オフィスに設置するデジタルサイネージと同じ管理画面で配信設定ができるため、管理者に業務負荷をかけることなく、コンテンツの更新作業が容易に行える。なお、本サービスに使用されている、オフィス内でのデジタルサイネージに加えて社員個人の端末からデジタルサイネージを視聴することができる技術は特許出願中である。
新サービスは、国内市場において販売・サポートを担うリコージャパンが提案するワークスタイルのコンセプトである「RICOH Smart Huddle」を構成するサービスで、「好きな場所で快適に働ける」環境構築を支援し、働く場所にとらわれない社内情報の平準化を実現している。
バーチャルサイネージのコンテンツと再生リストを並べて表示することが可能
バーチャルサイネージ利用シーン
2024.12.02
◆モリサワ 「タイプデザインコンペティション 2024」ファン投票を2024年12月2日より開始
株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25、Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、2024年12月2日(月)より「モリサワ タイプデザインコンペティション 2024(Morisawa Type Design Competition 2024、以下タイプデザインコンペティション 2024)」のファン投票を開始した。
タイプデザインコンペティションは、書体デザインのアワードです。前身となる「モリサワ賞 国際タイプフェイスコンテスト」(1984年)以来、40年にわたって書体デザイナーの発掘とデザインを発信する機会の創造に取り組んでいる。2024年の開催では、従来の「和文部門」「欧文部門」に加えて、新たに「簡体字部門」「繁体字部門」「ハングル部門」を開設し、5言語で作品を募集した。
ファン投票は、公式サイト上の人気投票で決定される賞である。だれでもお気に入りの作品に投票することができる。同社では参加を呼び掛けているところだ。
投票受付期間
2024年12月2日(月)~2024年12月20日(金)(日本時間)
ファン投票への参加は以下より
https://competition.morisawa.co.jp/fan/
なお、同コンペティションは公平性の観点から応募者の名前を伏せて審査を行う。応募者と応募作品を結びつけての投票の呼びかけは控えること。結果発表は、2025年3月初旬の予定である。
今後の追加情報はタイプデザインコンペティション 2024の公式サイトのほか、以下のSNSにて発信していく。
タイプデザインコンペティション 2024の公式サイト
https://competition.morisawa.co.jp/
「モリサワ タイプデザインコンペティション」公式アカウント
・公式X(旧Twitter) https://twitter.com/mrswcompetition/
・公式Instagram https://www.instagram.com/motc_morisawa/
・公式Facebook https://www.facebook.com/mrswcompetition/
●同件に関する問い合わせは以下より
https://forms.morisawa.co.jp/n/form/c/v1/sdmb/forms/Kfsu3K6YsuxVsth9mbr4z
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2024.11.05
◆モリサワ Morisawa Fonts の2024 年度新書体を掲載した書体見本帳が完成! SNS で30 名様にプレゼントキャンペーンを実施
株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25、Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、このほど、2024 年度新書体を含むMorisawa Fonts搭載書体を網羅した「表現・特徴で見つけるフォントBOOK Morisawa Fonts 書体見本帳2024–2025」を制作・刊行した。シリーズ既刊「モリサワ総合書体見本帳」と同様に、「つくりたい表現」や「特徴」といった親しみやすい独自のカテゴリで書体が見つかる、使い手目線にこだわった見本帳である。
この見本帳は、モリサワが参加する各イベントでお渡しするほか、Morisawa Fonts有料プランご契約者様にもお届けする予定です(※1)。また、より多くのユーザーに書体の魅力を知ってもらうよう、全国の書店でも特製カバーつき別装丁版を購入できる(※2)。さらに充実した見本帳を活用することができる。(※ 1)詳細が決まり次第、契約者に順次案内していく。
(※ 2)発売日:2024 年11 月19 日(火)順次発売
株式会社マイナビ出版
「表現・特徴で見つけるフォントBOOK Morisawa Fonts 書体見本帳2024–2025」
価格:1,320 円(税込)
詳細はこちら https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=146257
■「Morisawa Fonts 書体見本帳」のコンセプト
実際にユーザーが書体を探すシーンを考慮し、より最適な書体にアクセスしやすく、各書体の個性を活かした使い分けができるように3 つの検索方法を採用している。検索方法を複合的に使いながら目的の書体を探すことで、より制作物にマッチした書体が直感的に見つかる。
1.「つくりたい表現で探す」
「かわいい」「レトロ」「物語性」「パワフル」など、表現したい作風やイメージにマッチする11 種類のキーワードから探すことができます。書体の使用シーンを彷彿とさせる組見本によって、ライブラリーの世界観を楽しみながら書体を見つけることができる。
2.「特徴で探す」
「ペン字・手書き」「コンデンス」「教育用」など、形や仕様、用途といった具体的な特徴から関連する書体同士を比較できる。細分化された書体ジャンルによって、制作物に合った特徴を持つ書体を探すことができる。
3.「全書体見本」
2,000 書体を超えるMorisawa Fonts のライブラリーを、書体分類・ブランドに基づいて網羅的に一覧できる。
豪華な巻頭特集や役立つTips を収録
特集企画では、大幅追加となった2024 年度新書体の一部を使用して、四季それぞれのシーンをフォントで表現したグラフィック作例を掲載。個性的な新書体たちの雰囲気を味わいながら、デザイン制作のヒントにできる。また、Morisawa Fonts の便利な使い方やUD(ユニバーサルデザイン)書体の解説、文字セットといった基本情報のほか、OpenType 機能を使った字形の切り替え、カーニング設定など、役立つTips 記事も掲載している。
※同書には、今冬に提供予定の2024 年度新書体第2 弾も掲載している。
※ Morisawa Fonts での契約のプランによって、使用できる書体ラインナップが異なる。詳細は、こちら
(https://morisawafonts.com/fonts/search/)より対象プランを選択してご確認ください。
「Morisawa Fonts 書体見本帳」プレゼントキャンペーンについて
この「Morisawa Fonts 書体見本帳2024–2025」の完成を記念して、応募期間中、モリサワ公式X(旧Twitter)をフォローし、対象のキャンペーン投稿をリポストしたユーザーの中から抽選で30 名様にプレゼント。モリサワでは多くの応募を期待している。
■キャンペーン概要
タイトル:Morisawa Fonts 書体見本帳がもらえる!フォロー&リポストキャンペーン
期間:2024 年11 月5 日(火)〜2024 年11 月19 日(火)23:59
賞品および当選者数:
「表現・特徴で見つけるフォントBOOK Morisawa Fonts 書体見本帳2024–2025」…30 名様
■応募方法
(1)モリサワ公式X(旧Twitter)アカウント「@Morisawa_JP」をフォロー
※すでにフォロー済みの方は、追加の対応は不要。
(2)本キャンペーン対象の投稿をリポスト
■当選者発表:
キャンペーン期間終了後、当選されたユーザーにX のダイレクトメッセージにて当選通知を連絡する。
注意事項
※応募した際に預かった個人情報の保護方針に関しては、同社プライバシーポリシー
(https://www.morisawa.co.jp/privacy-policy/)を確認のうえ、応募を
※預かった個人情報は、当選の連絡および賞品の発送に使用する。
※賞品の画像は、実際に送付するデザインと異なる場合がる。
※応募は、期間中1名 1 回限りとする。
※同キャンペーンについての連絡や発送に関してユーザー連絡する場合がある。
※賞品の発送は2024 年12 月中旬を予定しているが、諸事情により遅れる場合がある。また、送付先は日本国内に限る。
※当選の連絡後、3 日以内に正確な送付先などの必要な情報を提供いただけない場合、当選が無効となる。
※賞品発送の日時は指定できない。
※同キャンペーンによって生じたトラブルや損害に、株式会社モリサワは一切の責任を負わない。
※アカウントが非公開設定のユーザーは抽選の対象外である。また、今回のキャンペーンはリポストキャンペーンのため、引用ポストは抽選の対象外となる。
※賞品に不良がある場合を除き、返品・交換には応じかねる。また賞品に不良がある場合は、到着後7 日以内に連絡を。
Morisawa Fonts について
Morisawa Fonts はクラウド型のフォントサブスクリプションサービスです。グラフィックデザイン、Web サイトやプロダクトのUI/UX、映像や動画といったモーショングラフィックスなど、さまざまなクリエイティブスタイルに必要なフォント環境を柔軟に提供している。また、事業規模に応じたエンタープライズ要件に対応する機能も随時アップデートし、効率的なワークフローをサポートする。さらに、日本国内だけでなく2024 年3 月にはシンガポールで販売開始するなど、国境をまたぐグローバルなクリエイティブワークにも対応している。
Morisawa Fonts サービスサイトはこちらhttps://morisawafonts.com/
●同件に関する問い合わせ
株式会社モリサワ 東京本社 コーポレート・ブランディング部 広報宣伝課
E-mail:pr@morisawa.co.jp
SNSでも最新情報を公開している
X(旧Twitter):@Morisawa_JP
Facebook:@MorisawaJapan
※記載されている内容は、予告なく変更する場合がある。
※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標である。
2024.10.23
◆富士フイルムグラフィックソリューションズ Revoria Press PC1120 導入事例――株式会社イシクラ 卒業アルバム・文集の短期集中生産で安定性の高さを実感 従来機3台分の仕事を2台でこなし、品質と生産効率を高次元で両立
卒業アルバムや卒業文集などの企画制作・印刷製本を手がける株式会社イシクラ(本社:埼玉県さいたま市岩槻区古ヶ場1-6-11、代表取締役社長:石倉博幸氏)は、2023年9月、富士フイルムの『Revoria Press PC1120』(以下PC1120)を2台導入し、卒業文集の生産性や卒業アルバムの画質などを大きく向上させた。また、卒業アルバム以外も含めた“思い出づくりのトータルプロデュース” を目指すべく、PC1120を活用した新商材の開発・生産も進めている。導入の背景や効果、活用戦略などについて、工場部門に相当する同社プロダクト部の部長代理・井上大地氏、PC1120の導入検討から運用まで携わっているプロダクト部 マルチプリンティング課 課長・戸泉雅生氏に伺った。
■波打ちなどのトラブル解消のため、トナー機の入れ替えを決断
株式会社イシクラは、1936年(昭和11年)石倉コロタイプ印刷所として創業し、記念アルバムの製作を開始。1959年、株式会社石倉光芸社に改組し、1983年に現社名のイシクラとなる。社員数110名で、全国約2,100校(うち、関東で1,600校)、年間25万冊の卒業アルバムを生産する。
現在は、卒業アルバムのみにとどまらず、卒業生のさまざまな思い出をトータルプロデュースする「思い出アーカイブ事業」への変革を進めている。その一環として、スマートフォンで見ることができるコンテンツや、部活動アルバム、クラスアルバムといった新しい形の商品の開発・提案にも取り組んでいる。
井上部長
PC1120の導入検討を始めたのは、2022年の秋頃。イシクラでは、デジタル印刷機を使用する仕事の約9割を小ロットの文集が占めているが、従来はこれを他社製モノクロトナー機2台で印刷していた。しかし、これらのモノクロ機は導入後6〜7年経過していたこともあって、故障が頻発し稼働率が低下していた。
同社が生産する卒業アルバムのうち約9割は、写真中心の「アルバム」と文章中心の「文集」を製本部門で1冊に合本した、特徴的なものである。通常、製本部門で無駄な待ち時間が発生しないよう、文集の印刷を先行して進めている。しかし、PC1120導入の前年は「メーカーのエンジニアが出向する修理が頻発していた」(戸泉課長)という状態であったため、文集印刷の進行が遅れ気味になり、予備のモノクロ機で印刷したり、休日出勤を検討したりと、製本工程においても、大きな影響が出ていたという。
さらに、井上部長は従来のモノクロ機について、「波打ちが発生しやすいという課題もあった」と振り返る。「文集のページの波打ちが原因で、アルバム部分と文集部分とが剥がれたり皺が入ったしまうことがあり、その場合、アルバムも含めて再度印刷・製本する必要がありました」(井上部長)
また、小ロットで価格重視の学校向けのアルバムは、富士フイルムのカラートナー機『 Versant 2100 Press 』1台で生産していたが、Versant 2100 も導入してから6年ほど経過し、入れ替えを検討する時期に来ていた。
ところで、同社で生産している卒業アルバムは1校あたりの平均が約120冊だが、少ないところでは10冊、多いところでは1,000冊以上と、学校ごとに部数が大きく異なる。そのため同社では、大ロットのアルバムはオフセット印刷機、小ロットで印刷品質重視のアルバムは富士フイルムのB2枚葉インクジェット機 『Jet Press720/750S』、そして小ロットのアルバムの一部と文集をトナー機で印刷するという使い分けを行なっている。
2 台の「PC1120」が圧倒的な生産性を発揮
新商材開発においても強力な武器となる
■長時間連続出力時の安定性を重視しPC1120を選択
2023年7月頃、新しく導入するトナー機の最終的な選定を行なった。その際、PC1120の他に3社のトナー機と、インクジェット機を検討したが、そのうちの1機種は、給紙トレイやスタッカーの容量が小さく、同社が想定している文集の仕事に適さなかった。またもう1機種は、機械の内部構造から見て、長時間運用の際の信頼性に不安があった。また、インクジェット機においては、カラー写真の印刷品質に問題があり、アルバム本文の印刷に適さないと判断した。
戸泉課長
これに対して、PC1120は、文字や写真の印刷品質の高さ、給紙トレイやスタッカーの容量の大きさなどが、同社の要件にマッチしていた。
さらに、戸泉課長は「色や見当精度の安定性、ハードな運用に耐え得る耐久性・堅牢性の高さにも期待できる」と判断したという。
「当時の工場長から『いままではモノクロとカラーを分けて考えていたが、今後はカラー機でさまざまな仕事に対応できるようにする』という方向性が示されたことから、汎用性に優れ、信頼性も期待できるPC1120を選びました」(戸泉課長)
同社が導入したPC1120は、2台とも「2連の給紙トレイ+大容量スタッカー2台」を備えた、大量・長時間連続出力を想定したシステム構成で、さらに予備のトランスポートモジュールも追加している。この構成は、現場での運用のしやすさを考え、戸泉課長が決めたものであった。
ワークフローについては、従来から卒業アルバムの生産に最適化されたホットフォルダでの運用を行なっていたことから、出力機が変わってもオペレーションへの影響は少なく、PC1120導入にあたっても、立ち上がりはスムーズで、比較的短期間で本格運用に入れたという。
「文集の仕事の繁忙期となる1月20日頃から2月末までの約40日間、PC1120を廻し続けられる範囲で廻していました。退社する際に給紙トレイいっぱいに用紙をセットして、夜の間も無人出力していたのですが、その間、機械のトラブルで止まったことはなく、期待通りの安定性を発揮してくれました」(戸泉課長)
メンテナンスによる停止も最小限に留めた。最初は1週間に1回と高頻度に設定したが、順調な稼働が続いていたことから、2月の中旬からは、生産時間の確保を優先し、2週間ごとに変更した。
「こうした運用の結果、文集の印刷に特化したPC1120は、前年まで3台のモノクロ機で印刷していた量の仕事を、2台でこなすことができました。波打ちのトラブルも大きく改善されたおかげで、製本工程での作業もスムーズになりましたね」(井上部長)
卒業アルバム・文集のほか、小ロットの記念冊子などでもPC1120を活用している
■製本工程や営業面でも安心感が高まった
PC1120を導入したことで、フルカラー印刷の仕事にもプラスの効果が出ている。例えば、PC1120でカラー印刷した卒業アルバムに対して、営業部門から「印刷品質がとても良くなった」という声が多く届いているという。「デジタル印刷の品質を気にしていた営業も、『これなら、自信をもってデジタル印刷の仕事を取りに行ける』と言っています」(戸泉課長)
見当精度が上がったことによるメリットも大きい。
「たとえば、毎年受注している幼稚園様の入園案内が、観音折りのデザインになっているのですが、PC1120の表裏見当精度が非常に高いため、製本部門での折り加工がスムーズになり、営業も安心して納品できるようになっています」(井上部長)
現在、特殊トナーの活用についても準備を進めている。TX(テクスチャード)トナーはエンボス系の紙への出力で使用することを想定。クリアトナーは、アルバム表面のPP加工の代替として利用可能か、現在検証している。
ホワイトトナーやピンクトナーの効果的な使い方についても、鋭意模索中だ。
「富士フイルムさんからホワイトを使ったたくさんの魅力的なサンプルを見せていただいており、それらを参考に、自社製品でどう活かせるのか、デザイナーも含めて検討しているところです。そしてピンクトナーは、学校アルバムで「肌の色を修正したい」「美肌を再現したアルバム」といったニーズがあるので、その声に応えるツールとして有効ではないかと考えています。実際にどのような画像でどれだけの効果が出るのか、富士フイルムさんの協力を仰ぎながら研究しているところです」(戸泉課長)
■PC1120の特長を活かし、新商材の開発に注力
イシクラは現在、卒業アルバム・文集の製作にとどまらず、「思い出づくりのトータルプロデュース」を目指した事業展開を行なっており、部活動アルバムやクラスアルバムといった、生徒や保護者などエンドユーザーのニーズに応える新しい商材の開発に力を入れている。そしてこうした取り組みにおいて、PC1120は強力な武器となると期待されている。新商材は、ロットが小さく、PC1120での生産に適したものになることが想定されるためだ。また、特殊トナーを含めた6色出力を活かすことで、色表現の豊かさ、品質の高さで差別化を図ることも可能になる。
「エンドユーザーのニーズに応える商材を生み出していく上で、PC1120の特長はさまざまな形で活かせると思っています。しかし、現状ではまだそのポテンシャルを充分に引き出せていないので、今後、富士フイルムさんにご協力をいただきながら、一緒にその可能性を商品開発につなげていきたいですね。そして、長く愛される商品を、一人でも多くの方に届けていきたいと考えています」(井上部長)
2024.10.04
◆印刷創世研究会 「第26期生修了式」を開催 11名が会社のけん引を目指す
富士フイルムグラフィックソリューションズ株式会社、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社が運営する印刷会社の次世代幹部従業員を対象にした教育研修プログラム「印刷創世研究会」の第26期生修了式が9月13日、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン・新宿ファーストタワー研修室(東京都新宿区)において開催され、研究生11名が修了した。
同研究会は戦略経営の策定から戦術案作成など経営リーダーを育成するために創設されたもの。次世代経営者を育成する教育研修プログラム。研修内容は、バランス・スコアカードをベースに財務知識・生産管理・マーケティング・リーダーシップ論・自己分析、そしてCVMを取り入れて、自社・自部門の戦略を策定していく研修内容となっている。
修了式では、主催者を代表して富士フイルムビジネスイノベーションジャパンの旗生泰一社長が「自分がいつまでに何をすべきかをはっきりと決めて、部門や会社を動かす原動力になってコミットしてほしい。創世研の経験をと仲間との絆を活かして仕事に取り組んでいただきたい」と挨拶した。
続いて、富士フイルムグラフィックソリューションズ株式会社からは下平泰生執行役員が「研修を共に過ごした仲間との絆を大事にしてほしい。会社に戻れば困難なことにぶつかると思うが、その時には11人の仲間との絆を思い出し、支え合いながら頑張ってほしい。そして、是非、今後の印刷業界をけん引していただきたい」と、エールを送った。
修了式では、研究生全員に修了盾と記念品が授与された。
2024.10.04
◆SCREENグラフィックソリューションズ 京都・久御山事業所に「インクジェットイノベーションセンター京都」を開設
株式会社SCREENグラフィックソリューションズは、2024年10月に京都・久御山事業所の久御山東工場内に印刷関連機器の開発・製造を担う「インクジェットイノベーションセンター京都」を開設した。
近年、商業印刷、出版印刷、ラベル・パッケージ印刷などの市場においても、多品種・小ロット化へのニーズが年々増加している。さらに、サステナブル社会への貢献が企業の責務となっており、印刷業界においても資材の廃棄ロス低減、労働環境の改善など、これまで以上に広い視野から最適な印刷方法を考える必要が出てきている。こうした中、顧客が培ってきた従来の印刷方法のノウハウを基にデジタル印刷機を活用しようとしても、さまざまな課題に直面するのが現状である。
このような動向を受け、同社ではこのほど京都・久御山事業所内に「インクジェットイノベーションセンター京都」を開設したるデジタルインクジェット印刷機である「TruepressJET」「Truepress LABEL」「TruepressPAC」の各シリーズの製品を設置し、ショールーム機能に加え、デモンストレーション、サンプル・出力の検証、最適な運用方法の提案、スキルアップのためのトレーニングを提供するなど、顧客のビジネスの発展に貢献していくとしている。
今回の「インクジェットイノベーションセンター京都」の開設により、「ホワイトカンバスMON-NAKA」(東京)、2023年に開設した「インクジェットイノベーションセンター・USA」(米国)、「インクジェットイノベーションセンター・ヨーロッパ」(オランダ)と合わせて4拠点となった。ワールドワイドのネットワークを活用し、顧客に向けて世界のデジタル印刷の実用的な事例やビジネスモデル、トレンドなどを発信することで、革新的なインクジェットデジタル印刷技術をソリューションとして提案していくとのことだ。
■所在地
株式会社SCREENグラフィックソリューションズ 久御山事業所 久御山東工場内
「インクジェットイノベーションセンター京都」
〒613-0034 京都府久世郡久御山町佐山新開地141
同件の問い合わせ先
株式会社SCREENグラフィックソリューションズ ビジネス統轄部 販売推進部 Tel : 075-414-7709
2024.09.30
◆モリサワ プロ向けフォントが使い放題「Morisawa Fonts 」の学生および教職員向け特別価格を2024年9月30日より提供開始
株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25 Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、フォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」 のスタンダードプランにおいて、学生および教職員向け特別価格を2024年9月30日(月)よりオンラインで提供を開始した。

このほどの特別価格は、近年の新たなデザイン領域の拡大や、学生のクリエイティブ活動の多様化に合わせ、2,000書体以上が使い放題となる「Morisawa Fonts スタンダードプラン」を学生および教職員の方を対象に提供するものである。学校の課題はもちろん自主制作やインターンシップなどさまざまなシーンで、プロのデザイナーと同じフォントのラインナップを利用できるほか、学生のすべての活動に役立てていただけるよう、商業利用や商標登録も可能である。
なお、Morisawa Fontsの学生および教職員向け特別価格の提供に伴い、MORISAWA PASSPORTアカデミック版(学生・教職員向け)は、2024年10月1日(火)をもって販売を終了する。
現在MORISAWA PASSPORTアカデミック版を契約中のユーザーに対しては、2024年度以降の新書体を利用できる新書体サポートプログラムを開始するため詳細を確認のほど。
モリサワは今後も、クリエイティブ活動をするすべての学生とそれを支援する教職員のユーザーに、充実したフォント環境とより良いサービスを提供していくとしている。
「Morisawa Fonts スタンダードプラン学生および教職員向け特別価格」概要
■価格
学生特別価格:1ライセンス 990円(税込)
※卒業後は、初年度に限り「Morisawa Fonts スタンダードプラン 社会人応援価格」を利用できる。
教職員特別価格:1ライセンス 33,000円(税込)
■契約期間
1年
※使用期間の満了後、自動更新となる。引き続き特別価格で利用の場合、更新時に在籍証明が必要である。
※在籍証明の認証確認はSheerID社(米国)が行う。
■特徴
・スタンダードプランと同様に、プロ仕様のフォントラインナップと機能を利用できる。また、2024年度以降の新書体も追加される。
・1ライセンスあたりPC2台まで、iPad1台が利用可能(同時利用はできない)。
・商業利用や商標登録が可能。
■対象
学生特別価格:日本国内の高校、大学、専門学校の学生
教職員特別価格:教育機関に在籍する常勤教員/非常勤教員/臨時職員/事務員
※公共職業能力開発施設ならびに職業訓練法人も含みます。企業系スクールなどの法人の学校は対象外。詳しくは製品使用対象者の案内を確認。
https://support.morisawafonts.com/hc/ja/articles/36005354978457
■詳細・購入は以下より
Morisawa Fontsスタンダードプラン 学生特別価格
https://morisawafonts.com/plans/standard/student/
Morisawa Fontsスタンダードプラン 教職員特別価格
https://morisawafonts.com/plans/standard/teacher/
※教育機関および大学研究室の所有PCでの利用は、教育機関向けMORISAWA PASSPORTを利用。
https://www.morisawa.co.jp/products/fonts/passport-for-education/
「MORISAWA PASSPORTアカデミック版契約者向け新書体サポートプログラム」について
MORISAWA PASSPORTアカデミック版には2024年度以降新書体が追加されない。現在、契約期間が残っているユーザーを対象に、2024年以降の新書体を利用するための方策として、Morisawa Fontsのライセンスに無償で切り替え対応を行う、新書体サポートプログラムを実施する。
■対象
MORISAWA PASSPORTアカデミック版が契約期間中であるユーザー
■利用期間
MORISAWA PASSPORTアカデミック版の契約満了日までの日数分
■手続き受付開始
2024年9月30日(月)
手続きの詳細は以下より
https://morisawafonts.com/plans/standard/nt-support-program-academic/
※Morisawa Fontsのライセンスに切り替える際は、対象PCからMORISAWA PASSPORTアカデミック版をアンインストールする必要がある。
※Morisawa Fontsは、MORISAWA PASSPORTアカデミック版と動作環境等が異なる製品である。切り替えを検討のユーザーは、事前に以下情報も確認のこと。
MORISAWA PASSPORTとの違い
https://mf-migration.morisawa.co.jp/hc/ja/articles/4403905471885
動作環境について
https://morisawafonts.com/system-requirements/
※MORISAWA PASSPORTアカデミック版の利用期間が終了された後、通常のMorisawa Fonts スタンダードプランを利用するには、新規契約の手続きが必要である(新規契約時は移行特典が利用可能)。
Morisawa Fontsについて
Morisawa Fontsはクラウド型のフォントサブスクリプションサービスである。 グラフィックデザイン、WebサイトやプロダクトのUI/UX、映像や動画といったモーショングラフィックスなど、さまざまなクリエイティブスタイルに必要なフォント環境を柔軟に提供する。 また、事業規模に応じたエンタープライズ要件に対応する機能も随時アップデートし、効率的なワークフローをサポートする。 さらに、日本国内だけでなく2024年3月にはシンガポールで販売開始するなど、国境をまたぐグローバルなクリエイティブワークにも対応している。
Morisawa Fontsのサービスサイト
https://morisawafonts.com/
●同件に関する問い合わせ先
https://support.morisawafonts.com/hc/ja/requests/new
SNSでも最新情報を公開している
X(旧Twitter):@Morisawa_JP
Facebook:@MorisawaJapan
※記載されている内容は、予告なく変更する場合がある。
※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標である。
2024.09.17
◆モリサワ デザインアワード「Design-1 グランプリ 2024」に協賛、 「デザインの必殺技」カードゲームをプレゼントするSNSコラボキャンペーンを実施
株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25、Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、株式会社NASU(代表取締役:前田高志、本社:大阪市、以下NASU)主催による新しいデザインアワード「Design-1 グランプリ(デザインワングランプリ)2024」に協賛する。これを記念し、NASUが運営するクリエイターコミュニティ「マエデ」が制作した人気のカードゲーム「Desig-win(デザウィン)」をプレゼントするSNSコラボキャンペーンを実施することになった。
Design-1 グランプリは、自分のデザインの引き出しに名前をつけた「デザインの必殺技」を募るデザインアワード。現場で活躍するデザイナーの価値と才能を発掘、可視化していく試みとして創設された。アワードのエントリー期間は2024年10月27日(日)までで、実際に使ってみたくなる魅力的な必殺技のアイデアを幅広い顧客から募集している。
「Design-1 グランプリ 2024」の応募要項は以下より
https://design-1gp.com/
SNSコラボキャンペーンについて
同アワードの協賛を記念して、応募期間中にモリサワ公式X(旧Twitter)をフォローし、対象のキャンペーン投稿をリポストしていただいた顧客の中から抽選で5名に、「デザインの必殺技」をカードゲームにしたユニークな製品「Desig-win」をプレゼントする。同社では応募を待っている。
キャンペーン賞品 デザインの必殺技カードゲーム「Desig-win」とは
「どんな人でも、デザインを遊んで学べるカードゲーム」である。デザインを構成する「カラー(色)」「レイアウト(構図)」「タイポグラフィー(文字)」「フィルター(世界観)」の4ジャンルから、計100種のデザインの必殺技が収録されており、大人から子どもまで、幅広い層が遊びながらデザインを学ぶことができる。
「Desig-win」の詳細は以下より
https://nasu.design/design/desigwin/
■キャンペーン概要
タイトル:デザインの必殺技カードゲームが当たる! モリサワ×デザワン コラボキャンペーン
期間:2024年9月17日(火)〜2024年9月29日(日)23:59
賞品および当選者数:カードゲーム「Desig-win」…5名
応募方法:
(1)モリサワ公式X(旧Twitter)アカウント
「@Morisawa_JP(https://x.com/Morisawa_JP)」をフォロー
※すでにフォロー済みの方は、追加の対応は不要である
(2)同キャンペーン対象の投稿をリポスト
当選者発表:キャンペーン期間終了後、当選された顧客にXのダイレクトメッセージにて当選通知を連絡する。
注意事項:
・応募した際に預かった個人情報の保護方針に関しては、同社プライバシーポリシー(https://www.morisawa.co.jp/privacy-policy/)を確認のうえ、応募すること。
・預かった個人情報は、当選の連絡および賞品の発送に使用する。
※賞品の画像は、実際にお送りするデザインと異なる場合がある。
※応募は、期間中1名1回限りとする。
※同キャンペーンについての連絡や発送に関して、連絡する場合がある。
※賞品の発送は2024年10月下旬を予定しているが、諸事情により遅れる場合がある。また、送付先は日本国内に限る。
※当選の連絡後、3日以内に正確な送付先などの必要な情報を提供されない場合、当選が無効となる。
※賞品発送の日時は指定できない。
※同キャンペーンによって生じたトラブルや損害に、株式会社モリサワは一切の責任を負わない。あらかじめ了承のこと。
※アカウントが非公開設定の顧客は、抽選の対象外である。また、今回のキャンペーンはリポストキャンペーンのため、引用ポストは抽選の対象外となる。
※賞品に不良がある場合を除き、返品・交換には応じかねない。また賞品に不良がある場合は、到着後7日以内に連絡を。
株式会社NASUについて
社名は「為せば成る」に由来。デザインとは「成す」こと。企業の本質を伝えビジネスを成功に導くデザイン会社である。表層的で好みに左右されてしまいがちな「おしゃれ」「かっこいい」だけではなく、あらゆる層にリーチし、思わず手に取りたくなる、遊び心ある「勝てるデザイン」を提供している。
詳細はこちら https://nasu.design/
●同件に関する問い合わせ
株式会社モリサワ 東京本社 コーポレート・ブランディング部 広報宣伝課
E-mail: pr@morisawa.co.jp
SNSでも最新情報を公開している
X(旧Twitter):@Morisawa_JP
Facebook:@MorisawaJapan
※記載されている内容は、予告なく変更する場合がある。
※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標である。